最低レベルの下ネタパロディホラー
2000年に公開されたアメリカのパロディ映画『最終絶叫計画』(Scary Movie)をご紹介します!
90年代の名作ホラー映画にパロディと下ネタを盛り込み、公開3日で興行収入4,250万ドルを記録し、初登場1位を記録した大ヒット作!
ワンシーンでも「あの作品か!」とわかるぐらいなので、映画好きにはたまらない作品です。有名作品の名シーンの数々を見つける楽しみもあります。
それでは最後までお付き合いください!
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『最終絶叫計画』のあらすじ
ハロウィンの夜、ハイスクールの美少女ドリューが、ゴーストフェイスマスクをかぶった殺人鬼に惨殺され、不安に駆られる主人公シンディ・キャンベル。
実は1年前、シンディは恋人のボビーや友人のレイ、ブレンダ、バフィ、グレッグたちとドライブ中、男性をはねて死体を海に投げ捨てたという秘密がありました。それがドリューの死に関係あるのではと心配しますが、仲間たちはまったく気にしていません。
しかしミスコンの日、バフィを応援するグレッグの背後にゴーストフェイスマスクが現れ…。
みどころ
連続殺人の始まり
知らない人物から電話が入り、恐怖に怯えるドリューは、バットを手に玄関のカギを開け、思いっきり殴り掛かります。ドリューの目の前には、お菓子をもらいに来た子供たちが倒れこんでいました。慌てて玄関を閉め、振り向くとそこにはゴーストフェイスマスクの殺人鬼が。近くに並んでいた5種類の武器の中からバナナを選び、庭へ逃げると左は”死”、右は”生”の案内標識。
”生”の道を選んで家の外に逃げ出しますが、掴まれた服は破れて下着姿になり、庭のスプリンクラーを浴び、セクシーポーズ。我に返ったドリューは胸を刺され、殺人鬼のナイフにはシリコンパッドが。さらに逃げるドリューの前に、父が運転する車が見えて助けを求めますが、そのままはねられ、倒れたところを殺人鬼に刺されます。
銃、ナイフ、手りゅう弾、包丁、バナナの中からなんでバナナなの…。パパとママも車の中でお盛んで娘を轢いたことにも気付かないし、バットでボコボコにされた子供たちがかわいそう…。最初から笑いのオンパレードでした。ポップコーンはどうなったんだろう?
変人しかいない町
車の運転中にイチャイチャして娘を轢いたことにも気付かない両親。後ろで騒ぐ生徒に発砲し、目の前で女性がゴーストフェイスマスクに襲われているのに取材するレポーター。学校の先生は生徒の子を産んで他の生徒とも関係を持ち、事情聴取なのに自分のセクシー写真を数枚見せて感想を聞いて事件の話は聞かずに帰す刑事。
ゴーストフェイスマスクは、隠れるのが下手。ソファーの後ろでは頭隠して尻隠さず、カーペットの下に隠れてここはダメだと気付くも、カーテンの裏にいても手にした武器が見える始末。ヤク中のショーティやその仲間とは一緒にはっちゃけてマスクの表情まで変化。
映画館で騒ぐブレンダを自前のナイフで刺しまくる観客たち。みんな常備してるの…?ゴーストフェイスマスクはジュース片手に映画を楽しんでたし。まともな人は1人もいませんでした。
パロディの元ネタ
「スクリーム」「スクリーム2」「ラストサマー」をベースに、「マトリックス」「13日の金曜日」「アメリカン・パイ」「シックス・センス」「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」「ユージュアル・サスペクツ」「ファイナル・デスティネーション」などが所々に絡みます。
さらに細かい部分では、「ベイウォッチ」「エルム街の悪夢」「タイタニック」「アミスタッド」「マトリックス」「ビートルジュース」やバドワイザーのCMなども。
本作でもゴーストフェイスマスクをつけた犯人による殺人が行われますが、下ネタ多めのパロディ作品のため、最初から最後まで笑えます。元ネタも多いので、ホラー好きにはたまらない!
登場人物(キャスト)
・シンディ・・・主人公。
・ボビー・・・シンディの恋人。ゲイに目覚めてシンディ殺害を目論む。レイにめった刺しにされる。
・バフィ・・・ミス・ティーン・コンテストで優勝。何度刺しても喋り続け、首を切り離されてゴミ箱に。
・グレッグ・・・バフィの恋人。ミスコン中に喉を切られて殺された。
・ブレンダ・・・映画館でみんなからめった刺しにされる。
・レイ・・・ブレンダの恋人。ボビーと組んでシンディを殺そうとする。背後から刺される。
・ショーティ・・・陽気なヤク中。ボビーに銃殺される。
・ゲイル・・・女性レポーター。著書は「殺人でぼろ儲け」
・ドゥーフィ・・・バフィの弟。知能障がいのフリをしていた。
感想・評価・レビュー
最初から最後まで笑えました。惨殺シーンでも殺される側が陽気だから、ホラーっぽい音楽が流れてても緊張感がありません。
個人的に1番好きだったのは、ショーティの”I see dead people”と言う「シックス・センス」のパロディシーン。あの可愛い子とのギャップがツボ。それからのゴーストフェイスマスクを交えてのクスリパーティ。ショーティが1番好きでした。でも薬物はダメ、ゼッタイ!
元ネタとなった作品も多くて、要所要所で「あっ!」と思わされます。原作好きにはどうなんだろう…?
心に残るものはないが何度見ても笑える『最終絶叫計画』はオススメ度「★★★★★」
本作がお好きな方には「ハッピー・デス・デイ」もオススメ!
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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