勇者ヨシヒコと悪霊の鍵/Blu-ray-BOX DVD-BOX
低予算の冒険活劇、続編
2012年のコメディ・パロディドラマ『勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』をご紹介します!
本作は2011年の「勇者ヨシヒコと魔王の城」の続編で、前作同様「70%くらいのモチベーション」で製作。
メインキャストも前作から引き続き、山田孝之、宅麻伸、木南晴夏、ムロツヨシ、佐藤二郎が出演。各話にはゲストが多数登場します。
オリコンチャートによる週間DVDランキングで、発売初週に6000枚を売ってDVDドラマ部門1位を記録!
予算の少ない冒険活劇、それでは最後までお付き合いください!
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『勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』あらすじ
勇者ヨシヒコが魔王ガリアスを打倒してから100年後。
何者かによって魔物の封印が解かれ、再び魔物たちが人々を苦しめるように。 救いを求める人々の声を聞き届けた仏は、ヨシヒコたちを復活させます。天寿を全うして葬られていた勇者一行は、メレブを除いてみんな老人の姿。
また、仏がセーブするのを忘れていたため、レベル0で復活。若い姿を取り戻したヨシヒコたちは、魔物を封印するための「悪霊の鍵」を探す旅へ…。
みどころ
前作から100年後…
勇者ヨシヒコたちが魔王ガリアスを倒してから100年、何者かによって封印が解かれ、世界は再び魔物が蔓延るように。
人々はかつて魔王を倒した勇者ヨシヒコを思い出しますが、とうの昔にこの世を去っていました。絶望にあえぐ人々の声を聞き届けた仏は、勇者一行を蘇らせ、魔物を封印するための「悪霊の鍵」を捜す旅が始まります。
復活した勇者一行は亡くなった時の姿。別れた直後に事故死したメレブ以外は天寿を全うしたので、みんなよぼよぼの老人でした。魔王討伐どころか旅も出来ないよ!
若い姿に戻るも、仏がセーブし忘れたため、それまでの経験値は白紙になり戦闘力はゼロ。前作で倒した魔王ガリアスと対戦するところから始めることに…。
相変わらず役に立たないメレブの呪文
眉毛を極太にして戦闘中に汗が目に入らないようにする「ヨシズミ」、集中力をなくして噛み付き攻撃をしてくる魔物の攻撃力を下げる「シャクレナ」、おならを誘発する「ヘイミ」、口の中に氷をひとかけら出現させる「ヒャダコリ」、初恋の人の名を叫んでしまう「ハツコイン」、どこかの家の釜戸に火がつき美味しいご飯が炊ける「メラチャッカ」、うちわで仰いだぐらいの風を起こす「ナギ」、息をミントの香りにし口臭をなくす「ケアブレス」、洞窟から別の洞窟へワープする「マタカヨ」などなど。
それに対しムラサキの呪文は、何が起こるかわからない「パルプンテ」、可愛さアピール「アヒル口」。
純粋なヨシヒコはメレブの呪文をかけてもらいたがり、絶大な効果を身をもって示します。戦闘には役に立ちませんが…。
豪華ゲスト
【第1話 『伝説の勇者が帰ってくる!新たなる試練の旅』カボイの村】
・鈴木福・・・勇者ヨシヒコの子孫。魔物退治は子供だから無理と断り、ヨシヒコに同行するのはスケジュール的に無理と断る。
・中尾隆聖(声)・・・魔王ガリアス。
【第2話 『捕われた花嫁を奪還せよ!ガンザの村の死闘』ガンザの村】
・細田よしひこ・・・盗賊ビドー。恋人アリーとイチャイチャし、かすり傷なのに倒れて大げさに今生の別れを演じ、ヨシヒコたちの涙を誘う。
・平野綾・・・ビドーの恋人アリー。
・バービー・・・豪商の娘。魔物の呪いによって”このような顔”になったらしい。
・伊藤麻実子・・・豪商の娘の本来の姿。
【第3話 『女が消える怪奇!?ドレープ村の魔物を撃破せよ』ドレープの村】
・青木崇高・・・毒霧で攻撃するも、風下にいた自分が吸い込み敗北。
・鎌倉太郎・・・薬師。
・ミッツ・マングローブ・・・人々をさらい、女性には労働させ、気に入った男性は取り巻きにし、それ以外の男性はネコにしていたオネエ。
【第4話 『呪われしトロダーン村…最強の幽霊を撃滅せよ』トロダーンの村】
・八嶋智人・・・盗賊教習所の教官。
・阿南健治・・・村長。悪霊に取り憑かれていたが本当はいい人。
・温水洋一・・・トロダーンの村の前村長で、悪霊に取り憑かれた現在の村長に寝首を掻かれ、成仏できずにいた幽霊。
【第5話『暗黒呪術師を攻略せよ!サクーラ村呪いの授業』サクーラの村】
・佐久間一行・・・井戸のお化け。
・三又又三・・・こんぱち。金八先生風。髪をかき上げる動作で洗脳。魔物に操られていて、本当はいい人。
・鈴木正幸・・・村のお巡りさん。「金八先生」シリーズでおなじみの巡査ご本人!
【第6話 『地獄の武道会を制覇せよ!アイシス城の戦士達』アイシスの村】
・大東駿介・・・武道会でヨシヒコと対戦。戦闘力は高いが、陰毛がズボンのチャックに挟まった激痛で動きが止まり敗北。
・高橋努・・・武道会でヨシヒコと対戦。「セリザワ」という男と瓜二つのヨシヒコに敵意むき出しにするも、ムラサキのお色気作戦で場外敗北。
・梶原善・・・時間を止めることができる仙人。
【第7話 『無敵!?偽りの勇者を討伐せよ!キラナ村の伝説』キラナの村】
・濱田岳・・・偽ヨシヒコ。岩の魔物。
・宍戸開・・・偽ダンジョー。棍棒を持った一つ目の魔物。
・有村架純・・・偽ムラサキ。ゼリー状の緑色の魔物。
・山中崇・・・偽メレブ。剣を持った骸骨の魔物。
・佐藤江梨子・・・「ルイーダの酒場」の店主。
【第8話 『旅の扉に突入せよ!ムーンポタ村の超危険な罠』ムーンポタの村→パパラタの村】
・戸次重幸・・・メンタリスト盗賊。最初は間違えてギャラリーを盛り上げる戦術が裏目に出て敗北。
・柿澤勇人・・・DV男ゾーザー。ムラサキの呪文で愛妻家に。
・中村ゆり・・・ゾーザーの妻フローラ。
【第9話 『最終ボス始動!エスタス村の最強装備を入手せよ』エスタスの村】
・田中直樹・・・実用的じゃない珍品ばかり製作する発明家。
・指原莉乃・・・「すっぴんで戦ったらアキモト先生に怒られる」とヨシヒコたちを30分待たせたが、大して変わらなかったことでキレたヨシヒコに斬られる。
・ホリ・・・別世界の第5話で登場したこんぱち。
・勝地涼・・・オオカミ男。変身する途中に月が雲で隠れ、中途半端な姿に。バカにされて意気消沈し、道をあける。
・森崎博之・・・誰も知らない剣豪を倒し、聞いたこともない流派の剣術奥義を習得したと自慢し、強気の発言をするがヨシヒコの一撃で敗北。
【第10話 『デスターク城に潜入せよ!暗黒界に眠る幻の杖』裏世界】
・大水洋介・・・デスターク城の門番。
・佐藤祐基・・・海の家で働く青年コウスケ。ヨシヒコと意気投合。実はモンスター。
・木下美咲・・・コウスケの妹。実はモンスター。
・及川いぞう・・・海の家のマスター。「変化の杖」の在りかを知っている。
【最終話 『最終決戦!暗黒の神vs光に導かれし勇者の魂』裏世界】
・平田広明(声)・・・デスターク。
・森山周一郎(声)/入野自由(声)・・・デスタークの影武者。見た目はペンギン。
・大竹まこと・・・デスタークの双子の兄。
・鎌倉太郎・・・裏世界の神父。
相変わらず豪華。個人的には鎌倉太郎がツボ。
残念なところ
前作同様、「ドラクエシリーズ」を知っていれば2倍楽しめますが、知らなければ面白さが半減してしまうところ。呪文、衣装、敵として出てくるスライムなど。「ドラクエシリーズ」を知らなくても、スライムは知っている人が多いかもしれませんね!
半減とは言っても、知らなくても十分楽しめる作品です!
主要人物(キャスト)
ヨシヒコ(山田孝之)
主人公。100年前、魔王ガリアスを封印した伝説の勇者。
天寿を全うして葬られていたが、再び魔物が蔓延り、民の勇者を求める呼びかけに応じた仏の「ななななぁ〜ん」の一声で復活。魔物たちの封印を解いた者を探し出し、再び封印するための「悪霊の鍵」を求めて旅へ。
仏がセーブしていなかったため、レベル0からの再出発となる。本作でも仏の姿は裸眼で見えず、金環日食観察用の日食グラスを使用。
空気を読まず、一般常識や知識に欠けており、恋をすると台詞がミュージカル調になる。「僧侶」に転職し、「悪霊の鍵」を手に入れるという目的意識は高いが、道中出会う人々に流されて大きく脱線し、仏ビームで本筋に戻る展開も健在。
最終話でデスタークを倒すために自らの命を犠牲にして魔物を封印し、世界の平和を取り戻した。残された仲間も、ヨシヒコのもとへ逝けるよう仏に願い出るが、仏の粋な計らいによるうっかりでヨシヒコが復活。
ダンジョー(宅麻伸)
熱血漢でテンション高め、頻尿でダンディーだが女好きの戦士。命が尽きて葬られていたがヨシヒコとともに復活。
女装に自信を持ち、過去の恋愛にトラウマを持っているようす。
「武闘家」に転職。
ムラサキ(木南晴夏)
命が尽き葬られていたが、他のメンバーとともに復活。気が強く口が悪い。前作に引き続き、刀身が引っ込むオモチャの短剣を持っている。
メレブから「平ら胸」「むねたいら」「プアおっぱい」などと言われる。いつも左肩に乗せているペットの黄色い小鳥「キロ」がいる。
ヨシヒコとは両想いのようだが、気の多いヨシヒコのせいで全く進展しない。「魔法使い」に転職し、いきなり「パルプンテ」を習得。ラスボス戦では第一形態を倒す。
メレブ(ムロツヨシ)
パーティ解散後、人の役に立つ呪文を習得するため西の国へと旅立った直後、牛に轢かれ事故死したため、若い姿のまま復活。
経験値がリセットされているため、習得した呪文は忘れてしまったが、知識は豊富。
「遊び人」に転職し、ムラサキの呪文パルプンテにより、レベルが一気に20上がるも、残念な呪文を一度に多数習得しただけ。復活にかかるゴールドが1番安い。
仏(佐藤二郎)
民の声を聞き届け、ヨシヒコたち勇者一行を復活させる。
相変わらずいい加減で胡散臭い。お告げをちゃんと覚えておらず、カンニングペーパーを見ながら喋ることも。麻雀好き。
複数人存在する中のひとり「4号」だった。妻子持ち。iPadっぽいもので情報収集し、「仏Tunes(ホトケチューンズ)」を活用。
脱線したヨシヒコを諭す役割を持つ。第10話の海の家では、ジェットスキーに乗って現れてパンチ。それでも本筋に戻らないヨシヒコに最終兵器仏ビームを浴びせる。
感想・評価・レビュー
やっぱり面白い!バカらしすぎて気分が落ち込んでても元気が出ます。
そして今回もゲストが豪華!まず宅麻伸の時点で豪華だと思うのですが、チョイ役としてバカを演じる人たちもまた豪華すぎて、それすら笑えてしまいます。
ストーリーとして頭に残るものは、正直一切ありません。だからこそ、何度見ても面白いと思えるのかもしれませんね。
定期的に見たくなる『勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』はオススメ度「★★★★★」
本作を見た方は、続編「勇者ヨシヒコと導かれし七人」へ!
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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