記憶喪失の伝説の殺し屋 韓国映画『LUCK-KEY/ラッキー』感想・評価・レビュー

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韓国映画 LUCK-KEY ラッキー/DVD

暗殺のターゲットは、上の階の住人

2016年の韓国映画『LUCK-KEY/ラッキー』をご紹介します!

主役を喰う”シーン・スティーラー”と名高いユ・ヘジンとイ・ジュンの共演で、韓国コメディ映画史上最速で観客動員数500万人を突破した大ヒット作。

2人の恋の相手役には、「王の顔」のチョ・ユニと、「情愛中毒」のイム・ジヨン。

本作は2012年の堺雅人と香川照之共演の日本映画「鍵泥棒のメソッド」のリメイクで、韓国映画らしい過激なアレンジがされています。

それでは最後までお付き合いください!

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『LUCK-KEY/ラッキー』のあらすじ

成功率100%のパーフェクトな殺し屋ヒョンウク。ある日の仕事帰りに立ち寄った銭湯で、せっけんを踏んで転倒し、頭を強打して記憶喪失に。

更に偶然その場に居合わせた売れない貧乏役者のジェソンが、ヒョンウクのロッカーの鍵をすり替え、ヒョンウクは記憶喪失の役者ジェソンとして生きることに。一方ジェソンは、ヒョンウクにかかってきた依頼の電話を取ってしまい…。

8/19公開!『LUCK-KEY/ラッキー』 予告篇

みどころ

殺し屋と貧乏役者の出会い

家賃も払えない売れない貧乏役者のジェソンは、銭湯で高級時計を持った男を見かけます。頭を洗っていると、足元にロッカーのカギが飛んできて、先ほどのお金持ちの男のロッカーのカギだと気付きます。

男はせっけんを踏んで足を滑らせ、頭を強打して病院へ。そのすきに自分のロッカーのカギとすり替え、1日だけ豪遊しようと考えます。

綺麗なスーツを身に着け、滞納していた家賃を支払い、高級車に乗り込み、知り合いに借金を返してまわります。

しかし思い直してすべてを返そうと、男が運ばれた病院へ。男の私物が入った紙袋をそっと置き、自分の荷物を取ろうとした瞬間、手を掴まれたジェソンは…。

入れ替わったふたり

記憶をなくし、自分がユン・ジェソンだと思っている男。その正体は伝説の殺し屋ヒョンウク。銭湯で転倒し、頭を強打して病院に運ばれました。

退院時、お金が足りず支払いに困っているところに、銭湯から搬送してくれた救急隊員のリナに声を掛けられ、立て替えてもらいます。その後自宅まで送ってもらい、身辺整理のあとがあることから自殺を図ったと思いこみます。なくした記憶を取り戻そうと情報を整理し、情報収集のために近隣住民を訪ねてまわりますが門前払い。

その後、リナの母が経営する食堂で働くことになったヒョンウク。得意な包丁さばきを活かし、お店は大繁盛。しかし自分の職業が役者だと知り…。

一方、ジェソンはヒョンウクの自宅へ行き、まるで宮殿のような豪邸に驚きます。しかし段々と慣れていき、豪遊するように。適当にとったワインボトルには仕掛けがあり、秘密の扉が開きます。中にはナイフや銃などの武器、防犯カメラ、パスポート、身分証などが大量に。防犯カメラの映像や無線が流れ、そこに映る美しい女性は内部告発して保護され、ヒョンウクは警察官だと思い込み…。

ジェソンはヒョンウクの家で豪遊し、ヒョンウクは真剣に役者を目指すように。

伝説の殺し屋

ついにヒョンウクの記憶が戻り、自分の部屋へ戻ると、ちょうどジェソンとウンジュが逃げる計画を立てていました。そんな2人に「大芝居をうつ」と言うヒョンウク。

伝説の殺し屋の正体は、逃がし屋でした。偽装殺人でターゲットを逃がしていたのです。実はヒョンウクは、殺し屋として複数の連絡先を持ち、ターゲットがウンジュだけではなく自分とジェソンも入っていたことで、共倒れしたことにしようとします。

偽装殺人で逃がすにあたり、ヒョンウクがターゲットに求める2つのルールがありました。「自分以外に居場所を知らせないこと」と、「死ぬ演技の体得」。

証券会社の上層部が見守る中、3人は…。

 

残念なところ

あるなら教えてほしいです。ずっと面白くて楽しめました!

主要人物(キャスト)

ヒョンウク(ユ・ヘジン)・・・伝説の殺し屋。銭湯で転んで記憶喪失になり、役者ジェソンとして生きることに。

ジェソン(イ・ジュン)・・・貧乏役者。ヒョンウクとして生きることに。ウンジュにひとめ惚れし、偶然を装って近づく。

リナ(チョ・ユニ)・・・ヒョンウクを病院へ搬送した救急隊員。

ウンジュ(イム・ジヨン)・・・ヒョンウクの上の階の住人。証券会社を内部告発したことで恨まれ、ヒョンウクが依頼された暗殺のターゲットとなった。

感想・評価・レビュー

監視カメラに映るウンジュが、ナイフなどで自分を刺すような真似をしていたのは、死ぬ演技の練習だったんですね。謎が解けました。

シーン・スティーラーは作品中の撮影でもシーン・スティーラーでしたね。主役が傲慢でイヤなヤツだったし、余計にそう思えたかもしれません。

名バイプレーヤーのユ・ヘジンが主演ということで見ましたが、やっぱこの人いい!すごくいい!イヤな役も多いですが、本作のようなコミカルな役が合いますね。日本で言うと阿部サダヲポジションかな?

王の顔」のチョ・ユニも相変わらず美人さん。お肌きれいだし、美人なのに可愛らしい。日本でも人気のイ・ドンゴンの元奥さまなんですね。こんなママなら自慢だよ!

名脇役の主演作『LUCK-KEY/ラッキー』はオススメ度「★★★★★」

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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