わたしは、あきらめない!
2011年に公開された韓国映画「ブラインド」の日本リメイク作品で、2019年公開の『見えない目撃者』をご紹介します!
盲導犬を連れた盲目のヒロインを吉岡里穂主演で、ヒロインと行動を共にするスケボー少年を高杉真宙が演じて話題になりました。
かなりエグいシーンがあるため、本作品はR15+となっています。苦手な方はご注意ください!
なるべくネタバレをしないよう書いていきます。
それでは最後までお付き合いください!
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【あらすじ】
警察学校卒業式の日、過失により交通事故を起こし、弟と視力を失い盲導犬を連れている主人公の浜中なつめ。
配属が決まっていた警察を依願退職し、音声の文字起こしの仕事をしている。
ある夜、目の前で接触事故を起こした車の中から助けを求める少女の声が聞こえ、警察に証言するが相手にされなかった。
誘拐事件だと確信するなつめは、その接触事故のもう片方である高校生のスケボー少年国崎春馬を探し出し、証言してもらうよう頼む。
春馬は唯一、車の運転手と事故当時話していたが、車の中には誰もいなかったと言う。
なつめの勘違いだったのか・・・?
しかしなつめは少女がいたと確信しているため、独自に調査を始める。
そんななつめを見た春馬も手伝うことに。
【みどころ】
女子高生連続猟奇殺人事件
偶然遭遇した接触事故で、車内から少女の声が聞こえたことから、誘拐事件だと確信したなつめ。
女子高生の失踪が続発していることと関係があるのではと疑い、なつめの話を信じてくれた春馬と、木村刑事と吉野刑事の協力を得て捜査を始める。
それが今日本中を震撼させている連続殺人事件へと繋がり、15年前に起きた猟奇事件を思い起こさせる儀式殺人だと気付きます。
猟奇殺人です。ここは閲覧注意シーン満載で、少しキツかったです。
"救さま"と呼ばれる存在
捜査をしていくうちに、家出少女がいる風俗で、女子高生から"救さま(きゅうさま)"の存在を聞きます。少女たちを救ってくれるからそう呼ばれているらしい。
失踪している女子高生には共通点があります。それは家出少女だということ。
家族も探さないので、いなくなっても問題ないと踏んだ犯人は、ワケありの家出少女ばかりを狙いました。
リアルですよね・・・。
なつめのバディ、パル
なつめとバディを組む盲導犬。
見えないなつめにとって、パルが唯一の光です。常になつめの隣にいて、なつめをサポートしています。
殺人鬼に追い詰められた時、果敢に飛びかかったパルが忘れられません!
【主要人物(キャスト)】
浜中なつめ(吉岡里帆)
自身の過失による交通事故により、弟と視力を失ったことから、警察を依願退職し、音声の文字起こしの仕事をしている。
見えない分、視力以外の五感が人並外れていて、偶然居合わせた接触事故を起こした車の中から少女の声が聞こえ、誘拐事件だと確信。
警察に訴えるが、聞き入れてもらえなかったため、独自に調査することに。
国崎春馬(高杉真宙)
高校生のスケボー少年。
車と接触事故を起こし、事故当時、車の運転手と話をしていたが、車内には誰もいなかったと記憶している。
事故の話を聞きにきたなつめを、最初は邪険にするが、なつめの訴えに心を動かされ協力する。
【感想・評価】
感覚は、何かを失うと、ほかの感覚が研ぎ澄まされるそうですね。なつめの場合は、視力を失い、聴力や触覚が人並み以上になっているようです。
配属前の新米警察官が、ベテラン以上に才能を発揮するという設定は少し非現実的な気もしますが、終盤はハラハラドキドキで駆け抜けました。
かなり!エグいシーンがあるので、スプラッタが苦手な人にはオススメしません。
盲目を演じる吉岡里帆と、非行少年を演じる高杉真宙に加え、刑事役の田口トモロヲと大倉孝二などの実力派俳優が素晴らしい演技で魅せてくれました。
サイコパスな犯人を演じた役者さん(あえて伏せておきます)は、二面性をうまく演じ分けていて、他の作品も見てみたくなりました。
サイコサスペンススリラー(スプラッタ付き)にあった唯一の癒し、盲導犬パルの勇姿輝く『見えない目撃者』はオススメ度「★★★」
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