悪霊が住み着く廃屋!惨劇はそこで始まった。「戦慄病棟」【感想・評価・レビュー】

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映画 戦慄病棟/DVD

悪魔を呼び出した儀式。人から人へと移り変わる恐怖。

今回は私的にホラーブームが来ましたのでジャケットを見ながら選んでいたアメリカ映画「戦慄病棟」を見てきたので感想・評価・レビューを書いていきたいと思います。

ジャケットから恐ろしい女性に「退院したい!退院したぁぁぁぁい!」のフレーズに惹かれ好奇心と恐怖心に誘われながら見てみることにしました。

様々な人体実験虐待が行われ、廃墟と化した元児童院で様々な惨劇をが繰り広げられていくなんて、想像しただけで怖くなってきます。

この作品には猟奇的な場面や精神的に恐怖を感じるような場面があり、グロテスクな場面が苦手な方には少し厳しいかもしれません。

想像の裏を行く展開が作品の中で多くありますので楽しんで見ていただける作品だと思います。

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簡単なんあらすじ紹介!

10年以上も放置され、廃墟と化した元精神病院。パトリックは友人に誘われ、その廃墟で開かれたパーティーに参加することに。

しかし、そこはかつて知的障害や精神異常を持つ子供を集めて虐待や悪魔祓いの人体実験を繰り返していた曰くつきの場所で、今でも子供たちの例がさまよっていると噂されていた。

廃墟の噂を知った友人たちはその噂を確かめようと降霊術を行い、媒体となったロリーに異変が起こり始めてた。

恐怖した友人たちは廃墟から逃げ出そうとしたが出口は何者かに閉ざされ、廃墟に閉じ込められてしまう。

そしてロリーの異変は激しさを増し、悪霊が次々に体に乗り移り襲いかかってくる。

この廃墟で起こった真実を知り、生き残るための戦いが始まっていく・・・

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今作の見どころ!

テンポのいいストーリー展開

初めから物語や状況がわかりやすく進んでいくためストレスなく楽しめる作品だと感じました。

前半は若者のおバカなノリが詰め込まれており、後半は恐怖の戦闘シーンが繰り広げられていくので最後まで中だるみなく見れる作品だと思います。

所々に入れられた若者らしいユニークな冗談やツッコミ、行動などとても面白いので目を離すことのできない状況が続いていきます。

最後にはしっかりホラー映画としての魅力を出して結末を迎えますので、面白い部分と怖い部分があって楽しんで見れる作品でした。

恐怖を煽る残虐な描写

この作品の中には取り憑かれた仲間が「エクソシスト」の映画のような異形の姿に変貌していきます。

取り憑かれて襲われてしまうため戦う場面ではショットガンで頭を吹き飛ばしたり、舌が切り落とされている場面などもありグロテスクなシーンがいたるところで出てきした。

中でも顔が半分に切り落とされてその半分の目が動くシーンや、最初の犠牲者の死体の処理方法のイメージシーンはかなり衝撃的だったと思います。

両腕が切断されていく痛々しいシーンなどもありますので苦手な方は閲覧注意です。

ノリで行う降霊術から始まる恐怖

誰でも幽霊や悪魔など関心を持つことがあると思いますが、この作品はノリで行った降霊術から惨劇が始まっていきます。

日本でも「こっくりさん」や「百物語」など有名な降霊術がありますが、興味本位から取り返しのつかない状況になっていくので、遊び半分で行うことは危険なんでしょうね。

場合によっては本当に危険なものなので作品の中で行っていることも真似をしないほうがいいと思います。

今作で登場するのはネットで調べた降霊術と悪霊と会話をするために使ったウィジャボード(洋風のこっくりさん)。

信憑性の低い情報も出回っているネットでの降霊術にはご注意を!

ネットで学ぶ悪魔祓い

正直これは笑いの要素に入ってくると思いますが、閉鎖された空間で対応手段がわからない時に大活躍するのがネットの中にある情報・・・

そんな現代社会の強みとも言える部分が作品の中で悪魔祓いにも使われていました。

ネットに書かれている悪魔祓いの方法は、まるでエクソシストをパロったような説明だったのですが、悪霊に対応する方法がわからない若者たちはこれを本気で実行していきます。

それでも効果はあったのか、始めてからはポルターガイストが起きたり身体が空中に浮くなど異様な戦いが始まり緊張感が増していきました。

おバカな若者たちがネタとも本気とも思える対策をしていきますのでぜひ見ていただきたいシーンだったと思います。



ツッコミポイント!

退院したい!って・・・

最初に書いたとおり「退院したい!」というフレーズが気になり観た作品だったのですが、実際は退院と感じれるようなキーワードやシュチュエーションはあまり重要ではなかった気がします。

基本、降霊術による悪魔や人体実験や虐待によって生まれた惨劇が物語のメインになっていて、結局のところ生きている人間の憎しみや復讐心が強い作品です。

おそらく様々な人体実験が行われ、見捨てられた精神病院の患者たちの霊が助けを求める言葉だったのでしょう。

退院したい!を認識せずに観れば普通に楽しめる作品だったのですが、私が観るきっかけになった言葉だったのでツッコミポイントに入れておきます。

私みたいにこのワードが気になって作品に興味を持った方は頭から除外して見ることをおすすめしたいと思います。

悪霊に取り憑かれた友人には無慈悲

異変が起き、最初に取り憑かれたロリー本人を助けるために悪魔祓いなど様々な方法を試していくのですが、二番目にとりつかれた友人からはは容赦なく攻撃していきます。

両目を歯ブラシで突き刺したり頭を金属タンクで潰れるまで殴ったりと、犠牲者が出て危機的状況を感じたからなのか助けようとする一面が見られません。

やはり自分の命が危険に晒されると、友人とは言えど・・・。なんですね~!

先程まで仲良く盛り上がっていた仲間だったのに、「切り替えはやっ!」とツッコミを入れたくなりました。

他にもツッコミポイントがあり、アラが目立ちますが、その分テンポよく話が進んでいくので気にせず楽しんでいただきたい。

まとめ・評価

正直ジャケットとあらすじから「どれほど怖い映画なんだろう・・・」と期待していましたが、見る前と見たあとでは大きくイメージの変わる作品でした。

序盤からトップレスの女性が頭を撃ち抜く衝撃シーンから始まり、児童院で起きた惨劇が説明されるなど作品に入り込むには十分な始まりから、何かをするたびに状況が悪化していくストーリーは最後まで飽きさせず、予想以上に面白い作品だったので個人的には大満足の作品でした。

物語の中心となる7人の若者も一人一人が個性的で、序盤に携帯ゲームのロシアンルーレットで負けたら脱ぐ勝負をやっているのですがその盛り上がり方がヤバイです。

異変が始まると一気にホラー作品に変わり、戦闘シーンなどはかなり見ごたえのある仕上がりになってますので好きな人は見て後悔しない作品だと思います。

しかし、ジャケットとあらすじから予想していた作品とは違う方向に進んでいった感があるので「病棟」「退院」のイメージを忘れて楽しんだほうがいいでしょう。

グロ要素はありますが、恐怖感や恐ろしい要素は比較的弱めなので、恐怖を感じたい方はあまり期待しないように。

最後に評価ですが、笑い所を交えたテンポのいい展開と迫力のある戦闘シーンは楽しませてくれますが、元凶の設定が薄く、怖さが足りなかったので「オススメ度★★★」で締めたいと思います。

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