拉致事件の目撃者は、警察官の卵 韓国映画『ミッドナイト・ランナー』感想・評価・レビュー

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韓国映画 ミッドナイト・ランナー/Blu-ray DVD

2人で少女を助けよう!

2017年の韓国映画『ミッドナイト・ランナー』をご紹介します!

「梨泰院(イテウォン)クラス」「悪のクロニクル」のパク・ソジュン、「麗~花萌ゆる8人の皇子たち」「善惡の刃」のカン・ハヌルのW主演。

感情先行型の行動派ギジュン役をパク・ソジュン、理論重視の頭脳派ヒヨル役をカン・ハヌルが演じ、観客動員数は550万人を突破!パク・ソジュンは本作で新人男優賞を3つの賞で受賞。

2020年に中島健人(Sexy Zone)と平野紫耀(King & Prince)のダブル主演で放送されたドラマ「未満警察 ミッドナイトランナー』は本作のリメイク作品です。

拉致現場を目撃した警察官の卵が、大学で習った知識を頼りに、2人で捜査し始めるというストーリー。

それでは最後までお付き合いください!

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『ミッドナイト・ランナー』のあらすじ

警察大学で勉強し始めて2年になる警察官の卵、行動派のギジュンと頭脳派のヒヨル。親友の2人は外出先で女性が拉致される現場を目撃。

学校で学んだとおり警察に通報しますが、警察は別の誘拐事件の捜査も抱えていて、手掛かりや物的証拠の不足もあり、捜査に取り掛からないまま時間だけが過ぎていきます。

女性の命が危険にさらされていると考えた2人は、独自に捜査を始めますが…。

『ミッドナイト・ランナー』 DVD予告

みどころ

2人の警察官の卵

警察大学で出会ったギジュンとヒヨル。2人は警察官の卵で、勉強し始めて2年。

ギジュンは感情先行型の行動派で、瞬間的な判断で体が動くタイプ。一方、ヒヨルは理論重視の頭脳派で、何事も学んだ通り、原理原則を重視するタイプ。

訓練中にケガをしたヒヨルをギジュンが助けたことで仲良くなり、役に立たないことばかり教える学校に嫌気がさしていました。

ある日、同期のジェホが彼女がいると自慢してきて、クラブで出会ったと吐かせた2人は、目いっぱいオシャレをして外出申請を提出。

2PMなど芸能人も来る江南(カンナム)の高級クラブへ来た2人は大興奮。しかしノリがわかっていない2人は女の子から相手にされません。

クラブを出て食堂で一杯飲み、店を出たところですれ違った女の子に目が留まった2人。神様がくれた最後のチャンスだと、どちらが声をかけるかじゃんけんしている間に、その女の子が車に連れ込まれ…。

イケメンがバカを演じきっているのがいい!

拉致事件を目撃した2人

どちらが先に女の子に声をかけるかでじゃんけんをしている間に、女の子は車に連れ込まれ、それに気付いた2人は車を追いますが当然追いつきませんでした。

女性が男たちに車に連れ込まれたと警察に通報しますが、ヒヨルが車のナンバーや車種を伝えますが、登録がないと言われ、直接江南警察署へ。

誘拐を目撃したと伝えますが、大企業の孫の失踪事件があり、戻るまで待つよう言われます。しかし女性の失踪事件は7時間が勝負で、待っていたら手遅れになると考えた2人は、自分たちで捜査することに。

捜査の3要素「被害者・証拠・現場中心の捜査」で動くことに。しかし被害者の身元もわからず、物的証拠もない。残るは現場のみ。

2人は拉致現場に戻り、頭脳派のヒヨルが中心となって事件を分析。現場に残されていたトッポッキを頼りに、購入したお店を探して走り回ります。

やっとのことで見つけ出したトッポッキ店の店主に、女性の特徴を伝えると、職場を教えてくれました。それは膝枕で耳かきしてくれるお店で、警察大学生の2人は入ったことがバレれば退学。じゃんけんの結果、ギジュンが見張り役、ヒヨルが中に入ることに…。

 

誘拐された少女たちの救出は…?

組織的に行われているこの誘拐は、卵子ブローカーによるもので、排卵誘発剤を打って卵子を採取して高値で売るためのものでした。

高校生を監禁して卵子工場を作っていると思われましたが、多勢に無勢で2人でかなうはずもなく、暴行されて気を失い、意識を取り戻して抜け出して警察に駆け込みますが…。

その後、2人の指導教官であるヤン教授に訴えますが、所轄レベルの事件ではなく、捜査に取り掛かるにも時間がかかると言われてしまいます。

それでも必死に訴える2人の熱意に負け、ヤン教授は犯人の車両照会を受けてくれますが、不正登録で、管制センターへの協力要請が必要だと言います。

次に何かあれば退学とまで言われて諦めかけた2人ですが、メドゥーサ先輩が管制センターにいることを知り、友人がひき逃げにあったが不正登録車だったと嘘をついて車両照会を頼みます。

その車が2度同じ道を通り、さらに後続車に”H産婦人科”のロゴがあることを聞いた2人は…。

残念なところ

コミカルな作品になっているとは言え、作中で起きる事件はかなり非人道的なものとなっていますので、苦手な方は見れないかもしれません。

でも、韓国作品にしては、助けられた被害者の女の子が2人に会いに来るという、無理やり感なくきれいにまとまっていて、見終わった後もモヤモヤが残りませんでした。

イケメン2人が3枚目に徹しているという点では、残念でもあり楽しめるものでもありました。

 

主要人物(キャスト)

パク・ギジュン(パク・ソジュン)・・・行動派。警察大学生。ソーセージが大好物。

カン・ヒヨル(カン・ハヌル)・・・頭脳派。警察大学生。

ヤン教授(ソン・ドンイル)・・・警察大学の教官。

イ・ユンジョン(イ・ホジョン)・・・誘拐された女子高生。

グノ(チョジュン)・・・誘拐犯。

ヨンチュン(コ・ジュン)・・・誘拐犯のボス。

感想・評価・レビュー

ヒヨルが耳かきでハッピーになっている間、誘惑に負けてコンビニでカップ麺を食べていたところで警察が耳かき店に入るのを見かけ、引き留めるために煽って追いかけっこするギジュン。事件が起きてるのに笑ってしまいました。

2枚目が3枚目を演じ切ってるのもなかなか面白い。シリアスシーンとコミカルシーンの落差がすごい。女子高生が被害者となっている凶悪犯罪なのに、こんなに笑っていいんでしょうか…?

不妊に悩む夫婦から大金をとる医者、若い女子高生から卵子をとるブローカー、なんでこんなヤツらがいるんでしょうか。現実にありそうなお話ですが、現実にギジュンやヒヨルのような人はいないんだろうな…。

大人になればなるほど、熱は冷めていく。忘れていた何かを思い出させる『ミッドナイト・ランナー』はオススメ度「★★★★★」

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最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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