【NetFlix限定】愛されるべきは「外見」か「中身」か…「宇宙を駆けるよだか」【感想・評価・レビュー】

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あなたが恋人に求めるのは外見?それとも中身?

今回紹介する作品は、ネットフリックス限定配信作品「宇宙を駆けるよだか」。

原作は川端志季氏による少女漫画で、「別冊マーガレット」で連載された作品です。

まずあなたにお聞きしたいのですが、恋人に求めるのは見た目と中身のどちらでしょうか?

見た目に関するコンプレックスや劣等感って誰しも持ってるものだからこそ、この作品から伝わることが多く、心に染みる作品になるハズです。

ジャニーズWESTの2人がダブル主演を務めた『宇宙を駆けるよだか』(そらをかけるよだか)の見所や残念に感じた事を感想と共にレビューしていきますのでお付き合い下さい。




『宇宙を駆けるよだか』のあらすじ

火賀俊平、水本公史郎、小日向あゆみの 3 人は仲の良い幼馴染。

大好きな公史郎から告白され、つき合うことになったあゆみは、初デートの日、赤い月が出ている空の下、待ち合わせ場所に向かうあゆみに非通知の電話が掛かる。

電話の相手は醜い容姿のクラスメイト海根然子。彼女の自殺予告に驚くあゆみは助けに行こうとするも、ビルから飛び降りる彼女の自殺現場に遭遇してしまう。

気を失ってしまったあゆみが目を覚ますと、あゆみと海根の身体は入れ替わってしまっていた。入れ替わったことを話しても誰にも信じてもらえず絶望するあゆみだが、あゆみに想いを寄せる火賀が、いち早く 2 人の入れ替わりに気付く。

火賀に支えられ、あゆみは元に戻る方法を探るが…。

愛されるべきは、外見か、中身か―『宇宙を駆けるよだか』予告編

みどころ

目を惹きつけられる出演者の演技力

まず見どころとして紹介しなければならないのが、火賀俊平役の重岡大毅と水本公史郎 役の神山智洋のダブル主演!ジャニーズWESTの2人の演技力。

クラスの人気者俊平と、運動・勉強・優しさ全てが完璧な公史郎の2人の親友が幼馴染の小日向あゆみに好意を抱いているのですが、その想いがしっかりと伝わってきます!

個人的には人気者キャラの重岡大毅がメチャクチャかっこいい!この作品から好きになる人も多いのではないでしょうか?

そしてヒロイン小日向あゆみ役の清原果耶と海根然子役の富田望生もそれに負けない演技力を見せてくれます。

外見も中身も誰からも好意を持たれる小日向あゆみと、嫌われている海根然子・・・

中身が入れ替わる作品なので、まったく正反対の人物像を演じなければならないですよね。

嫌われ者がだんだん好きになって行く… 可愛い理想の女の子がだんだん嫌いになっていく不思議な感覚をこの作品だけで味わえるでしょう。

この主要人物である4人の演技力が素晴らしいので、まるで本当に別人になったと感じてしまいますよ!

 

外見が変わっても気持ちは変わらずにいられるか…

「宇宙を駆けるよだか」のキャッチコピーは「愛されるべきは外見か中身か」。

原作が少女漫画ということもあって、恋愛対象として好かれるのは外見か中身かという事を問いかけた作品かと思ってました。

キャッチコピーで使われている「愛されるべきは…」の意味は、人生に関わってくる全ての人だったんだなあと感じてしまいました。

好きな人以外にもクラスメイトや両親、同性でも異性でも人生に関わる全ての人から愛されるのは外見か中身かわからないですよね~。

もしあなたの側にいる大切な人の外見が変わったとしても、変わらずに愛せますか?

おっと!作品の見どころを伝えなければいけないのに脱線してしまいました… 反省…

それほどメッセージ性が強い作品なんです。

もし自分にコンプレックスがあり、変えたいと思う事があるならこの作品をぜひ見ていただきたい。自分が変わることで全てが良い方向に行くきっかけになるかもしれませんよ?

人は変われる。そして変わらない物もある感動の結末

「宇宙を駆けるよだか」では美人で性格の良い小日向あゆみと、ブスで性格も暗い海根然子が入れ替わってしまいます。

少しネタバレしますが(序盤なのでお許しを…)、告白されて付き合っている水本公史郎よりも一途に想い続けている火賀俊平が先に入れ替わったことに気付きます。

姿は変わっても、変わらずに好きだと言ってあげられる火賀俊平に多くの方が惹かれるでしょう。

この変わらない想いは胸を締め付けられるほど優しさと温かさを感じます。

一方、美人な姿を手に入れた性格の暗い海根然子は徐々に居場所を失っていくのですが、見た目がブスの小日向あゆみは自分の居場所を作っていきました。

そして海根然子が元のブスな姿に戻った時… 前向きになるだけで全てが変わっていくんです。

本当に美しいハッピーエンドを迎えられたでしょう。

ただ… 小日向あゆみが水本公史郎と火賀俊平のどちらを選ぶか?だけは人によって好みが分かれるかもしれませんね。

終盤には入れ替わりがあり、女っぽいジャニーズWESTの2人や、男っぽいヒロイン達の姿も見れるので、そこらへんも楽しみに見てみてください。




残念なところ・・・。

中身が入れ替わるという学園恋愛とサスペンスの世界を味わえる「宇宙を駆けるよだか」ですが、いくつか残念に感じる所もありました。

ヒロインの2人が入れ替わった後、「気付いてあげてよ…」というモヤモヤが続きます。

海根 然子がどれだけ嫌われている存在だったのかがしっかりと伝わってくるのですが、なかなか心が痛くなってしまいますね~。

そして作中の中で学校やビルから飛び降りるシーンが多くあるので、苦手な人はなかなかキツいかもしれません…

そして最後に小日向あゆみが選んだのが…

主要人物(キャスト)

・小日向 あゆみ(清原果耶)・・・で、美人で友達や家族にも恵まれた順風満帆な生活を送っている本作の主人公。

人を容姿で判断することなく接してきたが、海根然子と入れ替わることで他人からは容姿で決めつけられてしまう事実に苦しむこととなってしまう。

・海根 然子(富田望生)・・・太っていて周りからは「ブス」と言われ続け、中学時代からいじめを受け続けているあゆみとは正反対とも言えるクラスメイト。

そのためコンプレックスを抱えており、美人で他人からも好かれている小日向あゆみと入れ替わる事を望んでいた。家庭環境も母親とアパートで2人暮らしで、母親からも疎ましく思われている。

・火賀 俊平(重岡大毅)・・・公史郎とは親友で学年で人気者。あゆみに片思いをしているが、先に公史郎があゆみに告白したため、一歩引いていた。

しかし、あゆみへの想いは変わらずに持っており、最初にあゆみと海根が入れ替わっていることに気付く。

・水本 公史郎(神山智洋)・・・あゆみの幼馴染で、勉強も運動も得意。誰に対しても優しく接しており、海根にも平等に接していた。

あゆみと海根然子が入れ替わっていることに気づくが、あゆみと入れ替わった海根然子に対し、「中身はどうでも良い、その姿のまま戻らなくても良い」と告げるが…。

・宇金 真緒(関めぐみ)・・・入れ替わりの原因となる赤月を研究している女性で、彼女もまた入れ替わりを経験している。

過去に入れ替わった相手が元の体に戻ろうとして、入れ替わりが成功せずにそのまま死亡したことがあり、同じことを繰り返しても元には戻れないことをあゆみ達に語る。

・海根 京子(中島唱子)・・・然子の母親。然子に対しては冷たく接しており、自殺未遂を起こした然子に引っぱたくなど、キツく当たっている。

感想・評価・レビュー

少女漫画原作の「宇宙を駆けるよだか」でしたが、学園恋愛に加えて自分のコンプレックスと向き合える素晴らしい作品でした。

現在はNetFlix(ネットフリックス)限定配信の作品なので、加入してない方は見れませんが、加入している方にはぜひ見ていただきたい作品です。

ジャニーズWESTの重岡大毅と神山智洋の魅力を味わうには十分すぎる!!!

もちろんヒロインの清原果耶と富田望生の魅力や演技力を味わうのも良いでしょう。

全てがハッピーエンドで終わった「宇宙を駆けるよだか」はオススメ度「★★★★★」。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。




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