この世界の禁忌、大人の事情
2016年のコメディ・パロディドラマ『勇者ヨシヒコと導かれし七人』をご紹介します！
2011年の「勇者ヨシヒコと魔王の城」の続編、2012年の「勇者ヨシヒコと悪霊の鍵」の続編で、勇者ヨシヒコシリーズの第三章となり、これまで同様「70%くらいのモチベーション」で製作されました。
主演は引き続き山田孝之。続いて宅麻伸、木南晴夏、ムロツヨシ、佐藤二郎。毎回豪華キャストが出演。
予算の少ない冒険活劇、それでは最後までお付き合いください！
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『勇者ヨシヒコと導かれし七人』のあらすじ
勇者ヨシヒコが暗黒の神デスタークを倒してから数百年。
今度は天空の魔王によって、世界は再び闇に包まれていた。仏の力で再び復活し、天空の魔王を倒すよう告げられた勇者一行。
魔王の弱点7つすべてを攻撃しなければ倒すことはできず、それぞれ運命づけられた人間だけが攻撃できる。勇者ヨシヒコ一行は運命の7戦士を探し出し、魔王を倒して世界の平和を取り戻すことができるのか…？
みどころ
今度の勇者一行は、ひと味違う
第三章ともなるとマンネリ化してしまうものです。しかし勇者ヨシヒコシリーズは新しいパロディをねじ込んできました。
ヨシヒコは、左腕に生命体ヒダリーが寄生したり、”許可的に難しい”緑の弟がいるファミコンゲームの主人公赤の男になるも全身モザイク、赤いジャケットに拳銃を持った有名怪盗の孫になったり、犬に転職したり、鈴蘭のてっぺんを取りそうな黒勇者などなど。
ダンジョーは竹刀を持って学校の先生になり、ムラサキは有名歌劇団の演目の準主人公になって歌い踊り、メレブは花沢類になりきれず清掃員になり、ヨシヒコの妹ヒサは相変わらず毎回違う恰好をしてラストに登場。
本当に飽きない！色々ぶっこんできましたね。
さらに豪華になったゲスト
【第1話 カボイの村・4年をへて伝説の勇者再始動! 倒せ天空の魔王!!】
・中井和哉（声）・・・魔王バルザス。真のボスではなく、仏曰く「知事」に当たる存在。
・菅田将暉・・・背後から忍者に狙われているがまったく気づかず、倒されてやっと気付いた。ムラサキの問いに答えようとした瞬間、空気を読まないヨシヒコに斬られる。
・鎌倉太郎・・・神父。
【第2話 カルバドの村・闇にうごめく死人…カルバド村でパーティー解散!?】
・滝藤賢一・・・ゾンビ処理係。緑の玉を持つ「導かれし玉人」の一人。
・片岡愛之助・・・ゾンビ化した人間を噛み付いて治すことができる「噛みの神」だが、自身もゾンビ化していた。
・手島優・・・噛みの神の彼女。ゾンビ。
【第3話 エフエフの村・新たなシステム!? エフエフ村で新戦士と共闘せよ!!】
・渡辺いっけい・・・盗賊。戦闘中、弟からレンタルビデオの延滞を知らされ、延滞料が高額になっていると知り撤退。
・太賀・・・兄にレンタルビデオの延滞を知らせた。
・城田優・・・FF風スタイリッシュな戦士ヴァリー。青の玉を持つ「導かれし玉人」の一人。
・平山祐介・・・ヴァリーの仲間バッシア。スタイリッシュなモンク。
・石田ニコル・・・ヴァリーの仲間アーシュ。スタイリッシュな白魔道士。
・水田航生・・・ヴァリーの仲間バルフロア。スタイリッシュな黒魔道士。
・野村啓介・・・有名ファミコンゲームの緑の弟。全身モザイク。
・中川翔子・・・ヒサの変身後。
【第4話 サラゴナの村・勇者求婚サラゴナ村の眠り姫!? 救いの涙は魔物の涙】
・富澤たけし・・・現れる予定だった盗賊の前説担当。盗賊が出やすいよう、一連の段取りや流れ（自己紹介～合いの手～敗北宣言～土下座）を丁寧に説明したが、痺れを切らしたダンジョーにいざないの剣で斬られる。
・大和田伸也・・・村の王。病で眠り続けている娘フロリアを目覚めさせるため、北の山の「魔物の涙」を手に入れた者をフロリアと結婚させると宣言。
・山本美月・・・村の王の娘フロリア。ピンクの玉を持つ「導かれし玉人」の一人。ヨシヒコと結婚する土壇場でラクトルに乗り換えた。
・酒井美紀・・・フロリアを眠らせた魔女。メレブとダンジョーに倒される。
・ガリガリガリクソン・・・フロリアと結婚する村の青年ラクトル。
・林家パー子・・・ヒサの変身後。
【第5話 ダシュウの村・ダシュウ村と5人の神々!! 史上最強に危ない冒険!?】
・鈴木浩介・・・特徴がない普通の盗賊。メレブに諭されて撤退。
・ホリ・・・バンドのリーダー、ジョウ。
・マギー・・・「助けの神」テレアーサ。
・鎌倉太郎・・・テレアーサの部下。
・柄本時生・・・某TV局？バナナ風の被り物と黄色いタイツの、仏が勇者一行に頼っていいと言った唯一の神テレート。ニッテレンに一撃で粉砕された。
・徳光和夫・・・某TV局？村の守り神ニッテレン。黄色の玉を持つ「導かれし玉人」の一人。
・とにかく明るい安村・・・ヒサの変身後。
【第6話 ウガスの村・絶体絶命ウガス村は全員盗賊!! 光の玉を奪いし美女】
・間宮祥太朗・・・盗賊。かなり強いが残りHP1で、転んで死亡。
・高嶋政宏・・・村のリーダーで、オレンジの玉を持つ「導かれし玉人」の一人。
・中村静香、橋沢進一・・・「なんでも盗める代わりに男とキスできない体になる」という魔法をかけられていた女盗賊。正体は男。
（・NO MORE 映画泥棒・・・怪盗風のメンバー。）
（・銭形警部・・・赤いジャケットを着た泥棒を追っている警部。）
・山村紅葉・・・ヒサの変身後。
【第7話 ミュジコの村・ミュジコ村の旋律…芸術の神に守られし村の秘密!?】
・やべきょうすけ・・・南国旅行のチェックイン前に襲いかかった盗賊。置引きを警戒して戦闘中もキャリーバッグを離さない。チェックインに間に合わなくなるため撤退。
・壮一帆・・・レオパルドの部下。アンドレ役のムラサキの相手役オスケル。実は魔物。
・新妻聖子・・・レオパルドの部下。実は魔物。
・大地真央・・・村のリーダー、レオパルド。赤の玉を持つ「導かれし玉人」の一人。歌と踊りの好きな魔物たちによって姿を変えられていた「ひとみ」という関西人風の中年女性。
・木根尚登・・・ヒサの変身後。
・宇都宮隆・・・変身したヒサを追う。
【第8話 バボルの村・バボルの村で勇者交代…ダーマで転職ミスの危機!!】
・片瀬那奈・・・セレブ風の高飛車な女盗賊。薙刀の先生を呼んでその場で指導を受け始め、面倒臭くなって帰っていった。
・鎌倉太郎・・・薙刀の先生。
・内田朝陽・・・いつもの仏（4号）の代理で現れた仏。
・川久保拓司・・・『勇者ヨシヒコと魔王の城』でヨシヒコの代わりに勇者になった元遊び人ポンジ。「スーパースター」に転職していた。相変わらず泥NG、歩きNG。
・山田孝之・・・ヨシヒコが犬に転職した時に出会った桃太郎。
・柳楽優弥・・・サル。
・若葉竜也・・・キジ。
・鎌倉太郎・・・浦島太郎。
・副島淳・・・犬ヨシヒコを「お父さん」と呼ぶ。
・山下真司・・・村長。
・コージー冨田・・・ヒサの変身後。
【第9話 キャパスの村・キャパス村で勇者覚醒!! ピュアな玉人と恋】
・蛭子能収・・・村長（校長）になった元仏。
・川栄李奈・・・紫の玉を体内に持つ「導かれし玉人」の一人。アイドルグループ「ルージュ」を結成。
・小関裕太・・・イケメンで金持ち。実は魔物。
・ HKT48（村重杏奈、本村碧唯、森保まどか、秋吉優花、松岡菜摘、松岡はな、宮脇咲良）・・・「ルージュ」のメンバー。
【第10話 天空城・天空城の奇妙な案内人…試練の扉と絶望のループ!!】
・小堺一機・・・天空城を管理している天空人。
【第11話 大神殿・魔王目前迷宮に眠る最強装備を入手せよ!!】
・池谷のぶえ・・・魔王大神殿の内部にある宿屋の女主人、徹子。
・小桜エツコ（声）・・・有名なネコの妖怪キラーキャット。魔王大神殿の内部にある「トドメの剣」の入った宝箱の番人。
【最終話 大神殿・死闘開始…最強の魔王降臨】
・堤真一・・・天空の魔王ゲルゾーマ。第3形態まである。
本当に予算少ないの…？
残念なところ
シリーズ化した第3弾でもやっぱり面白い。
あえて残念なところを挙げるとすれば、シリーズ化されたことによって、オープニングがかっこよくなり、ゲストも豪華で多くなっていること。
でもそれがまた良いところでもあります。内容的にもストーリー展開的にもさほど変わらないのにやっぱり面白い。
結果、残念なところを探すのが難しいのが残念なところ…。
登場人物（キャスト）
ヨシヒコ（山田孝之）
かつて魔王ガリアス、暗黒の神デスタークを倒した伝説の勇者。やはり空気は読まず、肉眼で仏を見る事ができず、赤いゴーグルを使用。しかし4号以外の仏は肉眼で見える。お約束の魔王討伐放棄からの仕切り直しも健在。
アクシデントで「犬」に転職。
戦わずにエンディングを迎える方法を模索した結果、全てがゲームの中の出来事だと思い込んで現実逃避。仏ビームで元に戻された後、仲間全員の犠牲もありながらゲルゾーマを倒す。
ダンジョー（宅麻伸）
熱血漢でテンション高めの戦士。復活費用は高額。可愛い動物に弱く、脱線するヨシヒコのストッパー。しかしヨシヒコは話を聞かず突っ走るため諦めている。強い戦士の証である「もみあげ」を盗まれる。
「バトルマスター」に転職。炎の刃で魔王ゲルゾーマの上半身を両断するが再生され、反撃を受けて死亡。
ムラサキ（木南晴夏）
気が強くて口が悪い村娘。復活費用は高騰。貧乳がコンプレックス。ゾンビに噛まれてゾンビ化しても、ハイテンションで能天気。
再度「魔法使い」に転職。「賢者の石」を手に入れ、全ての呪文を修得。魔王ゲルゾーマにメラゾーマを放つも効かず、反撃を受けて死亡。
メレブ（ムロツヨシ）
役に立たない呪文を得意とする魔法使い。復活費用は格安から無料に。ツッコミ役で1番の常識人。口元のホクロをバカにされると怒る金髪きのこ頭。
「賢者」に転職し、魔王ゲルゾーマにフタメガンテを唱えるも全く効かず、反撃を受けて死亡。
仏（佐藤二郎）
いい加減で胡散臭い。ダジャレが多く、おふざけが過ぎる。都合が悪いときは責任逃れのためほとんど出てこない。相変わらず自分発信の登場ではなく、食事中だったり不倫に関する釈明会見だったり…。
実は学歴詐称、「下界コンサルタント」無資格者で、バレても開き直る。不祥事の責任で、4号から8号に降格。
魔王討伐の際、スケジュールの都合で7人の玉人を召喚できず、現実逃避したヨシヒコに仏ビーム。最終決戦後はヨシヒコを元の時代に戻した。
感想・評価・レビュー
相変わらずの鎌倉太郎。ひとり何役やってるんでしょうか。1作目に出たポンジも出てきてウザさ全開！むしろ増してた。
ゴールデンじゃなかったので知る人ぞ知る…かと思いきや、3作目ともなれば知っている人も多かったですね。
バカバカしさ、安っぽさ、魔王討伐という最終目標はあるものの1話完結、30分という短さ、話を理解しようと集中して見る必要もない、何と言っても面白い！
子供向けではないですが、青年～中年ぐらいまでは楽しめるのではないでしょうか。
さすがに続編はない…？『勇者ヨシヒコと導かれし七人』はオススメ度「★★★★★」
最後までお付き合いいただきありがとうございました！
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