実在した朝鮮王朝最高の芸妓「ファン・ジニ」【感想・評価・レビュー】

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韓国ドラマ ファン・ジニ/DVD-BOX

悲恋の苦しみから芸を究める道へ

2006年に韓国KBSで全24話で放送され、日本では2008年~2009年にかけてNHKにて放送された。

実在したと言われる妓生(キーセン、芸妓)ファン・ジニを「チェオクの剣」のハ・ジウォン主演で描く歴史大作『ファン・ジニ』をご紹介します!

その人生は映画、ドラマ、オペラ、多くの小説の題材となり、神話的にさえなった、朝鮮王朝最高の芸妓と謳われるファン・ジニ。

彼女はどんな人生を送ったのでしょうか?

若かりし頃のチャン・グンソク(当時19歳)もファン・ジニの初恋相手として出演しています!

※朝鮮王朝時代の身分制度をまとめた記事はこちら。

それでは最後までお付き合いください!

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【あらすじ】

16世紀中宗(チュンジョン)の時代。朝鮮王朝は厳格な身分制度があり、「両班(ヤンバン、貴族階級)の子は両班、妓生(キーセン、奴隷階級)の子は妓生」と法で定められていた。

ファン・ジニは、両班の父と妓生の母の間に生まれた。妓生の娘は妓生になる運命。

妓生は低い身分だったが、両班を相手にする芸妓であったため、高い学識と、高度な芸の腕が必要だった。

自分と同じ道を歩ませたくないジニの母は、ジニが幼い頃から寺に預けて隠していた。

しかし、ジニは母を探すために寺を抜け出し、偶然教坊(キョウバン、妓生の養成所)で見かけた妓生の美しい舞に魅了されてしまう。

真似て舞っていたところを、教坊の行首(ヘンス、妓生の長)ペクムの目に留まり誘われる。

その教坊にいた母の反対を押し切り、妓生の世界へ・・・。

天性の舞や詩、音楽の才能とその美貌で、両班から王まで数々の男達を魅了していく。

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【みどころ】

2度の悲恋

ジニがまだ妓生の下積みをしていたとき、偶然出会ったキム・ウノと出会い、恋に落ちる。

2人は身分違いだったため、その恋は叶うことなく、ウノの死によって終わる。

その後、売れっ子の妓生となり、キム・ジョンハンと出会い、恋に落ちる。

これまた身分違いだったが、駆け落ちして3年後捕まって別れることになる。

ジニ役のハ・ジウォンとウノ役のチャン・グンソクはなんと9歳差!それを感じさせない初々しく悲しい初恋は、最後まで心に残りました。

最後は大人の恋でした。最後と言っても2人目なんですけどね・・・。

将来有望の高官ジョンハンと、唯一無二の妓生ジニなので、だーれも応援してくれません。どうにかして引き離そうとします。

好きにさせてあげて!邪魔しないで!

いつも邪魔する『身分制度』

韓国歴史ドラマには付き物の「身分制度」。

頂点に王様がいて、その下に王族、両班(ヤンバン)中人(チュンイン)常民(サンミン)賎民(チョンミン)と続きます。

両班は貴族階級で、科挙という官僚登用の為の試験を受けることができ、官職や儒教の学者になります。

中人は、科挙の受験資格を持ち、低い官職の役人、医者や技術者などになります。ここでは金銭がモノを言います。お金があれば教育を受けられますからね。

常民は、農業・工業・商業などに携わる一般的な庶民です。原則として勉学の道を歩むことは禁止されており、科挙の受験資格もありません。

最後に、最下層にいる賎民。奴婢(ぬひ、奴隷)、芸人、妓生、巫女などが該当し、動物の屠殺等に携わる人もいました。奴婢の場合は、父母のどちらかが奴婢なら、子供も奴婢。また、一度その籍に入ってしまうと抜け出すことができず、売買・相続・贈与の対象とされました。

両班はまさに上級国民。賤民に対して何をしても無罪です。

今じゃ許されませんよね!!!許されちゃいけません。

ファン・ジニの遺言

ある青年がファン・ジニに恋したが、身分の違いから叶わないことを悟り自殺。

その青年の遺体を棺に入れて墓場まで台車で運ぶ際に、ジニの家の前で止まった。

それを聞いたジニが自分の服を棺にかけると、動かなかった棺が動き始めたという。

この事を機に、妓生になったと言われている。

自分のような女性が出ないように「自分が死んだら死体を棺に入れず、蟻やトンビの餌にして、女性たちの戒めとするように」と遺したと言われている。

本作では、チャン・グンソクがその青年を演じています。

身分制度と戦う覚悟をした矢先に、病に倒れてしまいますが、親より先に死ぬ親不孝者ということで、きちんと送り出してもらえませんでした。

その道中で、教坊(きょうばん、妓生の養成所)の前で動かなくなってしまった棺に、ジニが声をかけながら着ていたチマをかけると動き出しました。

このシーンは涙なしでは見られませんでした。



【主要人物(キャスト)】

ファン・ジニ(ハ・ジウォン/子役シム・ウンギョン)

幼少より舞の才能があり、教坊(妓生の養成所)の外で真似をして踊っていたところ、ペクムの目に留まり妓生の世界へ。

舞の足の運びを研究したり、一人最後まで舞の稽古をするなどかなりの努力家。

舞だけでなく詩の才能もある。

妓生の下積みをしていたとき、偶然両班のウノと出会い互いに惹かれ合う。

妓名は明月(ミョンウォル)。美貌とコムンゴの名人として評判になる。

ペクム(キム・ヨンエ)

ファン・ジニの師匠。松都(ソンド)教坊の行首(ヘンス、教坊の長)。

幼少期のジニをひと目見て舞の才能があることを見抜き妓生の世界へと誘う。

現役時代は舞に関しては朝鮮一と言われ、最高難度の舞である「鶴の舞」をただ一人伝授された。

ジニを朝鮮一の妓生に育て上げ、「鶴の舞」を伝授しようとしていた。

キム・ウノ(チャン・グンソク)

両班(ヤンバン、貴族)の子息でファン・ジニの初恋相手。

親が決めた許嫁がいるが、ジニと身分違いの恋に落ちる。

身分によって人の優劣が決められる法と戦う覚悟を持っているが、病に冒され亡くなる。

キム・ジョンハン(キム・ジェウォン)

礼曹判書(イェジョパンソ、政府高官)。

王の信頼も厚いが官職を離れ、放浪中にミョンウォルと出会い惹かれていく。

やがて、ミョンウォルと3年間逃避行を続けるが、捕らえられ、車裂きの刑を言い渡される。

ミョンウォルの決死の行動で、王の怒りも解かれ復職するが、ミョンウォルを忘れられないでいる。

あらすじ・ネタバレ一覧

「ファン・ジニ」登場人物まとめ

「ファン・ジニ」あらすじ・ネタバレ①

「ファン・ジニ」あらすじ・ネタバレ②

「ファン・ジニ」あらすじ・ネタバレ③

「ファン・ジニ」あらすじ・ネタバレ④

「ファン・ジニ」あらすじ・ネタバレ⑤

「ファン・ジニ」あらすじ・ネタバレ⑥

「ファン・ジニ」あらすじ・ネタバレ⑦

「ファン・ジニ」あらすじ・ネタバレ⑧

【感想・評価】

全24話と、韓国歴史ドラマにしては短いので、長~いドラマに疲れた人にオススメできる作品です。

芸術、学識、美貌とすべてを持っている女性ほど、恋愛においては報われないことが多いですね。

厳しい身分制度に泣いた人は少なくないはず・・・。本当に良い時代になりました。

逃亡生活の3年間は本当に幸せそうだったのに、やっぱり捕まってしまうのね。わかってはいたけどさ・・・。

女性はスパッと過去を切って次の道に進むけど、男性は引きずってしまうのが本作でも描かれていました。切ないね・・・。

2度の悲恋を乗り越えて芸の道を究めることを選んだジニに感服!

生まれ変わって結ばれていることを願いつつオススメ度「★★★」

次の作品をお探しの方には「七日の王妃」がオススメ!

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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