「ファン・ジニ」あらすじ・ネタバレ⑧22話~24話(最終話)

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実在した朝鮮王朝最高の芸妓「ファン・ジニ」のあらすじ・ネタバレをご紹介します。今回は「ファン・ジニ」あらすじ・ネタバレ⑦の続きです。人物紹介はコチラ

厳しい身分制度によって、人生でたった2度の恋は叶わず、芸の道を究めた女性ファン・ジニの人生を描いた物語です。

※朝鮮王朝時代の身分制度をまとめた記事はこちら。

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【あらすじ】

ジョンハンに車裂刑(両手両足に縄を結び、牛に引っ張らせて四方に体を引き裂く刑)が執行される頃、宮中では盛大な宴が催されていました。メヒャンたちが見守る中、ミョンウォルが入った蕾が開かれます。ミョンウォルの舞に感銘を受けた王は、ジョンハンの刑を取り止めます。一方、舞い終えたミョンウォルは監禁されてしまいます。メヒャンが王様に許しを請いますが・・・。その後、ミョンウォルを助けたいと言うプヨンに心の内を見抜かれ、憑き物が落ちたように穏やかな顔になったピョクケス。

実は王様は、ミョンウォルとジョンハンを逃がして2人の絆を守ろうとしていました。しかしミョンウォルはそれを断り、教坊(きょうばん、妓生の養成所)に戻りたいと申し出ます。そしてジョンハンの将来のために縁を断ち、再び妓生として生きる決意をします。ジョンハンを支えるようピョクケスに頼み、ミョンウォルは教坊に着くなり倒れてしまいます。そこで医者から、ミョンウォルが妊娠していることを聞かされる母ヒョングムとメヒャン。ミョンウォルが王様の心遣いを断って教坊に戻ったことを責めるヒョングム。しかしミョンウォルは、妊娠していることをジョンハンには黙っているよう言います。

ジョンハンは解放され、ピョクケスに引き取られました。領議政(ヨンイジョン、現在の総理大臣)の下男の息子だと語っていたムミョンは、実は領議政の息子でした。息子ムミョンが家に戻り官職を志すのと引き換えに、ジョンハンを復帰させるよう進言します。その後ジョンハンは官職に復帰するも、荒んだ生活を送るように・・・。結局妓生の道を選び、会おうともしないミョンウォルを恨めしくさえ思っていました。今度はピョクケスが、ジョンハンを咤激励します。

ジョンハンは客としてミョンウォルを呼びますが、冷たく突き放されます。その後、オムスから子を引き取るよう言われ、ミョンウォルが妊娠を隠していたことに激昂し、ミョンウォルを問い詰めます。しかし、ジョンハンの手を振り払った弾みでミョンウォルは階段から転落し、流産してしまいます。母ヒョングムの代わりに都にいるミョンウォルを見舞いに来たタンシムは、息子を連れ散歩していたところ、偶然ピョクケスが出てきました。タンシムさえ良ければ、息子に名前を付けて引き取ると申し出るピョクケス。タンシムはそのまま1人で家を出てきます。我が子を死なせてしまったと自分を責めるジョンハンを、ミョンウォルは2人が暮らした隠れ家へ呼び出し、ミョンウォルのコムンゴとジョンハンの笛で失った子を弔います。

ミョンウォルは妓生として瞬く間に評判になり、宴に引っ張りだこで、教坊では童妓(どうぎ、妓生見習い)たちの指導と休む間もありません。そんな中、ミョンウォルは自分を呼ぶ人たちが、芸をわかっていないのではと疑問に思っていることをプヨンに吐露。しかしプヨンからは、ミョンウォルという存在にかき消されている妓生が多くいると怒ります。その後プヨンは焦りと嫉妬心から酒浸りに。見かねたメヒャンは、女楽(ヨアク、宮中の妓生)行首(ヘンス、妓生の長)の座を懸けて勝負を行うと告げます。

プヨンは、朝鮮一と認められた鳴鼓舞(ミョンゴム)と鶴の舞を組み合わせれば最高の舞になる、と考え修練を始めます。一方ミョンウォルは、芸の知識がない人々を感銘させることが最高の舞だと考え、市場で舞を披露します。しかし高名な儒学者ファダムに、天下一の娼妓で天下一の酒売りと罵られます。その後、質素な格好で仮面をかぶり、昼間と同じ市場で舞いますが・・・。

最高の舞はここにはないと教坊を飛び出し、ファダムを訪ねます。傲慢だったと気付かされた恩返しがしたいと申し出ますが断られ、市場で銭入れを置いて舞を披露し、観客の心付け(投げ銭)だけで生活しようとします。しかし根負けしたファダムに諭され、芸を見せてやるという心を捨て、人々の暮らしを学ぶことに。一方プヨンは、各地の教坊をまわり、そこであらゆる舞の指導を頼み込みます。

勝負の日。頻繁に意識を失うほど病状が悪化していた母ヒョングムが、起き上がれるまでに。一方、ミョンウォルが姿を現さないまま、競演が始まります。プヨンは見事な舞を見せ、誰もがプヨンの勝利を確信したその時、ミョンウォルが現れ、みすぼらしい格好のまま舞うと言います。本来用意すべき舞譜もなく、伴奏もつけない、基調となる舞もない・・・格式と伝統を無視したミョンウォルに、審査する行首たちは怒り心頭。行首たちの理解を得られなければ、この場で破門とし、芸に接することを禁じると言うメヒャン。舞い始めたミョンウォルを見ているうちに、自然と伴奏が付き、行首たちもつられて乗ってしまいます。

行首たちの話し合いの結果は満場一致。朝鮮一の踊り手はただ舞いさえすればいいが、女楽の行首は違う。女楽行首に求められる心構えがあるプヨンが相応しいという結果でした。その後トクパルが駆け付け、ミョンウォルは急いで母ヒョングムのもとへ。一言言葉を交わし、ミョンウォルを待っていたかのように、そのまま息を引き取ります。葬儀から帰り、ふとオムスが心配になったミョンウォルが部屋へ行くと、弦が切られた伽耶琴(カヤグム)だけが残されていました。

華やかな衣装をまとって童妓たちを連れているプヨン、市場で民たちと踊っているミョンウォル。それぞれが、それぞれの場所で。



「ファン・ジニ」あらすじ・ネタバレ一覧

「ファン・ジニ」感想・評価・レビュー

「ファン・ジニ」登場人物まとめ

「ファン・ジニ」あらすじ・ネタバレ①

「ファン・ジニ」あらすじ・ネタバレ②

「ファン・ジニ」あらすじ・ネタバレ③

「ファン・ジニ」あらすじ・ネタバレ④

「ファン・ジニ」あらすじ・ネタバレ⑤

「ファン・ジニ」あらすじ・ネタバレ⑥

「ファン・ジニ」あらすじ・ネタバレ⑦

「ファン・ジニ」あらすじ・ネタバレ⑧

【感想・評価】

見ごたえのある24話でした。悲しい女性たちの人生が詰まっていましたが、これでもドラマなので多少美化されているのでしょうね。実際はもっと悲惨だっただろうと思うと、どうか安らかにと手を合わせるしかありません。

「一心同体だった2人を引き裂くのだから多少血は流れる」というミョンウォルの言葉が突き刺さりました。ジョンハンだけじゃなく、自分も苦しいだろうに・・・。おかげでジョンハンも立ち直ったみたいですが。これまで血走った眼をしていたピョクケスも、穏やかな表情になってからはすごく友達思いでした。タンシム貰ってやれよと思いましたが、それもピョクケスの優しさだったんでしょう。

ヒョングムとオムスも想い合ってたんですね。オムスの片想いかと思ってたけど良かった。悲しいお別れだったけど少しは報われたはず。

エンディングで少しだけメイキング映像が紹介されていました。童妓たちが修練で逆さ吊りにされているところや、チニの綱渡りシーンなどが見られます!大変さが伝わってきました。演者さんとスタッフさんたちに拍手。

次の作品をお探しの方は、主演のハ・ジウォン主演作「チェオクの剣」へ!

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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