この出会いは心に風を吹かせた。「ピース オブ ケイク」【感想・評価・レビュー】

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映画 ピース オブ ケイク/Blu-ray-BOX

恋に臆病になる。でも、好きになったら止まれない!

今回観てきた作品は、ジョージ朝倉先生のマンガを実写化した作品「ピース オブ ケイク」。登場するキャストも豪華で見ごたえのある作品でした。

流されやすく、好きになってくれた人となんとなく付き合っていた主人公「梅宮志乃」がビデオ屋の店長「菅原京志郎」と恋をしていく物語。恋愛の楽しい部分も嫌な部分もこめられて

いて、憧れる恋愛というよりはリアルな部分が多くみられる作品です。

作中にはエロいと感じてしまうシーンも入っているので、家族で観てしまうと気まずくなる場面もあるかと・・・。

それでは「ピース オブ ケイク」の面白さをレビューと共に書いていきますのでお付き合いください。

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簡単なストーリー紹介!

主人公の梅宮志乃(多部未華子)は飾らない性格と可愛い容姿でモテるが、恋愛ではあまり深く考えないで行動してしまう。自己中心的な性格の正樹と付き合っていたが、一方的な考えを押し付けられフラれてしまう。

正樹と別れて仕事を辞め、実家へ戻ろうとしたが母親に止められて親戚のアパートに引っ越すことになった。

新しい暮らしを始めた志乃は隣の部屋の住人「菅原京志郎(綾野剛)」と出会い、笑顔を見た瞬間心に風が吹いた。

親友でオカマの天ちゃんの紹介でビデオ屋に面接に向かうと、そこには隣に住んでいる京志郎が店長として現れる。

初めて京志郎の笑顔を観た瞬間から好きになっていく志乃だが、京志郎には一緒に暮らしているあかりという女性がいた。

止められなくなった志乃の想いは京志郎に届くのだろうか。

ピースオブケイク 予告

この作品の見どころ紹介!

豪華すぎるキャスト!

ストーリーや展開もとても面白く、早く紹介したいところですが、まずはそれぞれがハマった役を演じている豪華なキャストに注目していただきたい。

ヒロインの梅宮志乃を演じる多部未華子さん自然な演技でこれが素なんじゃないかと思うほど可愛い!流されやすくてエロい一面も魅力的!

次に志乃が好きになる店長の菅原京志郎を演じる綾野剛さん。大人の男の存在感を出しつつ少年のような笑顔が良い!寂しさから志乃の部屋に上がりこむ一面や、好きになった相手にとことん甘える姿が凄く人間らしい。

そして同じビデオ屋で働くチャラい川谷を演じる菅田将暉さん。爽やかなチャラさを持ったイケメンっぷりが素晴らしい!はっきり言ってキスシーンはエロいです・・・。ファン必見レベル。

志乃の親友でオカマの天ちゃんを演じる松坂桃李さん。これだけナチュラルに中性的な役を自然に演じてる姿は凄かった!彼氏と別れた理由が「両方ともネコ」というシーンは笑いました。劇団員としてハジけた演技は見物です。

他にも強烈なキャラとして、舞台の監督役の千葉を銀杏BOYSの峯田和伸さんが演じ、舞台の上で歌っているのでファンの方にはサプライズでしかありません。

紹介した方々でも豪華さは伝わると思いますが、他にも個性的な方が出演されていますので作品の中で確認してみて下さい。

リアルさのあるラブストーリー

多くの恋愛映画作品ではキュンとする場面が多くあると思いますが、この作品にはリアルに感じ取れる恋愛が描かれています。

少女漫画にありがちな、引っ越したら隣の家に・・・という偶然はあるものの、意識しだしたきっかけや状況も本当にありそうな展開。

男選びに慎重になりながらも、今の自分をドライに見つめている心の声が今の時代の女性の声と思うほどリアルでした。

志乃が恋心を抱いた店長の京志郎には同棲しているあかりがいる。美人な志乃に他に言い寄ってくる男はいるが、明らかに肉体関係を狙っていたり失恋の傷心を利用して口説こうとしたりと打算的な駆け引きをしてくる人間ばかり。

になった理由もケンカする理由も、日常の中でふと訪れる気持ちの変化や不安。このリアルさが志乃をより可愛く、京志郎を良い男に感じさせてくれます。

そして男が優しさと勘違いしている部分や、女のめんどくさい部分もリアルに表現されているのでドキッとしたりイラっとしたり・・・。

付き合い始めの楽しさや疑ってしまった時の不安感、過ちを犯してしまう恋愛は、私たちが実際にしている恋愛と同じものでした。

多部未華子の可愛さ!

この作品のヒロインである梅宮志乃は美人な上に流されやすく、男にだらしない部分もあります。現実でもなかなかいないレベルの可愛さながら、複数の男性と関係を持っていても透明感の失われない魅力がありました。

そんな彼女が普段のさめた顔と恋人と一緒にいる無邪気な顔を使い分け、見せつけるラブラブっぷりは可愛いの一言!

かなりエッチに感じるシーンも多くあるので観た方は「ここまでやるか・・・」と驚くと思います。押し倒されて服を脱がされるシーンや京志郎と初めての夜、下着のシーンなどもあるので、誰もが憧れるヒロインというよりは一人の女性だと認識させてくれます。

他の出演者の魅力も素晴らしいのですが、まずは多部未華子さん演じる梅宮志乃の可愛さを堪能していただきたいです。

まとめ

リアルなラブストーリー作品だった「ピース オブ ケイク」は、一つ一つのセリフや出来事が現実的で目が離せなくなる作品でした。

理想通りの恋愛ではなく、道を踏み外したり後悔するような部分が多く描かれていた気がします。

登場人物の一人一人に見所があり、意外性があったのが松坂桃李さんのオカマっぷりとアーティストの峯田和伸さんの演技力!

一つの物語として非常に楽しめたオススメの一作品です。

しかし最後だけは難しい女心が汲み取れず、モヤモヤした終わり方をしてしまった所が相手を理解する難しさを教えてくれました。

そして京志郎とケンカした志乃が言った「やってる。お前はもうやっている!」のセリフがとても印象的で面白かった!(言葉の意味は作中で確認してください。)

ここまで読んでいただいた中で、一つでも面白そうと思う内容があったらぜひ観ていただきたいです。

最後に評価ですが、リアルさが伝わる恋愛を最高のキャストが演じた作品ですが、意外性が少ないので映画にドラマチックな恋愛を求めてる方には物足りないと思うので「オススメ度★★★★」で締めたいと思います。

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