この人生は、私のもの「かくれんぼ」【感想・評価・レビュー】

TVドラマ

韓国ドラマ かくれんぼ/DVD-BOX

運命を入れ替えられた2人の再会から始まる壮絶な愛憎劇

2018年にMBCにて全48話にわたり放送されたテレビドラマ。

『私はチャンボリ!』や『福寿草』で"悪女女優"として知られるイ・ユリ主演の話題作「かくれんぼ」をご紹介します!

"愛憎ドラマの貴公子"として名高いソン・チャンウィがヒロインを助けるナイト役を好演。

誘拐された令嬢と令嬢になった少女、2人の運命は・・・?

(※極力ネタバレをしないよう、おもしろさだけ伝わるように書いていきます。)

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【あらすじ】

大手化粧品会社メークパシフィック社で後継者として活躍するチェリンは、会社の実権を握る祖母ヘグムに冷遇されていた。

ヘグムは誘拐された孫娘スアの身代わりとしてチェリンを育て、会社のために政略結婚させ、スアが戻ったら追い出そうとしていた。

スアがいなくなってから心を病んでいたスアの母でチェリンの義母ヘランは、偶然出会ったヨンジュにスアの面影を感じて何度も会いに行く。

ヨンジュは迷惑に感じていたが、恋人のウニョクがチェリンを気にかけていることを知り、激しく嫉妬し、チェリンへの嫌がらせのためにヘランと会い続ける。

初めはチェリンに対して好感と憧れを抱き、偶然から友人となりましたが、男で揉めましたね。

実はヨンジュは誘拐されたスア本人で、自分の素性を知らないままメークパシフィック社で訪問販売員として勤めていた。

ある時、ヨンジュがスアだと知ったチェリンは、スアが戻ると自分の存在が邪魔になるという恐れから、スアが両親と接点を持たないように邪魔をするようになる。

後にスアも自分がスアだと知り、両親や祖母も知るところとなり、知っていながら隠したチェリンは、唯一優しく本当の娘のように接してくれた父にも愛想を尽かされて家を追い出される。

大人の都合で子どもの人生がめちゃくちゃだよ!

冷遇されて寂しい思いをし、追い出されるかもしれない恐怖に怯えながら生きる令嬢と、誘拐された事を知らないまま優しく明るい母親と2人の妹と裕福ではないながらも楽しく暮らしてきた元令嬢、どちらの人生が幸せでしょう?

【公式】韓国ドラマ「かくれんぼ」DVD予告編

【みどころ】

身代わりにされた少女

児童養護施設で過ごしていたチェリンは、スアの厄移しのために大手化粧品会社メークパシフィック社の創業者ヘグムに引き取られる。

義祖母に虐げられ、義母の愛情も受けられなかったが、優しい義父に可愛がられ、いつか会社を継ぐことを夢見ていた。

ある日、会社の運営が芳しくなくなり、ヘグムは旧知の仲であるテサングループ会長ムン・テサンに相談する。

ムン会長は自分の息子ムン・ジェサンとチェリンの政略結婚を資金援助の条件に挙げてきた。

しかし、チェリンが嫌がると精神病棟に入れられ、泣く泣く承諾した結婚がうまくいくはずもなく離婚。

初めてできた友ハ・ヨンジュからも急に嫌がらせを受けるようになる。

ヨンジュの恋人のチャ・ウニョクが自分たちの結婚式の日にチェリンとキスしてるの見たからね!発狂ものだよ!

その時はまだチェリンは知らないわけだけど、後々わかった時にはもう愛してしまっていたの・・・

八方塞がりになる中、唯一の救いは、従業員から慕われていること。

追い出されないため必死に仕事頑張ってきたんだもん・・・

チェリンとウニョクの恋

政略結婚の相手のジェサンには愛人がいた。

ウニョクはヨンジュと婚約していたが、婚家で冷遇されるチェリンを気にかけていた。

次第に惹かれ合う二人をジェサンとヨンジュが許さない・・・

失ったものを取り戻したいヨンジュと、手に入れられなかったものを手に入れたいジェサンは、互いの目的のために手を組み、あの手この手で邪魔しては引き離そうとする。

ヨンジュは血縁の力で、ジェサンはお金の力で一時は無双状態に。

何度となく追い詰められるが、チェリンとウニョクは離れなかった。

チェリンに最初は興味がなかったジェサンが、段々と執着していく姿は醜かったです。

ヨンジュに関しては、そうなっても仕方ないかな・・・と同情の余地がありました。

だって恋人が結婚式の直前に別の女とキスしてたからね!

要するにウニョクがクソ男だったわけだけど、やっぱり執着してる姿は醜かったです。

結果的に邪魔が入ったおかげでチェリンとウニョクは余計に盛り上がったじゃない!

黒幕の正体

スアの誘拐犯として捕まったウニョクの父チョ・ピルドゥは、出所後ラクにお金を得るためにヘグムに近づき、黒幕がいることを訴えていたが、その正体を突き止められずにいた。

ピルドゥはウニョクの父親で、幼少時に受けた虐待のトラウマからピルドゥに対して恐れを捨てきれずにいた。

知らずのうちに誘拐に加担させられていたウニョクは、責任を感じて思い悩む。

実行犯はピルドゥで、指示した人は別にいたらしいが、誰が、何のために、スアを誘拐したのか?

調べていくうちに、ある人物へとたどり着くが・・・

意外と言えば意外、妥当と言えば妥当な人物でした。

みなさんには復讐したい相手がいますか?

親兄弟、恋人、わが子でさえも復讐のために利用できますか?



【主要人物(キャスト)】

ミン・チェリン(イ・ユリ)

韓国を代表する化粧品会社「メークパシフィック」の跡取りで専務。

非常に有能で、開発した化粧品は全て大ヒット。業界では誰もが憧れる存在です。

実は幼い頃に施設から引き取られた養女で、家では父以外に冷遇されている。

チャ・ウニョク(ソン・チャンウィ)

テサン・グループ会長の秘書兼運転手で、会長の息子ムン・ジェサンの監視役。

幼少期に父親から虐待を受けた過去を持ち、ピルドゥに対してトラウマを抱えている。

ヨンジュと結婚の約束をするが、チェリンに心が移ってしまう。

ハ・ヨンジュ=ミン・スア(オム・ヒョンギョン)

食堂を経営しているヒョンスクのもとで2人の妹たちと共に育ち、メークパシフィック社の訪問販売員として働いている。

ウニョクとの結婚を控え、貧しいながらも幸せに暮らしていた。

実は幼い頃誘拐され、チェリンと運命が入れ替わったミン・スア。

ムン・ジェサン(キム・ヨンミン)

テサングループの御曹司で、チェリンの政略結婚相手。

女癖が悪く、素行も悪い。

テサングループ会長である父が気に入っているウニョクを嫌っている。

【感想・評価】

時代劇以外はあまり見ないのですが、『福寿草』で見たイ・ユリが良かったので見てみました。

愛憎模様がとにかく凄い!もうドロッドロ!やっぱり女性は怖い・・・

元凶はやっぱりおばあちゃんかな。孫可愛さに施設の子供を厄移しのために身代わりにするなんて人として超えてはいけないラインを超えてます。

せめて可愛がってくれていたらまた違ったのかなと。

最後はそれぞれ和解して収まるところに収まったので良かったです。

運命を入れ替えられた2人の女性が繰り広げるドロドロの愛憎劇は「オススメ度★★★」

次の作品をお探しの方には「赤と黒」がオススメ!

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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