「ファン・ジニ」あらすじ・ネタバレ③7話~9話

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実在した朝鮮王朝最高の芸妓「ファン・ジニ」のあらすじ・ネタバレをご紹介します。今回は「ファン・ジニ」あらすじ・ネタバレ②の続きです。人物紹介はコチラ

厳しい身分制度によって、人生でたった2度の恋は叶わず、芸の道を究めた女性ファン・ジニの人生を描いた物語です。

※朝鮮王朝時代の身分制度をまとめた記事はこちら。

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【あらすじ】

チニはペクムに、妓生にはならず下働きの水汲みになると告げます。「心を守りたい」と言うチニに、ペクムが勝負を持ち掛けます。近々催される宴でチニが誰かの目に留まったら髪飾りを渡す。それは体を許すという水揚げの合図。もしウノがその人から髪飾りを奪い取ったら、チニの好きなようにさせると約束します。ペクムは2人の愛がどれほどのものか見たかったのです。

一方ウノは、使用人の格好をし、いつもトクパルがしている仕事に挑戦します。ある日、ヒョングムとオムスがウノに会いに行きます。そこでチニが水揚げすると聞いたウノは、命を懸けても両親を説得すると言います。黙って話を聞いていたヒョングムは、ウノの真心を知り安心します。その後チニに会いに行ったウノは、チニは特別修練中で、水揚げが終わるまでは会えないとタンシムから聞かされます。一晩中修練するチニに、ペクムの指導にも熱が入ります。

『愛は結ばれれば良し、壊れれば尚良し』

メヒャンが開いた宴では舞には触れず、舞に使われた船が1番だったと厳しく評価したピョクケス。プヨンは水揚げのため、ピョクケスのもとへ行きますが、そこでピョクケスの怒りを買い、水揚げを拒否されてしまいます。

一方、水揚げの宴まで時間がなく、両親の説得を諦めたウノは、チョン長官の元へ嘆願書を持っていきます。その内容は、法に背いてでもチニと結婚するというもの。命を懸ける覚悟のウノに、あくまでチニは妾で、娘であるカウンと結婚するようにチョン長官は言います。愛のない結婚を拒否するウノに困り果てたチョン長官は、邪魔なチニを排除しようとします。しかしペクムがチョン長官を説得。その後チョン長官は、ウノに父を説得するよう促して都に向かわせ、その隙に宴を早めることに・・・。

『私の心は1人にしか向けられません』

水揚げを控え、育った寺を訪れたチニは、お世話になった僧侶に、"明月(ミョンウォル)"という妓名を提案されます。

水揚げを拒否されたプヨンに、メヒャンはもう1度チャンスを与えます。しかし相手は高官ではなく、年老いた下男。どん底から這い上がれというメヒャンの言葉に、泣く泣く部屋へ戻ります。一方、ペクムの松都教坊では、水揚げの宴が近付くにつれ、童妓たちの不安は大きくなっています。そして宴の前夜、ソムソムは自らの命を絶ってしまいます。

宴の日、ペクムは2本の剣を用意していました。1人の童妓を複数人が気に入ったときのため。チニがコムンゴを披露すると、ウノの父キム判書が大変感銘し、水揚げを申し出てきます。チニが髪飾りを渡そうとしたその時、都から駆けつけたウノが割って入ります。ペクムから剣を渡されたウノは、皆に責められ、結局剣を抜くことは出来ません。チニはペクムとの勝負に負けてしまいます。

その夜、美しく着飾った童妓たちは、それぞれ水揚げの相手が待つ部屋へ。その時、母ヒョングムがチニとキム判書の座敷に来て、眠り薬入りの酒を飲ませます。明日の朝まで目を覚まさないから、今夜中にウノと一緒に町を出るよう促します。チニは教坊を抜け、どしゃ降りの雨の中ウノを待ちます。一方ウノは、オムスに同じことを言われ、母への置手紙を書いていました。しかし母に気付かれ足止めされます。ペクムに脅されたタンシムが、ウノの母に伝えてしまったのです。命を賭して止める母に、やはりウノはどうすることもできませんでした。トクパルからそれを聞いたオムスが、チニを迎えに行きます。

一晩中雨に打たれたウノは、吐血して意識を失ってしまいます。目を覚ましたウノは、フラフラの体で教坊へ行くと、ちょうどチニが出てきます。チニから指輪を返されたウノは、想いを伝えたことを後悔します。最初から諦めていれば、チニを苦しませることもなかった・・・。一方下働きをするチニは、ウノを突き放しながらもまだ忘れられずにいました。

ウノの病状は日に日に悪化する一方。死期が近いことをわかっているウノは、トクパルに背負ってもらい、チニと会っていた東屋へ行きます。そこでチニを想いながら、ウノは短い生涯を終えます。親より先に逝く親不孝者だと、葬儀さえ出してもらえず、下男のトクパルたちによって葬られます。しかし、棺を乗せた荷台が教房の前でまったく動かなくなります。それを見たタンシムがチニを呼びに行こうとするのをペクムが止めます。そこであの夜、ペクムがタンシムを使ってウノの母に知らせたことを初めて知るチニ。ウノの棺にチニが手を添えて声を掛け、着ていたチマを棺に置くと、動かなかった荷台が動き始めます。ウノを見送り、チニの初恋は終わりました。翌朝、誰も部屋から出てきません。ペクムが扉を開けると、童妓たちは喪服を着て座っています。競演には参加せず、喪に服すと。

『初恋でした。そして最後の恋です。』



【感想・評価】

ウノーーー!!!!!まさか死んじゃうなんて・・・涙なしでは見られません。もうこのドラマのピークだったんじゃないでしょうか。でもまだ9話なんですよ。前半が終わったというところです。脚色を混ぜたノンフィクションらしいですが、ウノが安らかに眠っていることを祈りましょう。

次からはチニが妓生として世の男たちを手玉に取っている姿が見られるのでしょうか?

続きは「ファン・ジニ」あらすじ・ネタバレ④へ!

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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