人間の狂気と闇が渦巻く都「ブラックラグーン」【感想・評価・レビュー】

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罪は血で贖う。犯罪都市ロアナプラの物語・・・。

「金は神か?」「金は力さ、神よりよっぽど役に立つ。」いやぁ面白いですわ。観てきたのは広江礼威先生の「BLACK LAGOON」なんですが、ハードボイルドなガンアクション作品でかなりハマりました!

登場人物も個性が強く、魅力的なキャラが多いのでこの手のアニメが好きな方には神作品になること間違いなしです。

ロアナプラと呼ばれる様々なマフィアの利権が絡んだ街で、普通の日本人サラリーマン・岡島緑郎(通称・ロック)が運び屋「ラグーン商会」の一員として生きていく物語。

多くの犯罪が作中に登場してくる作品で、児童ポルノやスナッフ映像に関係した双子のヘンゼルとグレーテルのお話や血、人体欠損のシーンもあるのでグロいシーンが本当に苦手な方は観ない方が良いかも・・・。

しかし想像以上の魅力と面白さが詰め込まれた作品なので、アニメ好きな方にはぜひ観ていただきたい!

それでは「ブラックラグーン」の面白さをレビューと共に書いていきますのでお付き合いください。

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かんたんなあらすじ紹介!

ごく普通の日本人のサラリーマン岡島緑郎(ロック)は一流企業、旭日重工株式会社の資材部東南アジア課に勤務していた。ある日海賊まがいの運び屋「ラグーン商会」に拉致されてしまった。

会社の上司にあたる景山は会社が行っている違法行為の機密保持のため、憲兵部隊を雇ってロックを消そうと目論んでいる。

「ホテル・モスクワ」は旭日重工と交渉するが、上司たちはロックを簡単に切り捨て世界の現実を理解する。

自分の居場所を失くしたロックはラグーン商会の一員となり、マフィア・殺し屋・憲兵・娼婦などが集う都ロアナプラの住人となった。

争いごとが嫌いな参謀役ロックと短気でトラブルメーカーのレヴィは、互いにない部分を補い合いながら相棒として犯罪都市ロアナプラで生きていく。

この作品の見どころ紹介!

魅力的な登場人物!

この作品の主人公となるのが日本のサラリーマン・岡島緑郎ロック‟2丁拳銃‟(トゥーハンド)の異名を持つ中国系アメリカ人のレヴェッカ・リー(レヴィ)。この2人が運び屋ラグーン商会の一員として請け負う仕事で様々なトラブルが起きるのですが、サラリーマン時代の知識や情報を交渉や判断材料として考えるロックと銃ですべてを語るレヴィが軸となり乗り切っていきます。

個性的な登場人物の中でもレヴィは女なのにどんな男よりもカッコいい!!!いちおうヒロインとして登場しているのですが、女らしさは皆無。ショートパンツに大きな胸を隠すのはタンクトップのみ。

首筋から右ひじにかけてとライバルの刺青を入れており、「ソード・カトラス」と呼んでいるベレッタM92FS Inox(海外製コピー品)をカスタムした銃を2本使っているのですが、銃撃戦の時は生き生きとしながらも悪魔のような表情を見せます。

相当の犯罪歴もあり、生い立ちも壮絶なもので、作中で語られていますが目を覆いたくなる内容です。

こんな事ばかり書いているとかなりイカつい女性を想像しそうですが、不思議な美しさと魅力を持っているので観た方は忘れられなくなるでしょう。

他にもホテル・モスクワを仕切るバラライカ、暴力教会のシスター・エダ、フローレンシアの猟犬と呼ばれていたラブレス家のメイド・ロベルタ、チャイルドポルノに出演しスナッフフィルムの加害者として精神が歪んでしまった双子・ヘンゼルとグレーテルなど魅力的すぎる人物が多く登場してきます。

人物の紹介だけでかなり長くなりそうなので本当に一部しか書けてませんが、その魅力はPVで確認して作中でそのイカれ具合を確認してください。

Black Lagoon ブラック・ラグーンアニメPV

悪人だらけの裏社会!

物語の主な舞台となる「ロアナプラ」は架空の犯罪都市。多くの犯罪組織があり、代表的なものはロシアンマフィアのホテル・モスクワ、香港マフィアの三合会、イタリアンマフィアのユーサ・ノストラ、コロンビアマフィアのマニサレラカニエルが登場しています。

中でもバラライカ率いるホテル・モスクワは街の抑止力となるほどのマフィアで、アフガニスタンの帰還兵で構成されているので軍隊と変わらない戦闘力があります。

そんな街で運び屋をしているラグーン商会は運賃さえ払えばどんなものでも運ぶ仕事をしており、マフィアたちを敵に回すことも多いので常に銃撃戦が繰り広げられています。

これほどの犯罪組織が集結している街の治安がどれほど悪いかというと、殺しや麻薬は日常的に行われており、中立の酒場「イエローフラッグ」は開店してから全壊6回、半壊15回のするほど危険な街。

裏社会や銃火器、激しいアクションが好きな人なら確実にハマる作品だと思います。

また、こういう世界を生きてきた人間だからこそ言える言葉や言い回しが深く、カッコいいので、一つ一つをシーンに合わせて聞いて欲しい。

カッコよすぎるバトルシーン

この作品では裏社会が舞台になっているので戦闘=殺し合いです。激しい銃撃戦を個性豊かな登場キャラが繰り広げていくので激しさの中に様々な魅力が見えてきます。

使う武器もさまざまで、銃だけでもソード・カトラスと呼ばれたベレッタ92Fを始め、デザートイーグルやS&W、SDVドラグノフ スナイパーライフルまで登場するのでガンマニアの方にはたまらないでしょう。他にもRPGやグレネードランチャー、紐付きの柳葉刀にチェーンソーなどキャラを色濃く表した武器も登場するのでそこにも注目していただきたい。

そしてそれぞれの物語はほどんどがバッドエンドに近い終わり方をしていきます。掃き溜めのような場所で生き抜く人間の強さと闇が色濃く見える世界です。

中には両腕が切れた状態で泳がされるシーンや、狙撃で身体の一部が更け飛ぶシーンもあります。そして生きた人間に絶命するまで釘を刺す双子も登場しますのでゴア表現が苦手な方はご注意を・・・。



神過ぎるOP・ED

まず作品が始まる前に聞くOPなんですが、かなりの神曲なのでここでご紹介しておきたいと思います。

使われている楽曲はMELLの「Rad fraction」ロックな曲調にきれいでパワフルな女性の声が魅力の楽曲で、全英語歌詞ながら耳に残るほどカッコいいです。

早く続きが見たいと思いながらもイントロが始まると聞き入ってしまうので、葛藤しながらも最後まで聞いてしまっていました。

また、EDは固定されていないのですが、中でも印象的なのがMINAKO OBATAさんが唄う「The World of midnight」双子の話のEDで使われている楽曲なのですが、透明感がありながらも圧倒的な存在感が伝わってくる作品でした。

ストーリーを観て双子の悲しいエンディングに非常に合っている楽曲なので、ぜひアニメの方で聞いて欲しい楽曲です。

ちなみにオリジナルサウンドトラックでは両方聞くことができ、作中で使われている素晴らしい楽曲も聞けるのでかなりおススメです。

リンクページから試聴も出来るので、気になる方や作品にハマった方はぜひチェックしてください。

まとめ・評価

正直、ここまで見ハマるアニメ作品に出会えるとは思いませんでした。人間の闇が色濃く表された「ブラックラグーン」の世界は何度見ても鳥肌が立つほどカッコいいです。

作中で使われる言葉もかなりブラックジョークがきいており、言い回しがカッコいいので一度は使ってみたい!中でもバラライカの「踊れ!」は頭に深く残るほどカッコよく、狂気に満ちていますので観る方はぜひ注目していただきたい。

原作の漫画も良いですが、声優がキャラに合っていてカッコよさが耳にダイレクトに伝わってくるのでアニメ版をオススメしたいです。そしてブラックラグーンの世界にハマった方は漫画の方にも手を出していただくと、キャラをしっかりわかっているので入り込みやすいかと思います。

ストーリーは複数話で区切られているので気軽に見やすく、話しのオチもしっかりついていました。もう何度見たかわからない神アニメです。

最後に評価ですが、見終わった後でも頭に残る強烈なストーリー、キャラ、言い回しが素晴らしく、治安が悪い所での生きることの辛さをしっかりと表現できていたので「オススメ度★★★★★」で締めたいと思います。ぜひ観てください!

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