実在した朝鮮王朝最高の芸妓「ファン・ジニ」のあらすじ・ネタバレをご紹介します。今回は「ファン・ジニ」あらすじ・ネタバレ①の続きです。人物紹介はコチラ。
厳しい身分制度によって、人生でたった2度の恋は叶わず、芸の道を究めた女性ファン・ジニの人生を描いた物語です。
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【あらすじ】
選上妓(せんじょうぎ、都へ送るため選ばれた優秀な童妓)を献上するお達しが来て悩むペクムは、国中の妓生(キーセン、芸妓)に芸を競わせて選ぶべきだとソン長官に提案。ペクムに敵意むき出しの都の女楽(ヨアク、宮中の妓生)行首(ヘンス、妓生の長)メヒャンに対し、勝ち負けに興味はなく、自分が欲しいものは"国王からのお花代"で、それは芸に感動した"王様が流す涙"だと言い切ります。
『求められた以上の務めを果たせる者こそが真の妓生だ。』
チニは修練のためとウノに会おうとしません。科挙試験のため勉学に励むウノは、荘子の詩は読みたくないと言い、師にふくらはぎを打たれます。人の心を試した非情な荘子が許せず、自分はそうはならないと涙を流すウノを励ますトクパルは、チニにウノを元気づけるよう頼みます。チニは伽耶琴(カヤグム)の練習をしようとしますが身が入らず、東屋で待つウノのもとへ。妓生としての人生と、妻としての人生、両方選ぶことはできなかったのかと聞くチニに、母ヒョングムは心配が募ります。チニの心はウノに向き、2人の距離は少しずつ近付いていきます。
チニとウノの恋を知ったウノの母は教坊(きょうばん、妓生の養成所)まで出向き、ウノの目の前でチニにビンタ。母まで侮辱され反論するチニの態度に激昂したウノの母は、チニに熱湯をかけようとします。そこへ間一髪ペクムが割って入り、熱湯を背に浴びながら許しを請います。責任は自分が持つと言って、何とかその場をおさめます。チニはペクムに諭され、ウノとの恋を終わらせることを決心。一方ウノには、親が決めた許嫁がいましたが、結婚をやめたいと手紙を送ります。今まで当然のように思っていた、身分による自分の行いを悔い、使用人のトクパルに涙ながらに謝罪。そしてチニを諦められずにいたウノは、チニに指輪を贈り永遠の愛を誓ってキスをします。
『千年先まで変わらぬ美しい約束を結ぼう』
争わずに母を説得するというウノに、想いを断ち切る覚悟をしたはずのチニの心は揺れてしまい、結局ウノを信じて待つことに。教坊では競演に先立って宴が開かれることになり、童妓(どうぎ、妓生見習い)たちはそこで水揚げをしなければならない・・・。水揚げの準備で自分を磨く童妓たちをよそに、チニは心ここにあらず。
陶器を次々と割っているピョクケスに抗議するプヨン。メヒャンが諫めるのも聞かず、さらに食って掛かります。しかしプヨンの話を聞いたピョクケスは感心し、メヒャンも一安心。すべてプヨンの策略でした。プヨンの目的は、ピョクケスに水揚げしてもらうことでした。王の親族であるピョクケスに気に入られれば、心強い後ろ盾を得られます。
チニは、ウノとの約束を思い出し、水揚げに不安を抱いていますが、童妓仲間のソムソムの言葉に後押しされ、覚悟を決めます。一方ウノは、今度は母に説得されますが、受け入れることができません。ウノの許嫁のカウンに呼び出され、妾として認めるからウノの愛を分け合おうと言われますが、チニは拒否。その後夜中にウノを東屋へ呼び出し、話をした後、コムンゴを弾きながら、ウノへの思いを確かめ、弦を切ってある決心をします。
【感想・評価】
チニを演じるハ・ジウォンはこの時28歳、ウノを演じるチャン・グンソクは19歳。年齢差を感じさせない恋人同士でしたね!美しすぎるから他の人の前で舞ってほしくないと嫉妬心を見せたウノが可愛かった!幸せな時間を過ごす2人なんだけど、いつも流れる歌が悲しげなのが切ない・・・。
今回の見どころは、童妓のお姉さんたちがお肌のパックをしていたところ。白い布をかぶり、茶葉とお湯を混ぜて茶色いペースト状にしたものを塗られていたのですが、完全にホラー!若い子と違って寝てもお肌が元に戻らないと嘆いてました。
背中に熱湯あつーい!幸せなひとときはもう終わりなのかしら・・・。やっぱり子どもは無力で、大人にも法にも敵わない。ペクムが優しい。
そしてメヒャン組が出てきましたね。幼い頃からメヒャンが育てたプヨンが、今度はチニのライバルになるのでしょうか。しかもメヒャンはチニを気にかけてるみたいだし、女の戦いが始まる予感!
続きは「ファン・ジニ」あらすじ・ネタバレ③へ!
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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