イケメンだらけの高麗皇室にタイムスリップ!?「麗~花萌ゆる8人の皇子たち~」【感想・評価・レビュー】

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韓国ドラマ 麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~/DVD-BOX Blu-ray-BOX

"血の君主"と呼ばれる仮面の皇子

2016年9月~2016年11月まで韓国SBSで全20話で放送されたテレビドラマ「麗~花萌ゆる8人の皇子たち~」をご紹介します!

原作は中国の女性作家・桐華の小説『歩歩驚心』をドラマ化した「宮廷女官 若曦ジャクギ」が大ヒット。

(※極力ネタバレをしないよう、おもしろさだけ伝わるように書いていきます。)

日本では2017年~2019年にわたりテレビ東京やBSフジで放送されました。

溺れて目覚めた先はイケメンたちが入浴中の大きな湯殿!そこは千年前の高麗時代の皇室だった。

そこで生き抜くと決めたヒロインと8人のイケメン皇子たちが繰り広げる夢のような皇宮ライフに目が離せません!

血の君主ワン・ソに"女よりもきれいな男"イ・ジュンギが、現代っ子ヒロインには人気歌手IUアイユー)がばっちりハマっていました。

とりあえず流行りのタイムスリップ系はおさえておきたいところです。

史実に基づいたフィクションなので、自分がヒロインになった妄想も出来ますよ!

※朝鮮王朝時代の身分制度をまとめた記事はこちら。

それでは最後までお付き合いください!

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【あらすじ】

化粧品販売員のコ・ハジン(IU)は、湖に落ちた子供を助けようとして溺れてしまいます。

目を覚ますと高麗時代にタイムスリップしていた!

ハジンの魂は、高麗時代を生きるヘ・スに乗り移り、高麗の初代皇帝ワン・ゴンの宮廷で出会った8人のイケメン皇子たちに囲まれ過ごすことに。

優しいイケメン第8皇子ワン・ウクに惹かれる一方、冷徹なツンデレ第4皇子ワン・ソに心を揺さぶられます。

知らない土地に引っ越すのとはワケが違う。

最初は戸惑いますが、この時代を生き抜く覚悟を決めます。

そんな時に優しく見守ってくれるウクを好きになっちゃうのは仕方ない!男の色気たっぷりだしね!

でも主人公は現代女子なので、冷たい男に惹かれちゃうんです。仕方ない!

ワン・ソが後世では<血の君主>と恐れられた光宗だと気付き、そうはさせまいと心に決めたヘ・スの恋心は歴史を変えてしまうのか・・・?

現代の常識が通用しない千年前の高麗時代を生き延び、現代に戻れる日は来るのか・・・?

3/2(木)発売「麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~」DVD予告編

【みどころ】

8人のイケメン皇子

第8皇子ワン・ウク(カン・ハヌル)・・・高麗で最初に出会った皇子。優しく見守ってくれ、夫人を亡くした後に婚姻の約束をする。

第4皇子ワン・ソ(イ・ジュンギ)・・・顔に傷がある冷徹な皇子。強引ながらも一途にスを思い、心を通わせる。後の第4代皇帝光宗。

第1皇子ワン・ム(キム・サノ)・・・皇位継承者。心優しく、権力争いに怯えている。

第3皇子ワン・ヨ(ホン・ジョンヒョン)・・・ソの兄。虎視眈々と皇帝の座を狙っている野心家。

第9皇子ワン・ウォン(ユン・ソヌ)・・・八方美人。損得で動くお調子者。

第10皇子ワン・ウン(ベクヒョン/EXO)・・・明るくいたずらっ子で子犬のように無邪気。可愛い弟的存在。

第13皇子ペガ(ナム・ジュヒョク)・・・芸術を好み、ソとスの良き理解者。

第14皇子ワン・ジョン(ジス)・・・陰ながらスを想い、後に共に過ごすようになる。

 

このドラマはイケメンを見るための作品です。目の保養です。

ウクは男の色気が抑えきれず溢れ出てるし、ワン・ソはお美しいの一言に尽きる。

意地悪皇子のワン・ヨもなんだかんだイケメンだし、ワン・ウンは人気No.1 K-POPグループ“EXO”のメンバーだし、ペガは日本人好みの薄顔イケメン。

イ・ジュンギ目的で見始めたけど、個人的イチオシはペガ役のナム・ジュヒョク!

権力争い

皇帝が最初にすることは、兄弟を殺すことだと言われている。謀反を防ぐ、つまりは自分を守る為に。

第1皇子ワン・ムは、第2代皇帝(恵宗)になってからも毎日怯えていた。良く眠ることもできず、持病もひどくなり、精神的にも限界が来ていた。

結局、死んだと思われた第3皇子ワン・ムと第9皇子ワン・ウォンにより死に追いやられ、ワン・ムが第3代皇帝(定宗)となる。

しかし、兄弟の骨肉の争いを止めたい第4皇子ワン・ソと、望むものを手に入れたい第8皇子ワン・ウクも、自身が皇帝になることを望むようになる。

それまで頻繁に集まり、お茶しながら談笑していた兄弟が、権力を争い殺し合う・・・。

私にとって妹と弟は守るべき一番の味方ですが、それが段々信じられなくなり、あげく殺されるかもしれないと考えるとゾッとします。

時代が違えば生き方も考え方も何もかもが違う。

生まれたのが現代で本当に良かった!

恋の行方

高麗のヘ・スに現代を生きていたハジンの魂が乗り移ったことから始まるこの物語。

戸惑いながらもヘ・スとして生きることにしたハジンを、優しくいつも助けてくれるワン・ウクに惹かれますが、ウクには妻がいたので諦めようとします。

夫人が病により亡くなった後、ウクもヘ・スに惹かれていた事を告白し婚姻を約束。

そんな中、ワン・ウンからもアプローチされるが、ヘ・スはその気持ちには気付かないながらも励まされます。

そしてワン・ジョンも秘かにヘ・スを想っていますが、ヘ・スの気持ちを大事にしています。

誰もが恐れる自分を恐れないヘ・スに、ワン・ソは一途に想いを寄せるようになり、ヘ・スはその強引さに心を揺さぶられる。

でしょうね!女は強引な男の人に弱いのよ!

これはドラマのお話です。しつこいと嫌われますのでご注意ください。



【感想・評価】

とにかく皇子がイケメン揃い!

ワン・ソを演じるイ・ジュンギが美しい・・・美しすぎる!『イルジメ~一枝梅』で魅せたお調子者とは打って変わって、冷徹で<血の君主>と呼ばれる光宗。

自他ともに認める時代劇でこそ活きる俳優さんです。

ペガを演じるナム・ジュヒョクは初見でしたがハマりました。他の作品も見てみようかな。

悪役のワン・ヨを演じるホン・ジュンヒョンも綺麗な顔立ちで、腹立つけどイケメン!

物語の中では、現代では考えられないようなことがたくさん。

権力や身分の為に、不当な扱いを受けたり、言いたい事も言えなかったり、理不尽に拷問を受け、最悪命まで奪われてしまう。

そしてこの時代の皇族は近親婚が多かったそうです。このドラマにも出てくるヨナ皇女も、異母兄の光宗に嫁ぎ皇后になっています。

その子供がまた皇帝になり、近親婚を繰り返しだったそうですが、何も問題はなかったのでしょうか・・・。

ウクとソとヘ・スの三角関係は、切なく終わってしまいました。

権力を優先したウクと、心を最優先したソ。ソの気持ちや立場を理解し、身を引くことを決めたヘ・ス。

最後の最後には・・・!ああ切ない・・・

評価としては時代劇とイケメン好きな人にはオススメ!

時代劇をよく観ている人は既にご存じであろう身分制度ありきなので、ハッピーエンドではないけど「オススメ度★★★★」で締めたいと思います。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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