笑い渦巻くPK祭!「斉木楠雄のΨ難」【感想・評価・レビュー】

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映画 斉木楠雄のΨ難/Blu-ray&DVD-BOX

 波乱に満ちた文化祭!地球危機レベルの災難 

今回紹介する斉木楠雄のΨ難は原作を知らない状態で見たのですが、予想以上にぶっ飛んだ内容でかなり面白かったです。

最近お気に入りの福田雄一監督の作品でギャグ要素が強く、わかりやすい笑いに原作を知らない方でも十分に楽しめる内容だったと思います。

マンガからの実写化という事で、個性的すぎるキャラクターをどう再現するか気になるところでしたが、配役と演者のやり切った演技によってその世界観を再現できていました。

山崎賢人さんのカッコよさや、橋本環奈さんの可愛さだけでも見る価値のある作品なのでファンの方は必見です。

超能力を使える主人公と登場人物の個性にかなりクセがある内容の作品なので、まずは予告編を見てそれぞれのキャラを理解してみてください。

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簡単なあらすじ紹介

平凡な家庭に生まれた斉木楠雄は生まれながらにテレパシー・千里眼・サイコキネシスなど、ありとあらゆる力を与えられた超能力者。

そんな彼の望みは目立たず普通の生活を送ること・・・

しかし、彼の周りにはクセの強いクラスメイトばかりで様々な災難が斉木楠雄の身に降りかかる。

そして迎える毎年恒例の一大イベントPK祭は、毎年大盛り上がりだが近隣からのクレームも多い。

そこで担任の教師から「今年のPK祭で何かトラブルが起きてしまうと来年からPK祭はなくなる」との発表が・・・

PK祭での自由時間を楽しみにしていた斉木楠雄にどうしてもPK祭が無くなることを避けたいが、斉木楠雄の周りにはとてもクセの強いクラスメイトたちが・・・

妄想しまくりの美女や熱血委員長、中二病全開の生徒に怪しいマジシャンなど次から次へと災難が降りかかってくる。

やっかいな恋と友情から始まり、最後には地球滅亡の危機?斉木楠雄は文化祭と地球滅亡の危機を乗り越えることが出来るのか?

映画『斉木楠雄のΨ難』予告編

今作の見どころ・笑いどころ!

個性的なキャラクターが引き起こすトラブル

この作品は単純にわかりやすい笑いと個性的なキャラクターたちが引き起こすトラブル、それを演じた役者さんのキャラの再現度が素晴らしく、忘れられないキャラが特徴的でした。

出てくるキャラクターたちはみんな異常なほど個性があり、文化祭が中止になるようなトラブルを引き起こしてしまいます。

それを斉木楠雄の超能力で無事に解決していくのですが、すべての主要キャラに見せ場があって笑いどころ満載!

PK祭でトラブルが起こると来年から中止になってしまうので、斉木楠雄が超能力で解決していくわけですが、ヤンキーの殴り込みやポンコツマジシャンのイリュージョンショー、10キロマラソンなどトラブルが起きそうな取り組みが立て続けに行われているので目が離せません。

斉木楠雄の頭の制御装置が外れたときには世界規模のトラブルに発展!ただの文化祭から地球崩壊規模の事件に発展してしまうので、その結末はその目で確認していただきたい。

出演者のガチすぎる演技

監督が福田雄一さんという事で、通称福田ファミリーと言われるクセの強い演者が多数出演していることから他の作品を見たことがある方はご理解いただけるでしょう。

中でも賀来賢人演じる窪谷 須亜蓮の顔芸がヤバすぎる!元ヤン転校を機に普通の生徒を演じているのだが斉木楠雄役の山崎賢人も笑ってしまいNG連発してしまったという暴れっぷり!ドラマ「今日から俺は!」で主人公の三橋役をやっているので、そちらを見ている方はそのハンパないぶっ壊れ具合が想像できると思います。(何度見ても爆笑してしまうレベル!!!)

他にも橋本環奈の変顔や吉沢亮の中二病っぷりは一度観たら忘れられないほどのインパクト!もはや美男美女の変顔や奇行を愛でる作品なのではないかと疑うほど・・・。

福田雄一作品常連のムロツヨシさんや新井浩文さんなども登場していて、こちらもかなり強烈なキャラになっていますのでその詳細は本編を見て楽しんでいただきたいと思います

橋本環奈が可愛かった・・・。

1000年に一人の逸材と言われ注目を浴びた橋本環奈さんですが、この作品の中では学園のマドンナ役をしているので可愛い場面が多くありました。

女優やアイドルとして活躍されているときも可愛かったとは思いますが、何かを企んでる悪い顔や変顔のスパイスが合わさって普段より可愛く感じてしまいます。

確かに可愛いな~。としか思ってなかったのですが、この作品や銀魂などを見て橋本環奈の魅力がわかった気がします。

ファンでもない私がこれだけ見入ってしまったのでファンの方にはたまらない作品になっていると思います。

田雄一作品でコメディ女優として開花した橋本環奈を楽しめる一作品でした。彼女の魅力がわからない方は福田雄一作品の橋本環奈を堪能してください。



個性的な登場人物紹介!

斉木 楠雄(山崎 賢人)

今作の主人公である斉木楠雄はピンクの頭髪と頭部にある2本のアンテナ状の装置が特徴的な高校生。胎児の頃から超能力を持ち、高校のテストなら超能力を使わなくても満点を取る頭脳を持っている。

しかし、その万能さゆえに努力できなかったことをもどかしく思っており「生まれつき全てを奪われた人間」だと思っている。

演じる山崎賢人さんはデビュー当時からマンガの実写化映画への主演や出演を多くこなしており、第39回日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞されている俳優さんです。

映画では「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」「四月は君の嘘」「ヲタクに恋は難しい」などに出演されており、ドラマでも「グッド・ドクター」「デスノート」などで活躍されています。

照橋 心美(橋本 環奈)

今作のヒロインである女子生徒でPK学園のマドンナ。その美しさから男性には「おっふ」という声を上げさせるほどかなりの美貌の持ち主。

自分の美貌が通用しない子供を苦手としており、男子生徒を虜にすることに快感を覚える腹黒い性格を持っている。

橋本環奈さんは元、Rez.from DVLのメンバーで、「奇跡の一枚」が撮られたことで知名度が急上昇。卒業を機に女優として活動されています。

映画では「セーラー服と機関銃ー卒業編ー」ハルチカ、ドラマでは「FINAL CAT」「1ページの恋」などに出演されています。

福田雄一監督の作品にも多く出演されており、その演技や変顔は一見の価値ありです。

燃動 力(新井 浩文)

斉木を相棒を呼ぶ金髪のモヒカンのような髪型の男子生徒。左目の傷とケツ顎が特徴で異常に高い身体能力や怪力を持っているが、学力は極めて低い。

何も考えていない為、斉木がテレパシーで思考を読めない唯一の人物。

この個性的なキャラを演じた新井浩文さんは北野監督作品の「アウトレイジ・ビヨンド」で第22回東京スポーツ映画大賞男優賞を受賞されており、その強面と鋭い目で犯罪者役や不良役など、様々な作品で活躍されています。

映画では「バクマン」「百円の恋」、ドラマでは「真田丸」「モンテ・クリスト伯ー華麗なる復讐ー」などに出演されています。

海藤 瞬(吉沢 亮)

オカルト部所属の男子生徒。「漆黒の翼」というキャラを演じる中二病だが、その美しい容姿と優しい心を持っているため異性に好かれやすい。

腕には包帯を巻いており、本人いわく力を封印しているらしい。元は純粋で引っ込み思案な性格で、運動音痴、方向音痴、不器用、画力が低いなどの欠点も持っている。

演じる吉沢亮さんは端正で二枚目な顔立ちですが、クセのある役や三枚目のキャラなどを演じていることが多く、アミューズ全国オーディションTHE PUSH!マンでRight-on賞を受賞されています。

映画では「リバース・エッジ」「あのコの、トリコ」、ドラマでは「トモダチゲーム」「GIVER 復讐の贈与者」などに出演されています。

灰呂 杵志(笠原 秀幸)

何事にも熱血漢で2年巛組の学級委員長を務める優秀な男子生徒。テニス部部長で柔道の有段者であり、「never give up(ネバギバ)」 を信条として理不尽な状況にも根性論で立ち向かう。

演じる笠原秀幸さんは、俳優業の他に一般社団法人日本ハンバーグ協会認定ハンバサダーに就任されたり、監督としてmiwaのPVの制作を手掛けていて、いろんな分野で活躍されています。

俳優として映画では「君と100回目の恋」「クローズZEROⅡ」、ドラマでは「トッカン特別国税徴収官」「模倣犯」などに出演されています。

窪谷 須亜蓮(賀来 賢人)

PK学園に転入してきた転校生で、その正体は関東一の暴走族・炎栖覇(えすぱー)の12代目総長だった元ヤンで、転校を機に髪型と服装を改めて足を洗っている。

性格は喧嘩っ早いが、曲がったことが大嫌いで友情を大切にしており、硬派で男子校に通っていたために恋愛には奥手な一面を持つ。

演じる賀来賢人さんは舞台や演劇でユースケ・サンタマリア、皆川猿時など演劇の実力者と共演して演技の腕前を磨き、福田雄一監督の作品の「今日から俺は!」で6年ぶりのドラマ主演を努められています。

また、賀来千香子さんを叔母に持ち、家族写真を事務所の人が見たことでスカウトされ、2007年に俳優デビューをされています。

映画では「俺はまだ本気だしてないだけ」「ちはやふる-結び-」、ドラマでは「愛したって、秘密はある」「海月姫」などに出演されています。

蝶野 雨緑(ムロツヨシ)

燃動力の義父で「アメージング」が口癖のイリュージョニスト。斉木の超能力をマジックと誤解しており、自身も物を消す才能があると思い込んでいる。

斉木の事を師として慕っているが、今作の映画版ではその描写はない。

演じるムロツヨシさんは独特の雰囲気の演技で様々な福田雄一監督の作品に出演されており、その独特の間や店舗は小劇場に出演していた頃、他の役者からずるいと言われだしたことからずるい芝居のスタイルを確立させていきました。

また、渡辺直美に教わってInstagramアカウントを開設すると、開設後5時間でフォロワー数が20万人、1日で36万人を突破して話題になりました。

その活躍は映画では「龍が如く 劇場版」「空飛ぶタイヤ」ドラマでは「重版出来」「大恋愛~僕を忘れる君と」などで活躍されています。

他にも、福田雄一監督の作品で常連の佐藤二郎がエロ校長役で出演されていたり、斉木楠雄のママ役で内田有紀パパ役で田辺誠一など豪華な俳優がキャスティングされていますので見どころ盛りだくさんです。

まとめ・評価

今作の斉木楠雄のΨ難は福田雄一監督の作品らしくテンポのいい笑いと展開が満載のとても面白い作品でした。

配役も素晴らしくみんなが全力でやり切っていることがわかる作品で、一人でも好きな俳優さんや女優さんが出ているなら見る価値は大いにあると思います。

原作の雰囲気がわかる映画化作品で、私もこの映画からマンガを読むことになりしっかりその世界観にハマってしまいました。

アニメ化もされているという事なので、そちらの方もしっかり見ていきたいと思います。

もちろん原作を知らない方でも十分に楽しめる作品になっていますので単純に笑いたい方は見てみてください。

福田雄一監督の「銀魂」や「勇者ヨシヒコ」シリーズを好きな方は楽しめること間違いないです。

最後に個人的評価は、笑いのセンスと演者のやり切り具合は素晴らしいのですが、終わり方に少し不満があったので「オススメ度★★★」で失礼いたします。

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