宮中で生き残る方法は、ふたつ『王になった男』感想・評価・レビュー

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韓国ドラマ 王になった男/DVD-BOX

王の影武者になった道化師

2019年にTvNで全16話で放送された韓国ドラマ『王になった男』をご紹介します!

イ・ビョンホン主演で日本でも2013年に公開され大ヒットとなった映画「王になった男」を、ヨ・ジング主演でドラマ化。映画版では描かれなかった、王と道化師ハソン、王妃ソウンのラブロマンスも描かれています。

主演のヨ・ジングは子役出身で、「イルジメ~一枝梅~」や「太陽を抱く月」に出演していた時とは違い、成長した大人の俳優の演技で魅せてくれます。

王妃役をイ・セヨン、王に仕えるチョ内官役を映画から引き続きチャン・グァンが演じています。ちなみに王の父親役で「推奴~チュノ~」のチャン・ヒョクが友情出演して話題になりました。

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それでは最後までお付き合いください!

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『王になった男』のあらすじ

妹たちと共に芸を披露しながら全国を旅していた道化師のハソン。漢陽(ハニャン)で王のイ・ホンを揶揄する芸を見せていたハソンは、なんと王に瓜二つ!

父の崩御後、王位についたイ・ホンは、暗殺の恐怖に怯え、自分を守る方法を見つけるよう、側近イ・ギュに指示していました。ハソンを見て影武者を思いついたイ・ギュは、ハソンを宮廷に連れてきます。一度は逃げ出すハソンでしたが、次第に本当の王になって世の中を変えたいと思うように。

一方、王妃のソウンは、変わってしまった冷酷な王から距離を置いていましたが、ある日突然優しくなった王に戸惑いつつも、次第に惹かれていき…。

『王になった男』11/5(木)独占配信スタート 予告編

みどころ

王の影武者になった道化師

父である王が崩御し、世子(セジャ、次期国王)だったイ・ホンが王位につきます。父は死の間際、イ・ホンが王位を継ぐのは不本意だが、幼い弟キョンイン大君(テグン、王の息子)を守るよう告げて息を引き取りました。

王となったイ・ホンは、父である先王に仕えていた人たちを、幼い弟を持ち上げる逆賊として処罰し始めます。その一方で、暗殺の恐怖に怯え、自分を守る方法を見つけるよう、側近である都承旨(トスンジ、王の秘書)イ・ギュに命じます。

ある日、町で王を笑いものにする芸を披露しているハソンを見たイ・ギュは、仮面を取った顔を見て驚愕。なんと王と瓜二つだったのです。そこでイ・ギュは、ハソンを影武者にたてることを思いつき、宮殿へ連れてきます。

宮中で生き残る方法はふたつ。相手の息の根を止めるか、徹底的に目を背けるか。ハソンが選んだのは…?

いくら似ていても気付きそうなものですが、王様の顔をまじまじと見る人はいなかったのかもしれませんね。不敬と言われそうですし。

映画では描かれなかったラブロマンス

冷酷な王に心を閉ざし、距離を置いていた王妃ソウン。

しかしある日、襲い掛かった猟犬から守ってくれたことから、次第に心を開いていきます。その後、王妃による側室暗殺のでっち上げから守り、民が使う言葉を勉強し、心優しい王に惹かれて眠っている王に想いを告白。しかしそれは王に対してであって、王のフリをしている自分ではないと気付いたハソンは苦悩。

その後も徐々に距離が近づくハソンと王妃ですが、王は嫉妬し、ハソンの始末を命じ、王妃を廃位しようとします。これまでと違うことに互いに戸惑う王と王妃ですが…。

映画では元に戻って終わりましたが、ドラマでは王になりかわります。それを知った王妃は一旦は離れてしまいますが、ハソンが迎えに行き…。

仲睦まじく暮らす2人を待つのは…?

二役を演じる主演のヨ・ジング

イルジメ~一枝梅」で主人公の子供時代を演じていたのが、ヨ・ジングを初めて見た作品でした。ハッキリとした顔立ちに、大人顔負けの演技。

無邪気で可愛らしい両班のご子息から、父が謀反の罪を着せられ、母と姉は捕まり、みすぼらしい恰好をして逃げ延びる可哀想な子供に。その表情の変化が本当に素晴らしいものでした。

その後は「太陽を抱く月」で少し成長した姿が見られ、その演技力には磨きがかかり、好きな相手と結婚して幸せの絶頂から、引き裂かれた悲壮に満ちて泣き叫ぶ姿は圧巻。

順調な成長を見せたヨ・ジングが、ついに主演。これは見ずにはいられない!と見始めました。冷酷な王と陽気な男前の芸人の二役を演じ、結果、立派な俳優としてのヨ・ジングが見られて大満足!今後も期待大!

 

主要人物(キャスト)

ハソン(ヨ・ジング)・・・道化師。王様と瓜二つの容姿を持ち、王の影武者役に。

イ・ホン(ヨ・ジング)・・・王。暗殺に怯える日々を過ごし、心身ともに病んでいる。

ユ・ソウン(イ・セヨン)・・・民を大切に思う心優しい王妃。

イ・ギュ(キム・サンギュン)・・・都承旨(トスンジ)。イ・ホンと瓜二つのハソンを見つけ、王の影武者に仕立てることを思いつく。

感想・評価・レビュー

いやぁキュンキュンしましたね。映画では恋愛まで発展するシーンはありませんでしたが、ドラマ化で時間的に余裕もできてのロマンス劇場!

本物の王様は王妃を愛していたんでしょうか?そして史実の王様が本当は入れ替わっていたとしたら…?歴史に残る人の中には影武者をたてていた人も少なからずいたようだし、本物になりかわった影武者が本当にいたのかもしれない!

大ヒット映画のリメイクドラマ『王になった男』はオススメ度「★★★★」

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最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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