名乗り出た、美しすぎる殺人犯 韓国映画『殺人の告白』【感想・評価・レビュー】

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最後の犯罪ショーの始まりだ!

2012年の韓国サスペンス映画『殺人の告白』をご紹介します!

日本では2017年に藤原竜也主演で「22年目の告白-私が殺人犯です-」としてリメイクされています。

「王女の男」「検事プリンセス」のパク・シフ主演。時効後に殺人を告白する本を出版し、その見た目も相まってスターになる主人公イ・ドゥソクを演じています。

韓国映画ならではのカーアクションも見どころの1つです!

それでは最後までお付き合いください!

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【あらすじ】

10人の女性が殺害された連谷(ヨンゴク)殺人事件。その17年後、事件の全容を克明に記した告白本「私が殺人犯だ」を出版するイ・ドゥソク。衝撃的な内容とルックスも相まって、本は300万部のベストセラーになり、TVで顔を見ない日はないほど一躍スターに。

一方、15年前に犯人をギリギリまで追い詰めるも取り逃がし、それからずっと犯人を追い続けてきたチェ刑事は、本には書かれていない未解決の失踪事件があると気付き…。

ドゥソクは刑事のチェ班長を挑発してメディアの注目を集め、事件の被害者遺族によるドゥソク殺人未遂事件など、メディアの報道はますます過熱。

そんな中、連谷殺人事件の真犯人を名乗る人物が現れ…。

映画『殺人の告白』予告編

【みどころ】

私が殺人犯だ

10名の女性が被害にあった連谷(ヨンゴク)殺人事件。公訴時効が成立し、事件を詳細に書いた告白本を出版し、大々的に宣伝する会見まで開く殺人犯イ・ドゥソク。犯行を悔い、罪悪感から本を書いたと言うドゥソクは、被害者遺族の家の前で大雨のなか席藁待罪(ソッコテジェ)。正座して謝罪します。当然、被害者遺族の怒りは治まらず、自分たちの手で処罰しようと計画を立てます。そんな遺族の気も知らず、世間はドゥソクの衝撃的な告白本とその美しいルックスに好意的な反応を示します。

犯罪者に惹かれる人って一定数いますよね。私には理解できません。

告白本になかった失踪事件

事件の全容を詳細に書いた告白本の中に、1つだけ書かれていない事件がありました。最後の失踪事件の被害者チョン・スヨンは、事件をずっと追ってきた刑事チェ班長の恋人でした。チェ班長が問い詰めるも、シラを切るドゥソク。そんな中現れた、真犯人を名乗るJという人物。スヨンの遺体遺棄現場を公開し、真犯人である証拠だと告白します。連谷殺人事件とスヨンの事件は関連性がなかったのか…?真相は…?

1つだけネタバレすると、本を書いたのはドゥソクではありません。

モチーフとなった華城連続殺人事件

本作のモチーフとなったのは、実際に起きた未解決の華城(ファソン)連続殺人事件。1986年~1991年の間に10代から70代までの10名の女性が強姦殺害された事件で、大規模な捜査を行うも2006年に公訴時効が成立。その13年後の2019年、1994年に起こした義妹への強姦殺人・屍体遺棄で収監中の男性とDNAが一致しますが、男性は関与を否定しています。また、時効が成立しているため、起訴されることはありません。

事件を詳しく見ると、かなり凄惨な事件です。未解決事件がなくなることを願いつつ、R.I.P…

【主要人物(キャスト)】

イ・ドゥソク(パク・シフ)

連谷殺人事件の犯人。時効成立後、「私が殺人犯だ」という告白本を出版。

チェ・ヒョング(チョン・ジェヨン)

連谷殺人事件の担当刑事。犯人をギリギリまで追い詰めるも、口元を深く切り付けられ、取り逃がしてしまう。

J(チョン・ヘギュン)

連谷殺人事件の真犯人だと名乗り出た男。スヨン失踪事件の証拠を持って真犯人だと告白。

【感想・評価・レビュー】

日本リメイク版の「22年目の告白-私が殺人犯です-」を見て、ずっと気になっていた本作ですが、やっと観ました。”クズ役しか来なくなった”と言う藤原竜也と、”目つき一つですべてを語るフェロモン俳優”パク・シフの、ある意味での競演。人を煽るような笑みや表情は、どちらもさすがの演技力でした。

パク・シフは「イルジメ~一枝梅」で初めて知りましたが、現代ドラマよりも時代劇の方が私は好きでした。あの韓国特有の一重の切れ長の目はおデコ出してた方がイケメン度が増す!あと、復讐する被害者遺族のボスで「ファン・ジニ」のペクムが…威圧感は健在!ちなみに、ドゥソクのファンの女子高生がたんぽぽの川村エミコさんそっくりでまじまじと見てしまいました。

日本版、韓国版、どちらを先に見ても楽しめる『殺人の告白』はオススメ度「★★★」

次の作品をお探しの方には「見えない目撃者」へ!

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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