中国宮廷ドラマ『如懿伝(にょいでん)~紫禁城に散る宿命の王妃』【感想・評価・レビュー】

TVドラマ

中国ドラマ 如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~/DVD-BOX

願ったのは、真実の愛だけ

総製作費なんと96億円!視聴再生数165億回オーバーの大ヒット!

中国宮廷時代劇『如懿伝(にょいでん)~紫禁城に散る宿命の王妃』をご紹介します!

原作はリュウ・リエンズーの小説『後宮・如懿伝』。

愛と正義を重んじる気高いヒロイン如懿を中国4大女優ジョウ・シュンが、清の第6代皇帝乾隆帝(けんりゅうてい)を中国時代劇トップスターのウォレス・フォが、子役なしで好演!詳しい登場人物紹介はコチラ

初の中国ドラマ作品ですが、何もかもが華美!衣装、装身具、小物から部屋の隅々まで、すべてにおいてキラキラ。

歴史学者や専門家の監修を受けてよりリアルに当時の宮廷を再現したそうです。

日本の着物とはまた違った美しさに目を引かれます。

女性陣はみんなお美しく、男性陣はイケメン揃い。

昔の中国は陰謀も掟も桁違いなイメージがありましたが、見てのお楽しみということで!

それでは最後までお付き合いください!

※映画・ドラマを見るなら作品数が多いU-NEXTがオススメ!




【あらすじ】

清の第6代皇帝乾隆帝(けんりゅうてい)の時代。

その2番目の皇后、如懿(にょい)をフォーカスした宮廷愛憎時代劇。

幼馴染みとして育ち、皇帝と側室になってからも変わらぬ愛を誓う2人。

皇帝はたくさんの側室を持つもの。当然ながら、乾隆帝にも多くの側室がいた。

嫉妬と欲望に満ちた側室に加え、側近である侍女までもが野心を抱いて様々な罠を仕掛ける。

そんな中、最も思慮深く寛容な心を持つ如懿は、策にハマって冷宮へ落されてしまう。

冷宮とは、寵愛を失った妃を幽閉する宮殿。

そこに送られるということは、皇帝に捨てられたことを意味する。

乾隆帝との変わらぬ愛を信じ続けた如懿の運命は・・・?

DVD好評リリース中!「如懿伝(にょいでん)~紫禁城に散る宿命の王妃~」予告編

【みどころ】

女同士の陰謀合戦

ただ一人の男性と、ただ一つの皇后の座を巡る女の争い。

避妊薬を飲まされたり、冤罪をきせられたり、毒を盛られたり、寝ているところに毒蛇をまかれたりなど様々。

1番多いのは皇帝に嫌われるよう仕向ける罠。

皇帝は、側室同士が仲良く調和を保って過ごすことを望んでいるので、誰かを貶めるのを嫌っています。

「私はこんなにもひどい目に合ったのー」と可哀相な私アピールをして皇帝の気を引き、「黒幕はアイツよ!」と言うことで相手を陥れ、程度によっては降格させます。

見ていて白々しいのに、皇帝は信じちゃうから・・・でも仕返しが成功すると痛快ウキウキ!

醜い争いを繰り広げる美しい後宮たち

・皇后 富察琅嬅(フチャろうか)・・・乾隆帝の最初の皇后。

・慧貴妃(けいきひ)高晞月(こうきげつ)・・・如懿と一緒に側室になった。

・純嬪(じゅんひん)蘇緑筠(そりょくいん)・・・如懿と敵対したり、仲間になったり。

・嘉貴人(かきじん)金玉妍(きんぎょくけん)・・・他人を操り、蹴落とす。

・令妃(れいひ)衛嬿婉(えいえんえん)・・・元女官。

・舒貴人(じょきじん)葉赫那拉意歡(エホナラいかん)・・・如懿の味方。

・海常在(はいじょうざい)珂里葉特海蘭(ケリェテハイラン)・・・如懿を慕い、尽くす。

・玫答応(まいとうおう)白蕊姫(はくずいき)・・・陰謀に振り回される策士。

たくさんいすぎて簡単にメインと準メインどころを挙げました。

名前も難しくて、良く出てくる人以外はどれが誰だかわからなくなります。

ハイランには最初はイライラしたものの、中盤からは唯一の癒しの存在。

1番好きだったのは、白蕊姫。

美人揃いの中に1人だけ少女のような可愛らしさを持ちながら、恐ろしい策士へと変貌し、悲しい最期を迎えました。

信じていた人たちの裏切り

友人、側近、家族親族までもが野心や自分を守る為に裏切る世界。

信じていた友は、立場が弱くなると敵になり、側近である侍女は、のし上がる為に裏切る。

嘘の証言をし、嘘の証拠を作り出し、言い逃れをさせないように徹底して冤罪を作り上げる。

自分の野心の為の人もいますが、大半は宮廷の外で暮らす家族のために上に行ってお金を渡すのが目的。

忠誠心よりも孝行心を重んじているようです。そこを利用されて凶行に加担してしまいます。たとえ自分が犠牲になっても家族のために・・・

でも裏切られた方はたまったもんじゃないんだよ!どんな理由があっても人を陥れちゃダメ!メッ!と今なら言えるけど、時代を考えると複雑・・・

【主要人物・キャスト】

嫻妃(かんひ)烏拉那拉如懿(ウラナラにょい)/青桜(せいおう)(ジョウ・シュン)

乾隆帝の2番目の皇后。

乾隆帝とは幼馴染みで互いに想い合っている。

正妻にと選ばれたが、父である先代皇帝の反対にあい側室となる。

愛情深く寛容で、寵愛争いには参加せず、変わらぬ愛だけを願っている。

乾隆帝(けんりゅうてい)/愛新覚羅弘暦(アイシンギョロこうれき)(ウォレス・フォ)

清朝の最盛期を築いた第6代皇帝。

如懿を最も愛しながらもすべての側室に公平にと心掛けている。

後継争いを最も嫌い、妃も臣下もわが子でさえも厳しく処罰する。

天の意を優先するため、如懿との間に溝ができてしまう。

【感想・評価】

長かった全87話。

日本の大奥、韓国時代劇が霞んでしまうほどの陰謀でした。女性は本当に怖い。次から次へと思いつくのがすごい。

清廉潔白を貫き、周りを大事にし、ただ変わらぬ愛を願い続けた如懿に感服。最期には報われてほしかった・・・

失ってから気付いても遅いのに、失う前にはなかなか気付けないもの。

いつも心掛けているので、喧嘩してもすぐ忘れます!仲たがいしてる時間は無駄だと思うから。

次に見るのは『瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~』に決まりました。同じ皇帝、同じ後宮で、ヒロインが違うドラマだそうです。

初の華流ドラマ『如懿伝(にょいでん)~紫禁城に散る宿命の王妃』はオススメ度「★★★★」

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

※映画・ドラマを見るなら作品数が多いU-NEXTがオススメ!




タイトルとURLをコピーしました