「王の顔」のあらすじ・ネタバレをご紹介します!
※ネタバレを含みますのでご注意ください!
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【あらすじ・ネタバレ】
世子(セジャ、皇太子)光海君(クァンヘグン)は、王命により廃位寸前。その王命の取り下げを求めて王宮の前に座り込む儒生たち。しかし、朝鮮王朝第14代王宣祖(ソンジョ)は取り下げるつもりはありません。
「龍顔秘書(ヨンアンビソ)」というごく限られた人間しか知らないはずの王家に伝わる観相書がありました。宣祖は世子時代、「王になってはならない相」で「王になれば戦乱を招く」と観相師に予言され、王となった今もその言葉にとらわれています。生まれながらに王の相を持つ息子、光海君の相を変えるために鍼を打たせています。光海君を疎ましく思うのは父だけではありません。兄である臨海君(イメグン)も、これを機に世子の座を狙い始めます。
ある日、書庫で眠ってしまった光海君は、「龍顔秘書」を奪おうと侵入した盗賊に遭遇。1人は捕らえ、もう1人は取り逃がしてしまいます。王の顔ではないと証明したかったと言う賊を、宣祖は斬り殺します。それを見ていた光海君は、「龍顔秘書」について調べるため、内官ヨンシンを連れて町へ出ます。盗賊の腕にあった5つの点を手掛かりに、観相師だと偽って調査を始めます。そこで知り合った両班(ヤンバン、貴族階級)らしき男(の格好をしていたカヒ)に、5つの点は王を表す星座だと教えてもらいます。
流行り病で兄を亡くし、山寺の仏様の前で泣く幼いカヒは、同じく寺を訪れていた幼い光海君に、星の形が刻まれた緑色の石をもらいました。町で偶然知り合った2人は、実は幼い頃に出会っていました。その山寺の僧侶から、「女として生きれば一族が滅ぶ。」と言われ、カヒは男として生きることに。
カヒが男装した女性だと気付いた光海君は、何か事情があると察し、気付かないフリ。カヒにみせてもらった天文図に5つの点を見てある事に気付き、さらにその謎を調べることに。カヒは光海君を信用し天文図を貸しますが、その天文図が謀反の証拠とされ、大同契(テドンゲ)は逆賊にされてしまいます。書庫に入った盗賊が、大同契だったのです。「龍顔秘書」によって自身が王の相ではないことが世間に知られることを恐れた宣祖が、その存在を隠すための策略でした。しかも代々王家に伝わる書物「龍顔秘書」を燃やしてしまいます。
光海君は、妓房にいるカヒを訪ねますが冷たくあしらわれます。酔ったカヒが緑色の石を持っていたのを見た光海君は、幼い頃に山寺で会った女の子だと思い出します。
観相師コ・サンもまた、カヒが女性だと見抜き、宣祖の相を補う相だと言います。コ・サンからそれを告げられたカヒが途方に暮れていると、光海君にばったり会います。優しく慰めてくれる光海君に、名前を呼ばれてハッとします。
光海君はカヒに会う前にカヒの父ドゥソに会い、天文図を返していました。ドゥソは大同契の一員で、天文図から逆心を読み取っていた光海君は、カヒを思い何もできませんでした。しかしなぜか天文図は宣祖に渡り、ドゥソは捕らえられ、カヒをキム・ドチに託します。天文図が謀反の証拠とされたことをドチから知らされたカヒは、光海君に裏切られたと誤解します。
カヒは観相師コ・サンに、「王の側室になる代わりに両親を助けてほしい」と頼みます。カヒは宮殿に入り、それを知った光海君は連れ出そうとしますが、カヒは拒絶。一方、自身の相を補う相を持つカヒが逆賊の娘であることに悩んでいました。結局王妃の反対により、カヒと両親は流刑に。しかし実際には流刑ではなく、父ドゥソは斬首され、母とカヒは官婢に。新頭領として大同契を率いてキム・ドチが助けにきますが、母は命を落としてしまい、カヒだけ救い出されます。光海君も追ってきますが、すでにカヒの姿はなく、あの緑の石が残されていました。
3年後、屏風道士という名前で街で観相師をしていた光海君の危機を、男装したカヒが救います。ドチに助けれた後、カヒは大同契に入り、父の大義を果たそうと決心したのです。そんな時、科挙(カキョ)が行われ、観相師として光海君とドチが競うことに。2人とも合格しますが、主席を決める最終試験で、ある事件を解決した方を首席とし、王の観相師とすると宣祖が宣言。
結果、唯一の正解者ドチはではなく、別の者が合格。自分の地位を脅かす相をドチに見たコ・サンの判断でした。何としても王に近付きたいドチはカヒを連れて、宣祖の側室キム貴人の兄キム・ゴンニャンのもとへ。ある課題を果たせば側に置いてもらえることに。
王室恒例の狩りで、光海君を狙うカヒ。蘇る過去の思い出を振り切り、矢を放ちます。その時、光海君は、体を張って獰猛な犬から弟信城君(シンソングン)を守ります。その結果、矢は信城君に当たってしまい、駆け付けた宣祖に信城君が「光海君に撃たれた」と訴えます。光海君は牢に入れられ、5日で真犯人を探し出すよう命じられます。
【感想・評価】
光海君の色気がすごい。さすがキスの神様。ギュッとしたイケメンです。王様もお優しそうな顔ですが、息子に対する嫉妬心と王座への執着心でなんか複雑・・・。それより何より、観相師のコ・サンがお目め零れ落ちそうな感じが怖い。ドチは笑顔が怖い。目が笑ってないの。
幼い頃に出会い、大人になって偶然再会する。よくあるパターンのやつですね。これから恋愛関係になっていくわけですが、これがまた切ないお話なんですよ。
名君としての光海君ということで、父思い、兄弟思いのシーンが多かったです。そんな中、策略にはまってしまった光海君ですが、真犯人を見つけられるのでしょうか?見つけなきゃ世子じゃなくなってしまいますからね・・・。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
続きは「王の顔」あらすじ・ネタバレ②へ!
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