「善徳(ソンドク)女王」のあらすじ・ネタバレをご紹介します。
今回は「善徳女王」あらすじ・ネタバレ④の続きです。人物紹介は登場人物まとめでご確認いただけます。
※ネタバレを含みますのでご注意ください!
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【あらすじ・ネタバレ】
ミシルはチュンチュを利用し、王室を混乱させようとしていました。しかし、ミシル一派の中でも、チュンチュを利用し、のし上がろうとしている者や、けん制する手立てを考える者も出てきました。そんな中、チュンチュはソルォンの孫でポジョンの娘ポリャンを連れ去ります。
誰にも会わず、床にふせていたミシルをピダムが訪ねます。追い払われますが、一晩中部屋の外で待っているピダムを見かねたミシルは、部屋に通して話をします。ふと思いついたかのように山に散策へ行こうとピダムを誘い、チルスクと護衛を数人だけ連れて行き、大自然の中で久しぶりに羽を伸ばします。
宮殿ではチンピョン王や貴族の前にチュンチュとポリャンが現れ、結婚報告したことで、ソルォンとセジョンが激突。チュンチュの企み通りにミシル一派は分裂しました。
一方、ピダムと話すミシルは、トンマンとチュンチュに感化され、ついに自分が王になることを決意したようです。ピダムは、トンマンに従って三韓一統を目指すと語ります。追ってきたトンマンはミシルと話し、ミシルの決意を知ります。ミシルの臣下もその決意を知り、対立していたセジョンとソルォンも和解し、再び団結します。
ミシルから真実を聞いたチュンチュは、母チョンミョンのお墓の前でトンマンに会い、協力する事を決めます。トンマンが提案した租税改革案によって、一部の貴族が分裂し始めますが、和白(ファベク)会議で満場一致制を行い否決。しかし、トンマンの狙いは、貴族たちに和白会議の無用さを知らしめる事にありました。それにより、トンマンに手を貸す貴族も出てきます。
ミシルの策略により、トンマン派のヨンチュンとソヒョンは、早朝に開かれた和白会議に現れず、ほぼミシルの臣下だけで会議が始まってしまいます。議題はトンマンを政務から退かせようというもの。遅れてきたヨンチュンとソヒョンは、ミシル側の兵に阻止されて入れず、ユシンが兵を連れて現れ大乱闘になり、セジョンが刺されます。和白会議に武装乱入した反乱者として逮捕寸前に・・・。ミシルは玉璽(ギョクジ、王の印)を使い、トンマンを首謀者に仕立て上げ、逮捕命令を出します。
騒動を聞いたチュクパンとコドに案内され、宮殿を出るため西の門に向かいましたが、包囲されてしまいます。負けを認めて武器を捨てるユシン・・・。その時!門の屋根から兵に向かって矢が放たれました。ピダムが援軍を引き連れて戻ってきました!トンマンとチュンチュは宮殿の外へ。しかし、残って門を閉じたユシンやアルチョンたちは、激しい拷問を受けます。そんな中、1人逃げ出そうとしていたチュクパンは、偶然ソファの部屋へ辿り着き、宮殿の外へ連れ出し、トンマンと合流して復耶会の基地へ向かいます。
トンマンは全権限を掌握したミシルに対抗すべく、町中の掲示板に「ミシルを捕らえよ」と書かれた紙を貼らせます。その日の夜、復耶会のウォルヤとソルチがユシンとアルチョンを助け出し、トンマンたちと合流します。しかし、チルスクたちに包囲され、逃げた先でソファはチルスクの手によって亡くなります。
宮殿では唐国の使節団が来ると大騒ぎ。使節団が新羅に入ってくると空から大量の紙がばら撒かれます。そこには「陛下を救え」の言葉と共にトンマンとチュンチュの名が。
トンマンは宮殿に戻り、公開尋問を要求します。トンマンは部屋に軟禁され、ミシル派とトンマン派それぞれが貴族を味方につけるよう奔走します。公開尋問が開かれる朝、時間になっても貴族たちは現れません。尋問が始まろうとしたとき、空から陛下を救出したと書かれた紙が大量に降ってくると同時に、来ている貴族が半数に満たないとポジョンから報告を受け、弓矢を手に取ってトンマンに向けるミシル。立ち上がり大きく手を広げあなたの負けだと笑みを浮かべるトンマン。ミシルの放った矢はトンマンを直撃しますが、ソヨプ刀のおかげで命拾いします。
敗北を悟ったミシルは、正面突破して宮殿から逃げ、難攻不落の大耶(テヤ)城へ避難します。どうやってミシルを降伏させようか頭を抱えるトンマンは、チヌン大帝の勅書を使うことに。誰にも知られない復耶会の砦の大きな木の下に隠していたので、ピダムには箱ごと持ってくるように命じます。ピダムはトンマンに頼み事をされ、嬉しそうに走って行き箱を掘り起こしますが、箱の中身が気になり空けてしまいます。それを見たピダムは、大耶城に侵入してミシルに会います。ピダムを見かけたチュクパンがトンマンに報告し、不安を抱いたトンマンは生前にソファが話していた事を思い出します。
ピダムが勅書を隠したため、別の方法でミシル軍を混乱させます。何とか力を合わせられないかと言うトンマンに、「自らの血を注ぎ、チヌン大帝と共に作り上げたこの国を分かち合うことはできない」とミシルは拒否。しかし、この内戦に乗じ、百済(ペクチェ)軍が新羅に侵入。それを知ったミシルは、「ピダムに自分の遺志を継がせて王にせよ」という言葉をソルォンに残して自決。トンマンは、ピダムがミシルの息子だと知り驚愕、親に捨てられたという自分と同じ境遇の彼に同情を寄せる。チルスクはミシルの命令に背き、ソップムと共に最後の乱を起こします。宮殿では陛下が崩御し、ついにトンマンが即位、新羅初の女王が誕生しました。
【感想・評価】
最強最大の敵ミシルがついに倒れました。
トンマンとの最後の対談では、ミシルの思いに心を揺さぶられました。確かに、自分が作り上げてきた国を、何も知らない小娘と分かち合うことなんて出来ないでしょうね。
ピダムの母に対する思いは、少しは報われたのでしょうか?どんな思いで母ミシルを見てきたのでしょう?散策に出て岩場を歩くシーンでは、手を貸すチルスクを払い、ピダムの腕に捕まるミシル。BGMがかかるタイミングも素晴らしいんです!このシーンは何度でも繰り返し見たくなります。
本当はここで終わる予定だったのでしょうか?あまりの反響に話数が増やされたそうですが、ミシルの遺言から察するに、ピダムが敵に・・・?
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!
続きは「善徳女王」あらすじ・ネタバレ⑥へ!
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