追う者と追われる者、その二人を愛した女「推奴~チュノ~」【感想・評価・レビュー】

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韓国ドラマ 推奴~チュノ~/DVD-BOX

追う者の初恋と追われる者の最後の恋

2010年1月~3月まで韓国KBS2にて全24話で放送され、瞬間最高視聴率41.9%を記録したアクション時代劇「推奴(チュノ)」をご紹介します!

日本では、『推奴 -THE SLAVE HUNTERS- 』として2010年にアジアドラマチックTV★So-netで、2011年にBSジャパンとテレビ東京で放送されました。

主人公で追う者イ・テギルをチャン・ヒョク、追われる者をオ・ジホが魅せるほぼスタントなしのアクションは必見!

2人の男性の狭間にいる美しいオンニョン役のイ・ダヘは、韓国最高の伝統美人を選ぶミスコンテスト"春華(チュニャン)選抜大会"で、見事グランプリに選ばれた経歴を持っています。

2人の男の肉体美とイ・ダヘの顔面美に一瞬たりとも目が離せません!

※朝鮮王朝時代の身分制度をまとめた記事はこちら。

それでは最後までお付き合いください!

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【あらすじ】

「推奴(チュノ)」は李氏朝鮮時代に実在した職業で、逃亡した奴婢(ぬひ)を捕らえて連れ戻す役目を果たしていた。

推奴師のイ・テギルと奴婢に転落して逃亡するソン・テホ、その2人を愛し愛されるオンニョンをめぐって展開される物語です。

裕福な両班(ヤンバン、貴族)の家に生まれた主人公のイ・テギルは、使用人のオンニョンと身分違いの恋に落ちる。

それを知ったテギルの父によって身売りされる直前に事件が起きる。

奴婢(ぬひ)の身分に我慢できなくなったオンニョンの兄がテギルの家に火を放ち、オンニョンを連れて逃亡する。

2人を探すため推奴師になったテギル。

一方、朝鮮最強の武将と言われたソン・テハは、友人の裏切りによって奴婢に転落。

苦労を共にした次期国王の昭顕世子(ソヒョンセジャ)からの手紙を受け取り、昭顕世子の息子・石堅(ソッキョン)を朝廷の陰謀から守るために逃亡奴婢となる。

逃げるテハはテギルに追われることになるが、同じく逃亡中のテギルの初恋の相手であるヘウォンと名前を変えたオンニョンと出会い、共に行動する。

テギルはオンニョンが逃げたことを許せないけど、愛情も捨てきれず葛藤する日々を送ってきたようで切ない気持ちになりました。

愛する人を探し続けるテギルと、追われる身となったテハ。

オンニョンはどちらを選ぶのでしょう・・・?

韓国ドラマ『チュノ~推奴~』予告編

【みどころ】

身分違いの恋の行方は?

貴族のテギルと奴婢のオンニョン。

テギルは立場上、公にはできないものの出来うる限りの優しさでオンニョンを癒していた。

寒い冬の日、テギルは小石を火鉢で熱してそっと部屋の外に置いておき、それに気付いたオンニョンが拾って凍える手を温めていたシーンはほっこりしました。

やっとのことでオンニョンに辿り着きますが、別の男と夫婦同然に暮らしていることを知り、涙を流し立ち去る・・・

切ない!泣かないで!

たくましい肉体美に悶える・・・!

何と言ってもチャン・ヒョクとオ・ジホの鍛え抜かれた肉体に目はクギ付け!

程よい小麦色の肌に、引き締まって当然のように割れた腹筋、たくましい腕に、野性的な男らしい顔立ち。

ちなみにチャン・ヒョクは、ブルースリーが創始者の武道ジークンドーで鍛えたそうですよ!

しかーし!完璧な肉体美にも勝るチャン・ヒョクの魅力は、目ヂカラ!

その目からは、悲壮感、絶望、愛情、優しさなど、たくさんの感情を読み取ることができます。

見つめ合うと素直におしゃべり出来ません。

チャン・ヒョク、オ・ジホ好きにはたまらない作品です!

韓国の身分制度

朝鮮王朝には、徹底した身分制度がありました。

上から、王族、両班、中人、平民、賎民となり、本作では主に両班(貴族)と賎民(奴婢)が出てきます。

国政を担う官職につくことができるのは両班だけで、賎民は、平民同様に普段の生活は出来ますが、奴婢として物と同じく売り買いの対象とされました。

奴は男性の奴隷、婢は女性の奴隷を意味し、頬や額などにそれぞれ"奴"と"婢"の入れ墨を入れられています。

このドラマでは、身分の低い人たちにもスポットが当てられていて、虐げられる苦しい生活から抜け出したい奴婢たちが、貴族や推奴師を狙って暗殺します。

凄腕のスナイパーもいて、秘密裏に事を進めていれば貴族いなくなってたんじゃ・・・

切ない奴婢同士の恋愛も描かれているので、ぜひ観ていただきたい!



【主要人物(キャスト)】

イ・テギル(チャン・ヒョク)

裕福な両班(ヤンバン、貴族)の家庭で育ち、使用人だったオンニョンと身分違いの恋に落ちる。

ある事件により家門が没落し、オンニョンが逃亡した事をきっかけに、オンニョンを探すため推奴師になる。

ソン・テホ(オ・ジホ)

かつては朝鮮最強の武将だったが、友人の裏切りによって奴婢に転落。

人質として捕らえられていたが、苦労を共にした亡き昭顕世子(ソヒョンセジャ)の息子である石堅(ソッキョン)を朝廷の陰謀から守るために逃亡し、追われる身となる。

その道中、ケガで倒れたところをヘウォン(オンニョン)に助けられ、行動を共にするようになる。

オンニョン(イ・ダヘ)

テギルの家の使用人。

兄に連れられ逃亡し、テギルは兄の放火により死んだと思っていた。

兄が両班の身分を金で買い、キム・ヘウォンと改名する。

【感想・評価】

いやぁ~おもしろかった!

チャン・ヒョクの目がもうたまらん・・・目で演技するってこういう事なのね。

切なさのオンパレードだったけど、それすら忘れさせるアクションシーンも素晴らしかったです!

実はこのドラマ、2周しました。時間が経てばもう1回でも観られます。

韓国ドラマってスロースターターなんですよね。

面白くなるまでが長くて、それを乗り越えたら一気に見ハマる作品が多いです。

「推奴~チュノ~」は最初から面白かったので、オススメ度は「★★★★★」

次の作品をお探しの方には「イルジメ~一枝梅」がオススメ!

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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