実在した朝鮮王朝最高の芸妓「ファン・ジニ」の登場人物をご紹介します。
厳しい身分制度によって、人生でたった2度の恋は叶わず、芸の道を究めた女性ファン・ジニの人生を描いた物語です。
※朝鮮王朝時代の身分制度をまとめた記事はこちら。
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【登場人物】
妓生(キーセン、芸妓)
・ファン・ジニ(チニ)・・・主人公。名前だけを呼ぶときは「チニ」。幼い頃に寺に預けられ、母を知らずに育つ。町で見かけた妓生の舞に魅せられ、教坊(きょうばん、妓生の養成所)の外で真似て踊っているところを、ペクムの目に留まり妓生の世界へ。妓名は明月(ミョンウォル)。
・ペクム・・・松都(ソンド)教坊の行首(ヘンス、教坊の長)。チニの才能を見い出し、朝鮮一の妓生に育て、ただ一人伝授された最高難度の舞である「鶴の舞」を完璧にして伝授しようとする。舞の名手で妓名は百舞(ペクム)。
・プヨン・・・チニのライバル。師はペクムのライバルのメヒャン。「剣の舞」を得意とする。
・メヒャン・・・女楽(ヨアク、宮中の妓生)の行首でペクムのライバル。妓生の最高位。「剣の舞」と「太鼓」を得意とする。チニを高く評価している。
・ヒョングム・・・チニの母親。両目の視力を失っている。伽耶琴(カヤグム)の名手で妓名は玄琴(ヒョングム)。
・クムチュン・・・松都教坊の教育係。歌を得意とする歌妓。
・ケトン/タンシム・・・チニの親友。
・チュソン・・・お姉さん妓生。ペクムの死後、松都教坊の行首になる。
・エンム・・・チニの同僚。
その他
・キム・ウノ・・・両班の子息でチニの初恋相手。チニとの恋から身分制度に疑問を持ち、法と戦う覚悟を持つ。しかし志半ばで病死。
・トクパル・・・ウノの家の使用人。ウノの死後、松都教坊で働くようになる。
・サンス・・・ウノの友人。両班の子息で、成長してからはエンムと親しくしている。
・カウン・・・ウノの許嫁。
・キム・ジョンハン・・・礼曹判書(イェジョパンソ、政府高官)で中宗(チュンジョン、朝鮮第11代国王)の信頼も厚い。ミョンウォル(チニ)の最後の恋人。
・ピョクケス・・・王族。キム・ジョンハンとは友人だが、ミョンウォルへの執着心で豹変。その後元に戻り、タンシムが生んだ息子を引き取る。
・オムス・・・松都教坊の楽士。目の不自由なヒョングムに長年尽くしている。
・ムミョン・・・ミョンウォルの護衛。実は高官の息子。
・ソ・ギョンドク・・・チニの最後の師匠。
・チョン長官・・・松都の長官。カウンの父で、ウノの父キム判書と姻戚関係になるため、ウノとチニの仲を引き裂こうとする。
・ソン官長・・・チョン長官の後任。ペクムとは昔恋仲にあり、長い付き合い。
あらすじ・ネタバレ一覧
【まとめ】
主演のハ・ジウォンは、伽椰琴、舞、綱渡りシーンも代役なしで挑んだそうです。美しい演技もさることながら、本当にお見事としか言いようがありません。「チェオクの剣」とは違って華やかな感じでしたが、身分違いの恋に苦悩する姿は本作でも同じ。ちなみにチニの幼少期を演じたシム・ウンギョンは、2019年の第43回日本アカデミー賞で優秀主演女優賞及び最優秀主演女優賞を受賞して話題になりました。
アジア中を魅了するイケメン俳優チャン・グンソクの初々しく悲しい演技もこのドラマの見どころです。まだあどけなさの残るグンちゃんの目の演技は大絶賛!
チニのお母さん役のチョン・ミソンさん、すごく好きな女優さんでしたが、もう新しい作品で見ることができないのが残念です。
ピョクケスのギュッとした顔はクセになります。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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