約束のない逢瀬
2013年の日本アニメ映画『言の葉の庭』をご紹介します!
監督は「秒速5センチメートル」「君の名は。」の新海誠で、初の恋物語作品。約8割は雨のシーンで構成され、重要な要素となっています。
本作のために書き下ろしたイメージソング「言ノ葉」と、大江千里のカバー曲のエンディングテーマ「Rain」は、秦基博が担当。
靴職人を目指す主人公のタカオが、年上のユキノのために作った靴は実物も作られて展示されています。
雨の朝だけの、約束のない逢瀬。
それでは最後までお付き合いください!
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『言の葉の庭』のあらすじ
靴職人を目指している15歳高校1年生の秋月孝雄(タカオ)。雨の日の午前中は授業をサボり、公園で靴のデザインを考えていました。
そんなある日、同じく仕事をサボって公園で朝からビールを飲んでいる雪野百香里(ユキノ)に出会います。
その日から雨の日の午前はその公園で2人の交流が始まります。
みどころ
雨の午前
靴職人を目指している15歳高校1年生のタカオは、雨の日の午前中は授業をサボって公園で靴のデザインを考えています。
そこで出会ったユキノと、雨の午前だけの交流が始まります。ユキノも仕事をサボって公園で朝からビールを飲み、大量のチョコレートを持っています。
タカオはユキノに惹かれていきますが、15歳の自分なんて相手にしてもらえないとわかっています。ただただ、雨の日の午前に公園で話す程度の関係は続き…。
私も雨好きです。休みの日や仕事帰りなら!
梅雨明けて…
雨の日の午前に公園で話すだけの関係。タカオはユキノに惹かれていますが、仕事も年も名前さえも知りません。タカオは女性用の靴を作っていると話し、ユキノの足を採寸。
梅雨が明けて晴れの日が続き、ユキノは1人で公園に。ほっとしたような、寂しいような…
一方タカオは、ユキノに会いたい気持ちを抑え、専門学校に行くためにアルバイトをしながら、子供である自分がユキノのために出来ることをしようと、靴作りに打ち込みます。
夏休みも終わって学校が始まり、タカオとユキノは学校で出会います。ユキノはタカオの高校で古典を教えている教師だったのです。3年の生徒に嫌がらせを受け、退職を決めたと知ったタカオは…。
今の先生って大変そう…。生徒や親との関係性が難しいらしいですね。
2人の関係は…?
教師と生徒だったことがわかった2人が公園で話していると突然のどしゃ降り。2人はユキノのマンションへ行き、服を乾かす間にタカオが作った昼食を食べ、コーヒーでほっと一息。
「今まで生きてきて、今が一番幸せかもしれない」と思う2人。そしてタカオはユキノに想いを伝えますが、ユキノは地元の四国に帰ると告げます。
まだ服も乾いていないのに着替えて帰るタカオ。ユキノはこれまでを思い出し、タカオを追いかけます。タカオはまだマンションの階段にいて…。
甘ずっぺぇ!!
残念なところ
良くも悪くも短い!もう少し掘り下げても良かったのでは…?と思う反面、ちょうどいい綺麗なまとまり方。
8割は雨のシーンというだけあって、地面に打たれる雨の描写はリアル。緑も多かったし、目に優しい作品!
主要人物(キャスト)
・タカオ(入野自由)・・・秋月孝雄。15歳の高1。靴職人を目指している。
・ユキノ(花澤香菜)・・・雪野百香里(ゆかり)。27歳。高校で古典の教師をしていたが退職。味覚障害で酒とチョコレート以外の味を感じないが…。
感想・評価・レビュー
教師と生徒の恋ですか…。一部騒ぎ出す方がいらっしゃるかもしれませんがどうなんでしょう?個人的にはひとつの映像作品としてアリだと思います。
相手からしたら高校生の自分は子供で、出来ることをやるって、しっかりした子ですね。タカオ君。感情を優先して「この気持ち止められない!」みたいな展開じゃなかったのが良かったです。
梅雨はイヤだけど、雨は好きなんですよね。本作を見ても思いましたが、甘酸っぱい青春を引き立ててくれます。
46分と短い作品ですが、時間があるゆっくりした時に見ていただきたいです!
雨が降ると会える2人のストーリー『言の葉の庭』はオススメ度「★★★★」
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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