「ファン・ジニ」あらすじ・ネタバレ⑤13話~15話

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実在した朝鮮王朝最高の芸妓「ファン・ジニ」のあらすじ・ネタバレをご紹介します。今回は「ファン・ジニ」あらすじ・ネタバレ④の続きです。人物紹介はコチラ

厳しい身分制度によって、人生でたった2度の恋は叶わず、芸の道を究めた女性ファン・ジニの人生を描いた物語です。

※朝鮮王朝時代の身分制度をまとめた記事はこちら。

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【あらすじ】

夜、一人剣舞の練習をするミョンウォルに、仕掛けられた丸太が放たれ、身を挺して庇ったジョンハンは意識を失ってしまいます。目覚めたジョンハンに、この件は不問にしたいと申し出るミョンウォル。ジョンハンはペクムとメヒャンに、今度問題が起きたら2人を妓籍から外し、破門にすると告げます。その後ペクムからミョンウォルとの確執を聞き、ミョンウォルが権力のために師匠を潰そうとしているわけではないことを知ります。ミョンウォルはジョンハンを呼び出し、恩返しに楽譜の採譜を手助けしようと、コムンゴを演奏します。しかし途中でウノとの思い出が蘇り、涙が止まらなくなります。

ミョンウォルは女楽(ヨアク、宮中の妓生)たちと剣舞の稽古に励みますが、呼吸がまったく合いません。そんなミョンウォルにメヒャンは下働きをさせ、コムンゴや舞を禁じます。ピョクケスはそんなミョンウォルを拉致し、自分のものになるよう言いますが、ミョンウォルは拒否。そんなミョンウォルを手に入れるため、親友であるタンシムに近付きます。

下働きをしていたミョンウォルは、群舞なのに仲間の舞を見ていなかったことに気付きます。女楽たちに頭を下げ、5日で息が合わなければ下女になると言い切ります。見事に呼吸を合わせ、剣舞を舞い切ったミョンウォル。秘かに想いを寄せるジョンハンの心が、ミョンウォルにあることを知ったプヨンは、焦りと同時に嫉妬心を燃やします。

宴で剣舞を披露するミョンウォルと女楽たち。ところが舞の途中、プヨンの策略で女楽たちがミョンウォルを残して引いてしまいます。ミョンウォルは一瞬動揺しますが、すぐさま長剣を手にし、再び舞い始めます。ミョンウォルはこの時、ウノのために舞っていた喜びを思い出しました。しかし審査の宴を戦いの場とし、人前で師匠の顔を潰したとしてミョンウォルは罰を受けることに。約束通り官婢(かんぴ、国有の奴婢)になると言うミョンウォルに、ジョンハンは、ペクムのもとに戻って鶴の舞の舞譜を完成させるよう命じます。

ジョンハンは手柄のためにミョンウォルに近付いたとペクムから言われ、ジョンハンに問い詰めるも否定せず・・・。そんな中、ピョクケスの宴会に出たミョンウォルは、深酒をあおり、無礼な態度をとって帰ってしまいます。激高するピョクケスを慰めるタンシムに、ピョクケスはさらに辛く当たります。ミョンウォルは、母ヒョングムに、ウノを失ってから初めて恋をしていると思いを吐露。

『本当の大人。あの人(ウノ)とはそこが一番違うの。』

ペクムとともに鶴の舞の修練を始めるミョンウォルに、功績を得るために一時も時間を無駄にしないよう言うジョンハン。一方、ミョンウォルの心を得るため、ピョクケスはヒョングムからコムンゴを習い始めます。自分の想いより、ピョクケスの想いを叶えるため、タンシムがヒョングムに懇願したのです。ピョクケスのコムンゴの音に、輿(こし)を止めて立ち寄ったミョンウォルは、詩のお礼を言います。ミョンウォルは詩を贈りますが、ヒョングムに言われた通りに行動するピョクケスは、そのまま去ってしまい・・・。

ピョクケスの思惑をミョンウォルは見抜いていました。ピョクケスの詩ではないことがわかっていたのです。一方、ジョンハンも詩を盗まれたことに気付き、ピョクケスに怒りをぶつけます。そうまでしてもミョンウォルの心が欲しかったと言うピョクケスに、ジョンハンは真心を与えるよう助言します。ジョンハンが都に戻ることを知ったミョンウォルは、渡し場で追いつき、詩を返します。抱きしめるジョンハンに、いつか消える愛より礼曹判書としての志を果たして欲しいと告げます。

『遊びの縁なら結ぶな』

一方、メヒャンもミョンウォルの才能に本格的に魅了されている様子。愛弟子プヨンに、一生のすべてをかけてもミョンウォルには勝てないと言い切ります。その後、未完成の太鼓の舞"鳴鼓舞(ミョンゴム)"を一心不乱に舞うメヒャンを見たプヨンは、完成させる手助けを申し出ます。そうまでしてもミョンウォルに勝ちたいプヨンにメヒャンは・・・。

『天才とは常に、努力する修才を苦しめるものだ』

ジョンハンは都に戻らず、民に交じって農作業をしながら民の歌を聞いていました。その後、ジョンハンは自分がウノの代わりになると申し出ますが、ミョンウォルは終わった話だと断ります。仕草から考え方、口にする言葉まで、ウノとジョンハンは似ていました。ウノを忘れ、ジョンハンへの想いを認めるのが怖かったのです。再び愛する人を辛い目に合わせないよう、護衛ムミョンを妓夫として、ジョンハンへの想いを断ち切ろうとします。



【感想・評価】

ついに互いの想いを知るミョンウォルとジョンハンですが、ソン長官とペクムもかつて恋仲だったんですね。ペクムは芸を選んだけど、実はミョンウォルを理解していて、それでもミョンウォルの芸の才能を優先しているのかもしれない・・・と思ってしまいます。

いつの間にかウノよりも好きになってしまって思い悩むミョンウォルを見てると、こっちまで辛くなってしまう。私はまだウノ派ですけどね!

そしてこれまでチラっと出ていた護衛のムミョンが、やっと表に出てきましたね。ただの護衛かと思いきや、文才があってミョンウォルの夫になるとは・・・。

忘れちゃいけないウノのお友達サンス。すごく良い!ミョンウォルの妓生仲間エンムと、相変わらずイチャイチャしてます。

続きは「ファン・ジニ」あらすじ・ネタバレ⑥へ!

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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