全員悪女のダマし合い
2017年の映画『暗黒女子』をご紹介します!
イヤな気持ちになるミステリー「イヤミス」というジャンルで、後味が悪いほどクセになる名作が映画化されて話題になりました。
小説をもとに、主演は清水富美加と飯豊まりえのWヒロイン。その他にも若手女優・俳優がメインで多数出演。
ミッション系の名門女子校で、誰もが憧れるカリスマ美少女が謎の死をとげ、彼女が主宰していたサークル内に犯人がいるとの噂がたち…というストーリー。
全員悪女、どんでん返しからのどんでん返し。
それでは最後までお付き合いください!
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『暗黒女子』のあらすじ
ミッション系の名門女子校「聖母マリア女子高等学院」で、カリスマ美少女白石いつみがスズランの花を手に花壇で発見されます。
いつみが主宰していたサークル内に犯人がいるとの噂が流れ、会長を引き継いだいつみの親友・澄川小百合は、いつみの死の真相に迫ろうとします。
学期末恒例の闇鍋をしながら、「白石いつみの死」をテーマに、部員たちの自作小説の朗読会を開催。犯人を告発する小説をひとりずつ発表していきますが…。
みどころ
自作小説の朗読会
学園のカリスマ美少女・白石いつみが、スズランの花を持って花壇に転落死した姿で発見されました。学園内では、いつみが主宰していた文学サークル内に、彼女を殺した犯人がいるとの噂が…。
サークルの会長を引き継いだいつみの親友・澄川小百合は、定例会で「いつみの死」をテーマに、部員たちの自作小説の朗読会を開催。
部員たちは犯人を告発する小説を順番に発表していき、それぞれが犯人を告発する小説を朗読。最後に澄川小百合が朗読を始めますが、その内容は、白石いつみの告白文。
恋人関係にあった教師・北条との密会の場として文学サークルを復活させたものの、心の渇望を感じていたいつみは、「脇役」としてレベルが高い部員たちを集めてそれぞれの秘密を握って屈服させ、自分が「主人公」であることに優越感を感じていたというもので…。
いつみさん歪みすぎ!
学園一の美少女の死の真相
サークルの顧問教師である北条との交際を、父親に密告したのは部員たちだと考えたいつみは、部員たちへの復讐を決意。中絶させられた子供の名前にと考えていたスズランを手に、屋上から飛び降りて自殺。
しかし、実は狂言自殺で、いつみは退院後に北条と駆け落ち。それを隠すために、いつみの父親が死亡したことにしたのです。
いつみがスズランの毒で部員たちを殺害しようとしたことを知ってパニックになる部員たち。そして澄川小百合の告白が始まります。
駆け落ちしたいつみは、北条との平凡な生活、平凡な愛に満足していました。そんないつみに失望した澄川小百合は…。
どの女子にも共感できない…。
若手のキャスト
主要人物はセレブが通う「聖母マリア女子高等学院」の文学サークルの部員たち。
学園のカリスマ美少女で会長の白石いつみを飯豊まりえ、その親友で副会長の澄川小百合を清水富美加が演じるW主演。
その他の部員に、清野菜名、玉城ティナ、小島梨里香、平祐奈など、今後が期待される若手女優たちが出演しています。
主演のふたりだけではなく、全員がひとクセもふたクセもある悪女に扮し、文学サークルの顧問でいつみの恋人の教師役には、戦隊出身の千葉雄大。
いい意味で女子高生特有のイヤらしい感じがみなさん良く出ています。自分の秘密を隠すために他人を陥れたり、自分が主人公になるために他人を脇役に仕立て上げる…そんな女子見たことある!どこにでもいます。本当に。
残念なところ
どんでん返しということでラストに期待していましたが、終わってみると朗読会が1番面白かったです。少しずつ勢いが落ちて行ったのが残念。映画じゃなく連続ドラマだったら、もっと面白かったかもしれません。
でも1番残念なのは、もう清水富美加という女優がいないことでしょうね。これからというときに出家されたので…。
主要人物(キャスト)
・澄川小百合(すみかわ さゆり)(清水富美加)・・・3年生。文学サークル会長。元副会長。いつみの死の真相を探る。
・白石いつみ(飯豊まりえ)・・・3年生。聖母女子高等学院の経営者の娘で、元文学サークル会長。カリスマ性と完璧な美貌で、生徒たちの憧れの存在だった。スズランの花を持って転落死。
・高岡志夜(たかおか しよ)(清野菜名)・・・2年生。作家。
・ディアナ・デチェヴァ(玉城ティナ)・・・ブルガリアからの留学生。
・小南あかね(小島梨里杏)・・・2年生。老舗の料亭の娘。サークルではお菓子作りを担当。
・二谷美礼(にたに みれい)(平祐奈)・・・1年生。奨学金で入学した学園一の秀才。
・北条(千葉雄大)・・・文学サークル顧問。
感想・評価・レビュー
いやー暗黒女子でしたね。女子校ではけっこうある雰囲気だと思います。男性には理解しにくいかもしれませんが、女子ってこういうところあるんです。
個人的にいつみが1番苦手。現実にもああいう子いるんですよね…。絶対近づきたくない。
何度も言いますが、清水富美加が残念でならない。本当に惜しい女優さんを失いました。出家先の作品に出演されているようですが…。
女子って怖いと再確認した『暗黒女子』はオススメ度「★★★」
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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