「ファン・ジニ」あらすじ・ネタバレ①1話~3話

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韓国ドラマ ファン・ジニ/DVD-BOX

実在した朝鮮王朝最高の芸妓「ファン・ジニ」のあらすじ・ネタバレをご紹介します。人物紹介はコチラ

厳しい身分制度によって、人生でたった2度の恋は叶わず、芸の道を究めた女性ファン・ジニの人生を描いた物語です。

※朝鮮王朝時代の身分制度をまとめた記事はこちら。

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【あらすじ】

幼い頃から寺に預けられ、母を知らずに育ったファン・ジニ(チニ)。母を探し出したいチニは、3000回の敬拝をすれば、外に連れて行ってもらえる約束を僧侶とします。幼いチニには出来ないだろうと思っていたが、フラフラになりながらも3000回の敬拝をやり遂げ、外出を許されます。町で妓生(キーセン、芸妓)たちの宴席を見て、その舞に魅了されたチニは、ある日、寺を抜け出して(きょうばん、妓生の養成所)へ。そこで舞の練習をしている妓生を真似て踊っているところを、教坊の行首(ヘンス、教坊の長)ペクムが見ていました。一度見ただけで舞を覚えたというチニに、その才能を見い出して妓生の道へと誘います。

教坊には、伽耶琴(カヤグム)の名手でチニの母ヒョングムがいました。辛い妓生の道を我が子に歩ませたくないという思いから、母ヒョングムはチニを寺に預けていたのです。しかし母の思いとは裏腹に、チニは教坊を訪れ、妓生の世界へ足を踏み入れます。

その教坊で母ヒョングムに出会ったチニ。しかしチニに妓生の道を歩ませたくないヒョングムは、自分の娘ではないと強く否定。チニは捨てられたと勘違いしてしまいます。妓生の娘は妓生として生きなければならないという国の法律を破ったヒョングムは、牢獄に入れられてしまいます。行首(ヘンス、教坊の長)ペクムが自分の命を担保にして、ヒョングムを牢獄から出してほしいと頼み、解放されます。母と離れることを嫌がり泣きつく娘を見て、ヒョングムはチニを遠くへやることなどできなくなってしまいます。ようやく教坊に籍を置くことができたチニは、厳しい修練に励みます。

『学者にも劣らない教養を備え、美を追求し、両班(ヤンバン、貴族階級)の女性のように制約もなく、宮中の姫君にもない芸を持つ。楽器の演奏、歌声、舞、すべての芸が人生の糧となる。芸を磨き頂点に立てば、身分は卑しくても思いどおりに生きられる。それこそが妓生の人生。』

やがて月日は流れ、生まれ持つ芸の才能と美貌を兼ね備えたチニは優秀な童妓(どうぎ、妓生見習い)へと成長。両班の子息たちが、修練中のチニたちのチマを盗もうとしていました。そこでチニを見たキム・ウノは、チニから目が離せなくなり、立ち上がってチマから手を放してしまいます。チニたちが気付き騒ぎ立てたため、ウノたちは逃げます。その後、チニたちは教坊でペクムにふくらはぎを打たれます。

『妓生は喜怒哀楽や驚きさえも、心を表に出してはならない。隠し通せ。』

女として生きることを望む母は、何とかしてチニを妓生の道から抜け出すよう説得しますが、チニは聞く耳を持ちません。

ウノはチニのことが頭から離れなくなり、教坊の周りをウロウロ。そこで飛んできた絵を拾うと、チニが出てきました。恋愛などに興味がないチニは、話しかけてくるウノを冷たくあしらいます。それからもウノはチニが気になって仕方ないようす。一方チニは、教坊で何をやっても上手く出来ないケトンに化粧をして元気づけます。そこからケトンはタンシムと名乗るようになり、2人の友情が始まります。

芸に対するチニの情熱は相当のもので、舞に必要な"足の感覚"を掴むため、ペクムに内緒で旅芸人に頼み込んで綱渡りを教わるほど。人前で華麗な綱渡りを披露するまでの実力を身につけます。ところが演技の途中で、ペクムの姿が目に入り、動揺したチニは綱から転落。ずっとチニに見とれていたウノが受け止め、倒れ込んだ拍子に互いの唇が触れ合ってしまいます。そのまま逃げだしたチニを追いかけたウノは、チニの靴を持ってきてくれていました。

互いに触れた唇を気にする2人ですが、ウノはずっとソワソワし、チニは意識しながらも洗い流します。ウノの様子をずっと気にしていた使用人のトクパルは、教坊の前でウロウロしているウノを見つけ、タンシムにウノとチニを引き合わせるよう頼み込みます。お金を受け取ったタンシムは、嘘をついてチニを連れ出して谷へ。そこにはウノとトクパルが待っていました。帰ろうとするチニに、トクパルがウノからの手紙を渡します。しかしその手紙は書物から写生した詩経で、チニにからかわれてしまいます。もう1つ隠していた手紙を渡すと、今度はチニの方から誘われます。ウノが自分で考え、何度も何度も書き直した心のこもった手紙が、チニの心を動かしたのです。



【感想・評価】

童妓たちを追いかけまわす両班のご子息たちが、クムチュンにからかわれるのが面白い!普段の韓国時代劇だと、すごーく嫌なヤツばっかりなのに。本作のご子息は愛らしい子たちばかりです。

チャン・グンソクにはまったく興味がなかったのですが、一気に引き込まれました。絶賛された目の演技に、私もやられちゃいました。

使用人のトクパルもいいキャラしてます。主人であるウノに対してとってもフレンドリー。

それにしても妓生の世界は本当に厳しいものです。昔の日本も同じようなものでしょうが、今だと体罰だとかで問題になるようなこと平気でやらせます。精神論というか、体育会系というか・・・。

やっとチニがウノに心を開きましたね!楽しそうに谷で遊ぶ4人を見てると、こっちまで幸せな気分になりました。恋のはじまりはじまり~!

続きは「ファン・ジニ」あらすじ・ネタバレ②へ!

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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