「赤と黒」愛したのは悪い男【感想・評価・レビュー】

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「俺には3つの名がある」

2010年にNHKと韓国SBSによる共同制作で、全17話で放送されたテレビドラマ『赤と黒』をご紹介します!

韓国でのタイトルは「ナップンナムジャ(悪い男)」。

主演はキム・ナムギル。「美人図」や善徳女王」で一躍トップスターに。残念ながら撮影途中で兵役のため降板し、全20話の予定が17話に短縮されました。

ヒロイン役には「太陽を抱く月」のハン・ガイン、ゴヌクの復讐相手の富豪の娘役にオ・ヨンス、チョン・ソミンなど、豪華な顔ぶれとなっています。また、「風の国~the land of wind~」でチンピラ役を演じたキム・ジェウクが御曹司役を演じ、流暢な日本語を披露しています。

それでは最後までお付き合いください!

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【あらすじ】

幼少時、ゴヌクは無理やり両親から引き離され、ヘシングループの後継者として引き取られます。しかしDNA鑑定で血縁ではないと判明して捨てられ、施設育ちに。人生を滅茶苦茶にしたヘシングループへ復讐を誓います。

ヘシングループ会長の長女として、会社のために政略結婚を受け入れたテラ。そして末娘モネには婚約者がいましたが、偶然出会ったゴヌクに心を奪われてしまいます。ゴヌクとの出会いを運命だと信じるモネと、ゴヌクを無視するテラ。

会長の妻であるシン夫人主催の美術展示会の準備をするジェイン。憧れのセレブ生活を手に入れるため、グループの次男テソンを狙います。ある日、ゴヌクと一緒にいる姿をジェインに見られてしまったモネは、とっさに兄のテソンだと嘘をついてしまいます。ゴヌクはあえてテソンのフリをし続けますが・・・。

【公式】「赤と黒」予告編

【みどころ】

3つの名を持つ男

両親が付けてくれたチェ・テソン、ヘシングループに引き取られた時のホン・テソン、仕方なく選んだシム・ゴヌク。物語はシム・ゴヌクから始まります。

優しい母と耳が不自由な父のもとで、チェ・テソンは暮らしていました。その父から、「本当の父親はソウルの大富豪で、テソンを捜している。チェ・テソンじゃなくホン・テソンだ。」と言われ、ヘシングループへと連れてこられました。父である会長には可愛がられましたが、母であるシン夫人には冷遇されながら、ホン・テソンとして暮らします。その後、DNA鑑定で本物のテソンではないと判明し、追い出されます。それと同時にもう1人のテソンがホン家に来ました。その後行き場のないゴヌクは、施設で育ちます。成長し、シム・ゴヌクとしてスタントマンをしながら、ヘシングループへの復讐心を燃やしています。

身分証明とかどうなってるんでしょう?生きていく中で何度も必要となるものですが、日本とは違うのでしょうか?

ジェインとの出会い

済州島で撮影のエキストラと間違われたのが、ゴヌクとジェインの最初の出会いでした。その後、ヘシングループの御曹司ホン・テソンだと勘違いしたジェインは、偶然を装ってゴヌクに接触。勘違いさせたまま会ううちに、ジェインに惹かれていくゴヌク。

しかしテソンじゃないとわかったジェインは怒り、後にわかった本物の御曹司テソンとうまく行くようにチャンスを作ったりします。しかしジェインが相談すると、あまりいい返答はしません。ゴヌクは愛情と憎しみの間で葛藤しています。

何とも言えない感じですね。ゴヌクがなぜジェインに惹かれたのか良くわかりません。

悲しい復讐

人生を滅茶苦茶にしたヘシングループへの復讐を誓ったゴヌク。会長の娘に近付き、御曹司に近付き、会長に近付き、あと一歩というところで重大な事実が判明します。これまでの人生を後悔するほどの事実・・・。復讐のために近付いて騙したテラやモネに対し、罪悪感と申し訳なさでいっぱいになります。

ここで明かすのは野暮なので、書きたいけど伏せておきます!



【登場人物(キャスト)】

シム・ゴヌク(キム・ナムギル)

人生を狂わせたヘシングループに復讐を誓う。育ての両親のもとでチェ・テソンとして暮らしていたが、ヘシングループに引き取られホン・テソンとして過ごす。その後ホン家を追い出され施設で育つ。成長してシム・ゴヌクとしてスタントマンをしながらヘシングループに近付き、信頼を得てテソンの秘書になる。実は本物のテソン。

ムン・ジェイン(ハン・ガイン)

ヘシングループのシン夫人が経営するギャラリーディディンでアートコンサルタントとして勤務。その関係で、モネとも仲がいい。恋人にこっぴどく振られ、玉の輿を狙って御曹司テソンに近付くが、ゴヌクをテソンと勘違い。後に本物のテソンに近付く。

ホン・テソン(キム・ジェウク)

ヘシングループの次男。ゴヌクが追い出されると同時にホン家に入った本物のテソン。放蕩息子で家族内でも問題児扱いされていたが、事業を任されてその才を発揮。ジェインに惹かれるが、ゴヌクと親密なことに嫉妬する。母の愛情に飢え、ジェインにそこを利用される。実は会長の血を引いていなかった。

その他の登場人物

<ヘシングループ>

ホン会長・・・ヘシングループ会長。

シン夫人・・・会長の妻。

テラ・・・長女。

モネ・・・次女。

テギョン・・・長男。

キム室長・・・会長の秘書。

ウン部長・・・ホン家の執事。

ジェフン・・・テラの夫。

ソダム・・・テラとジェフンの娘。

カン・ユンチョル・・・投資顧問。

<その他>

クァク班長・・・東部警察署の刑事。

イ刑事・・・クァク班長と組んでいる東部警察署の刑事。

ソニョン・・・テソンの元恋人。施設で一緒に育ったゴヌクと姉弟のように暮らしていた。

ウォニン・・・ジェインの妹。

龍先生・・・日本のガラス工芸家。ガラスの仮面の作者。

あらすじ・ネタバレ一覧

「赤と黒」あらすじ・ネタバレ①

「赤と黒」あらすじ・ネタバレ②

「赤と黒」あらすじ・ネタバレ③

「赤と黒」あらすじ・ネタバレ④

「赤と黒」あらすじ・ネタバレ⑤

「赤と黒」あらすじ・ネタバレ⑥

【感想・評価】

韓国ドラマにはほとんどと言っていいほど出てくるのではないでしょうか、大富豪家族。「かくれんぼ」でもそうでしたが、何でもお金で解決するというイメージがあります。やっぱり復讐は何も生まないのです。でも自分が同じ立場になったら、復讐したいと思うかもしれません。

日韓共同制作ということで、日本でも撮影されていたのですが、ほぼ韓国ドラマです。日本でガラス工芸家として豊原功補が出演していたぐらい。後は完全にモブでした。メインの3人が日本へ来て、日本語を披露していましたが、大変だったろうなと思います。キム・ジェウクは幼少期日本に住んでいたようで、ネイティブ並みです。ちなみにジェインの妹ウォニンを演じたシム・ウンギョンが、子役時代に出演した「ファン・ジニ」もぜひご覧になってください!

最後に私がこのドラマを見た理由・・・もちろん主演のキム・ナムギルです!「善徳女王」で完全に堕ちました。本作では悲壮感漂う演技が多かったですが、これもまた良かった。むしろこういう役が似合うんじゃ・・・。私が泣き顔好きなだけですが。

悲しい復讐劇の「赤と黒」はオススメ度「★★★」

それでは最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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