殺したはずの妻が生きている…?韓国映画『死体が消えた夜』感想・評価・レビュー

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韓国映画 死体が消えた夜/DVD

完全犯罪のはずだったが…

2018年の韓国映画『死体が消えた夜』をご紹介します!

2012年のスペイン映画「ロスト・ボディ」のリメイクで、興収ランキング第1位、観客動員数130万人超えの大ヒット!

事件を捜査する刑事役をキム・サンギュン、妻を殺害した大学教授役をキム・ガンウが演じるなど、実力派のトップ俳優たちが集結!また、脚本・監督を務めるイ・チャンヒは、本作がデビュー作で今後が期待されています。

※ネタバレを含みますのでご注意ください。

それでは最後までお付き合いください!

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『死体が消えた夜』あらすじ

ある夜、国立科学捜査研究院の遺体安置所で停電が起き、見回りをしていた警備員が何者かに襲われます。

大学教授をしているパク・ジンハンは、不倫相手の女子学生ヘジンが妊娠したことで、妻ソリを毒殺。財閥の娘で大手製薬会社バロン製薬の会長を務めるソリに見下され、不満を募らせていたジンハンは、証拠が残らない新薬を使って毒殺したのです。病死と判断されて安心した矢先、遺体安置所からソリの遺体が消えたとの連絡が…。

映画『死体が消えた夜』予告編

みどころ

遺体が消えた!?

ユン・ソリの遺体が安置されていた国立科学捜査研究院で停電が起き、警備員が何者かに襲われます。安置所のドアが1つ開いていて、ソリの遺体が盗まれ、夫である大学教授パク・ジンハンが呼ばれ、事情聴取を受けることに。

ソリが一時的な心肺停止状態で実は生きているかもしれないという法医学博士の話から、ソリが浮気していた可能性を探る刑事ジュンシク。しかしジンハンは、ありえないと言い切ります。

遺体安置所の警備員は出来ないな…。怖くないんでしょうか?

年下の夫による犯行

身分違いの結婚と話題になった、大学教授ジンハンと財閥の娘ソリ。年上の妻と結婚し、所有物のように扱われることに不満を募らせ、教え子ヘジンと不倫したジンハン。ヘジンの妊娠でソリと別れるために証拠が残らない新薬を使って毒殺。ジンハンの思惑通り、病死として判断され、悲しむフリをして周囲の同情を買います。

麻酔薬として開発され、即効性があり無臭。しかし投与8時間後に体がマヒして徐々に意識をなくして死に至るその薬は、死体に形跡を残すことなく解剖しても分からない。その為、その新薬が世に出ることはありませんでした。

ソリの遺体が消えた安置所で事情聴取を受け、待機していると、安置所のドアが開き、箱が置かれていました。そこにはあの新薬が…。

まず、そもそも安置所に1人でいることが怖い…。製薬開発者なら完全犯罪できてしまうのか…。そんなことする人はいないでしょうけど。

黒幕の目的は…?(ネタバレ注意!)

女子学生ヘジンと不倫の果てに妻ソリを毒殺したジンハン。証拠が残らない新薬を使っての犯行で、完全犯罪のはずでした。しかしソリの遺体が消えたことで捜査が始まり、ジンハンの周りでは次々とおかしなことが起こり始めます。ジンハンはソリが生きていると疑い始め、担当刑事ジュンシクはジンハンによる妻殺害だと確信。

※以下ネタバレです。

キム・ヘジンという女子学生は存在しませんでした。

ジュンシクには、交通事故で亡くした婚約者ソン・ジヨンがいました。その日はジヨンの両親の命日で、ジヨンは年の離れた妹ファヨンと夜道を帰っている時、道路で轢き逃げにあいます。奇跡的に助かったファヨンは記憶をなくし、その後2人は長く会っていませんでした。しかしある日再会し、ファヨンが逃走した犯人の車を覚えていたことを知ります。ジュンシクはずっとジヨンの遺体を捜していたのです。

2007年7月20日、ジヨンを轢いてしまったジンハンとソリは、飲酒運転がバレることを恐れ、ジヨンの遺体を埋めたのです。

担当刑事ジュンシクこそが、ソリの遺体を盗んだ犯人だったのです。そして知らずのうちに新薬を飲まされていたジンハンは、薄れゆく意識の中、ヘジンの正体がジヨンの妹ファヨンだと聞かされます。

目が覚めたジンハンは、ユン・ソリ殺害容疑で逮捕されます。麻薬を打たれ、新薬は効かなかったのです。

新薬は麻薬で効果がなくなるという伏線が最後に回収されましたね。なんにせよ、危険な薬には間違いなかった。ジンハンが死んで完全犯罪の復讐で終わるかと思いましたが、正当に罪を償わせる方向に落としましたね。

主要人物(キャスト)

ジュンシク(キム・サンギュン)・・・担当刑事。

キム・ジンハン(キム・ガンウ)・・・大学教授。妻を殺害。

ユン・ソリ(キム・ヒエ)・・・ジンハンの妻。

ヘジン(ハン・チアン)・・・ジンハンの教え子で愛人。

感想・評価・レビュー

後味悪いというか、最初から嫌な感じがずっと続きましたね。これ系の韓国映画は胸クソ展開が多いです。誰も救われない。でも作品としては面白いと思ってしまう不思議。

不倫して妻を殺害するというよくあるストーリーですが、復讐のためにハニトラを仕掛けるのは私には無理だな…。相手を汚物としか思えないだろうし、相当な覚悟なんでしょうね。

殺された奥さんもただただ可哀想な人かと思いきや…。飲酒運転も轢き逃げも許されることじゃない。飲酒運転って何でなくならないんだろう?痛ましい事故が実際に何度も起きてるのにそれでもなくならないって、自分は大丈夫とでもタカをくくってるとしか思えない。

車を運転するのが怖くなる『死体が消えた夜』はオススメ度「★★★★」

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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