アニメミライ2012『わすれなぐも』感想・評価・レビュー

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ほのぼのホラー

アニメミライ2012参加作品『わすれなぐも』をご紹介します!

アニメミライとは、文化庁による若手アニメーターの人材育成事業。本作は、自社原作のアニメーションやゲームソフトを制作しているProductionI.Gの作品です。

アニメーションの基本動作が学習できるアプリ「アニメミライ プラス2『わすれなぐも』」が、フル版は有料、ライト版は無料で、販売提供されています。アニメーターを目指す人は必見!

封印された古書から抜け出た上代(じょうだい、飛鳥~奈良時代)の子蜘蛛と、古書店の店主と、テナント料を回収しに来たオーナーの孫娘のお話。

それでは最後までお付き合いください!

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『わすれなぐも』のあらすじ

古代日本で、陰陽師が人々を襲う大蜘蛛を封印したと言われる本を入手した古書店「刻文洞(こくもんどう)」の店主・硯(すずり)と、ビルのオーナーの孫娘・瑞紀(みずき)。

瑞紀が店の掃除をしていると、大きな影が見えて大騒ぎ。硯が見に行くと、十二単を来た小さな女の子が…。

古書によると、陰陽師が大蜘蛛を退治し、腹の中からたくさんのしゃれこうべと子蜘蛛の死骸が…。その中に一匹だけ娘の姿をした子蜘蛛が生きていて、陰陽師はその子を連れ帰り、人と同じように育てたのです。

しかし半年が経った頃、近在の男たちが次々と姿を消し…。

アニメミライ2012 劇場予告

みどころ

化蜘蛛異聞

上代の日本、大蜘蛛が人々を襲い、陰陽師が封印したとされる本「化蜘蛛異聞」。

それによると、切り裂かれた腹から大量のしゃれこうべと子蜘蛛の死骸、それから一匹の娘の姿をした子蜘蛛が出てきたそう。

人々が止めるのも聞かず、陰陽師はその娘蜘蛛を連れ帰り、人と同じように育てた。しかし半年後、近在の男たちが次々と姿を消し、娘蜘蛛がその男たちを喰っていたことを知った。

本の最後にかいてあるはずの事の顛末は、白紙になっていてわかりません。封印が解けて絵から出てきてしまったようです。

言い伝え

封印が解けて古書から抜け出た娘蜘蛛をどうにかしようと、硯(すずり)と瑞紀(みずき)は、硯の師匠「月吠庵(げっこうあん)」の店主を頼ります。

「古書から抜け出た上代のモノノケ」と硯は上機嫌ですが、瑞紀は不安に駆られます。古書の伝承に残っている土地を記した巻物を借り、2人はそこへ向かいます。

人気がない廃村にたどり着きますが、ある家の前で娘蜘蛛が騒ぎ出し、中に入って行きます。硯は蜘蛛の糸に引っ張られるように後を追い、家の中を探し回ります。瑞紀も後を追いますが…。

瑞紀は月吠庵の店主から、モノノケをあるべき場所へ返して、硯を取り戻すように言われていました。硯は娘蜘蛛に魅入られていたのです。

古書から抜け出た上代の物の怪

瑞紀が体中に絡まる蜘蛛の糸をほどき、家の大黒柱にかけかえたことで、硯は自我を取り戻します。家の外にある湖の中に大蜘蛛の姿が見え、そのまま引きずり込まれようとしたところ、2人は蜘蛛の糸で作られたネットの上。

隣に娘蜘蛛がいて湖を指さし、「母さま」と言って微笑みます。そこには娘蜘蛛そっくりの美しい女性が微笑んでいました。

2人が湖を見た瞬間、娘蜘蛛は瑞紀が乗っている糸を切り…。

え…?

 

残念なところ

続きが見たくなります。この後どうなったの!?すごく面白いけど25分じゃおさまらないよ!

いや、面白かったんです。まさかのバッドエンドでしたが、ある意味ではハッピーエンド。

主要人物(キャスト)

硯周(土田大)・・・古書店「刻文洞(こくもんどう)」の店主。

辺見瑞紀(下田麻美)・・・ビルのオーナーの孫娘。

月吠庵(星野充昭)・・・硯の師匠。

娘蜘蛛(金田朋子)・・・古書から抜け出た上代のモノノケ。

感想・評価・レビュー

面白い。アヤカシ系は好きなので、すごく面白かったです。ほのぼのした感じのストーリー展開でしたが、最後はまさかの鳥肌。

硯は戻ってこれなくなったし、瑞紀は母さまに食べられちゃったよね?そして師匠も実はアヤカシと住んでるよね?お茶出してきたあの手は、手じゃなかったもの…。

娘蜘蛛もすごく可愛かったし、硯に懐いてるみたいだったけど、結局食べられちゃうのかな?

その後どうなったのか気にはなりますが、作品として25分にきれいにまとまっていたので、『わすれなぐも』はオススメ度「★★★★」

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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