韓国歴史ドラマ・映画に欠かせない『朝鮮王朝時代の身分制度』

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まさに上級国民!?

韓国歴史ドラマには付き物の「身分制度」。

朝鮮王朝時代はとても厳しい身分制度が定められていました。ドラマや映画では、身分が高い人と低い人の禁断の愛が描かれる作品が多く、両班(ヤンバン)と奴婢(ぬひ)ぐらいしかわかりませんよね。そこで今回は、その身分制度について少し詳しく説明していきます。

まず頂点に王様がいて、その下に王族、両班(ヤンバン)、中人(チュンイン)、常民(サンミン)、賎民(チョンミン)と続きます。各階級の中でも細かく分けると上下関係のようなものはあったようですが、ここでは分かりやすいよう大まかな説明に留めます。

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身分制度

王族

王の血筋を引く人、及び王族との婚姻関係があった族譜で記された一族のみ。

王様からしたら血縁でありながら、自分の地位を脅かす存在になることも…。それを阻止するために、王族の政治への関与は禁止されます。

両班(ヤンバン)

貴族階級で、科挙(かきょ)という官僚登用の為の試験を受けることができ、儒学だけを勉強して官職や儒教の学者になります。科挙に受かれば”文官”と”武官”に分かれ、文官は頭、武官は体を使うと言えばわかりやすいでしょうか。文系か体育会系です。また、豪族や地主もここに位置します。

幼い頃から勉強が義務付けられ、高い官職に就くことを目指します。また、官職に就かなくても、祖先に科挙の合格者がいれば両班となり、租税、貢納、労役が免除される特権を持っていました。そのため、族譜(ぞくふ、家系に関する文書)や偽の身分証を買って両班を名乗る人たちも少なくありませんでした。

中人(チュンイン)

低い官職の役人、医者や技術者、訳官など。また、庶子(しょし、妾の子)。

科挙の受験資格を持ち、官職に就くことができますが、ここでは金銭がモノを言います。科挙に受かるには勉強が必要で、お金がなければ教育を受けることができません。訳官に関しては、他国との交易に関わる通訳・翻訳などで、両班よりも富を得る人もいました。

両班の妾から産まれた庶子は、官職に就くことができ、武官になる人が多かったようです。ドラマでは本妻とその子どもから邪魔者扱いされることが多いですね。

常民(サンミン)

農業・工業・商業などに携わる一般的な庶民で、人口の大半を占めます。

原則として学ぶことは禁止されており、科挙の受験資格もありません。色や模様がついたものや絹の服、家屋に門を作ることは許されませんでした。

その中でも工業の職人、商業の商人は見下されていました。レベルが低く、貧しい人がする卑しい仕事と思われ、現在もその考えは残っています。そのため日本とは真逆で、高い技術や老舗などはあまりなく、ほとんどが外国製の輸入した部品が使われています。

賎民(チョンミン)

奴婢(ぬひ、奴隷)、芸人、妓生、僧侶、巫女など、国有の官奴婢と両班や中人などの私有の私奴婢がいました。動物の屠殺等に携わる人や犯罪者や逃亡者もここに該当します。男性は奴、女性は婢です。

役所や個人の家で雑用をする使用人で、財産として扱われました。官職に就く権利も、科挙を受ける権利もなく、納税の義務もありません。姓(名字)もありません。父母のどちらかが奴婢なら、子供も奴婢。また、一度その籍に入ってしまうと抜け出すことができず、売買・相続・贈与の対象とされました。

主が虐待や過酷な労働を受けることがありましたが、主以外が奴婢に危害を加えることは許されませんでした。苦しい生活に耐えきれず、逃げ出す奴婢もいました。それを追う推奴師(チュノし)を描いた作品が「推奴~チュノ~」です。

官奴婢

宮殿や役所で使用される奴婢で、私奴婢より身分は上。「チェオクの剣」のチェオクのようなお茶くみを担当する茶母(タモ)、「宮廷女官チャングムの誓い」のチャングムのような医女、「トンイ」のような宮殿で肉体労働をするムスリなどがいました。

私奴婢

両班などの裕福な個人が所有している奴婢。使用人として雑用や労働などをし、財産として扱われました。



身分違いの恋がある韓国歴史ドラマ紹介!

太陽を抱く月・・・王様と記憶を失った巫女の運命の恋。キム・スヒョン好きの方は必見!

王の顔・・・光海君と光海君を王にするために暗躍した女性の献身的な愛。キス職人ソ・イングクを見たい方にオススメ。

ファン・ジニ・・・実在した朝鮮王朝最高の芸妓の人生で2度の恋。初々しいチャン・グンソクが見たい方へオススメ!

イルジメ~一枝梅・・・謀反の罪を着せられて父を殺された子が、素性を隠して暗躍するヒーローになり、両班のお嬢様と恋に落ちる。女より美しいイ・ジュンギを愛でたい方へオススメ。

推奴~チュノ~・・・使用人だった愛する女性が逃げ、探すために推奴師となった元両班の子息の恋。男の肉体美にうっとり!

チェオクの剣・・・兄妹のように育った庶子(しょし、妾の子)と元両班の娘の叶わない恋。「イ・サン」よりもこっちのイ・ソジン!

雲が描いた月明り・・・イケメンツンデレ世子(セジャ、皇太子)と男装女子のラブストーリー。パク・ボゴムだけじゃないイケメン祭り!

まとめ

両班はまさに上級国民。身分が低い人たちは苦しい生活を送った人が多かったでしょう。ただ、他人の所有する奴婢に危害を加えると処罰され、報復を受けても文句は言えなかったようです。逆を言えば、自分が所有する奴婢に対しては何をしても許されたということですね…。人としてではなく、物として扱われていた人たちの生活は、想像もつかないほど苦しかったのはわかります。

トップにいる王様であっても、王様であるがゆえに孤独だし、まず産まれたときから暗殺の恐怖が付きまとうこともあったからね…。敵がいない両班の家に産まれたお嬢様が1番幸せかもしれない。

朝鮮王朝時代は、富と権力が物を言う時代だったのです。だからこそ両班は政界を目指して権力を求め、他人を蹴落とすために陰謀を企てたりもしたわけで。品行方正で善良な人が陥れられたりね。富と権力はいつの時代も人を惑わすもの。そんなものに興味がない人生を送りたいですね。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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