津波とサメのWパニック!極限の空間から生き延びろ!
今回見た作品はオーストラリアとシンガポールのサメ映画「パニック・マーケット」!閉鎖された空間でサメの脅威から逃げ伸びるというパニック映画になります。
あまり期待せずに見たのですが、飽きさせない展開と想像以上には緊迫感が詰め込まれた良作だったと思います。
閉鎖された空間で物語が進んでいくため絵面が地味に感じる所もありますが、テンポよく物語が進んでいくので目が離せない場面が多くありました。
サメに襲われる映画なの、で作中には人体が切断されたり出血などのグロシーンも多数ありますので苦手な方は避けた方がいいかもしれません。
本作は3Dで劇場公開されており、家庭のDVDなど2Dで見る場合にはCGが作り物感っぽく見えるシーンがある為、しっかり選んで楽しんでいただきたいと思います。
それではパニック映画「パニックマーケット」の面白さを感想とともに書いていきますのでお付き合いください。
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簡単なあらすじ紹介
事件は一軒のスーパーマーケットで起きていた。強盗に襲われ人質を取られている中、突如大きな地震が発生する。
地震により発生した津波は大洪水となりスーパーマーケットを吞み込んでしまった。
水没してしまった店内に閉じ込められた13人の生存者たち。生存者の中には強盗犯や殺人鬼も潜んでいる。そして水と一緒に巨大な人食いザメが流れ着いていた。
狂ったように人を襲い続ける巨大なサメ。閉じ込められたスーパーマーケットから脱出を求め、命を懸けた挑戦が始まる。
今作の見どころ!
迫力満点の巨大ザメ
サメが登場するパニック映画で重要となってくる巨大人食いザメですが、全体を通して非常に迫力のある出来だったと思います。
水没した車のガラス越しに見る巨大ザメは、まるで水族館の巨大水槽で見ているかのようにリアルに作られていました。
生き残った生存者がダクトから逃げ出そうとしたときの、水中からとびかかってくるシーンなども迫力満点でサメが好きな人にはたまらない場面だったと思います。
水中に潜むサメの存在感や威圧感などもしっかり伝わってきますので実際に作品を見て体感していただきたいと思います。
飽きさせないストーリー展開
物語はダラダラと引き延ばす様な場面は見られず、テンポよく話が進んでいきますので最後まで楽しんで観れる作品になっています。
仲間割れが起きる場面でも、常にサメの存在がチラついて本筋から離れることなく最後まで突き進んでいきました。
閉鎖空間で物語が進んでいくので、シチュエーションが変わらず映像的には地味な場面が続きますが、それが気にならないほど作りこまれていました。
ツッコミ所は至る所にありますが、ストレスなく最後まで見れるのでそれだけで満足度の高い良作だと思います。
ここが残念・・・
閉鎖空間ゆえの地味さ
今回の舞台が水没したスーパーマーケットになるので、閉じ込められた主人公がいるメインの売り場と地下駐車場が惨劇の舞台となります。
閉鎖空間から脱出するために生存者たちが様々な行動を起こしていくのですが、場所を移動することが少ないので同じような状況が続いていきます。
正直ジャケットに描かれているのような派手さはほとんど見られないと思います。
逃げ惑う人々や疾走感を求めている方には物足りないかもしれませんが、密室ホラーの緊張感と面白さはしっかり詰め込まれているのでこの作品の良い部分を楽しんでいただきたいです。
様々なツッコミ所!
この作品には至る所に「あれっ?」と思うようなツッコミ所が多数存在します。
少しネタバレになるのですが、店内は棚の天板すぐ下まで水没しているのに地下の駐車場が完全に水没してなかったり、建物の外に出ると津波の被害はあるが水はなかったり不思議な状況で物語が進んでいっていました。
作中に生存者の一人がサメ除けに買い物かごを体に装着して水中を移動するのですが、このくだりがギャグかと思うほど情けない亡くなり方をします。
細かい所も言えば水に落ちてしまったはずなのに次のシーンでは服や髪が濡れていなかったりと、ついついツッコミを入れたくなる点が多く存在していました。
作品の作りこみという点では残念な所ですが、そのおかしな点ですら面白く感じましたので作品を楽しむ魅力と思ってもいいかもしれません。
予告で紹介される大量の殺人ガニ
小さいカニの大群です・・・一瞬です・・・襲いません・・・
なんで予告であんなにアピールしたのかわかりません。
見たときはカニとわからずクモだと思っていました。このキーワードは忘れて本作を楽しんでください。
まとめ・評価
正直あまり期待していなかったからなのか、予想以上に楽しめた作品でした。
使われているCGも及第点かなぁと、近寄ってくるサメの迫力は作品を楽しむには満足のいく出来だったと思います。
ただ、2Dと3Dで大きく評価の変わる作品だと思います。
それでもツッコミ所が多い作品だったので、期待しすぎて見ると残念な映画に感じてしまう事は間違いないでしょう。
特別予想を上回る展開や目を覆いたくなるようなシーンはなく、最後までテンポよく楽しめる作品でしたが。行動する・落ちる・襲われるの繰り返しなのでわかりやすいです。
サメが好きな方や、気楽に映画を楽しみたいという方にはオススメできる良作だと思いますので気になっていた方は観ていただきたいと思います。
最後に評価ですが、テンポの良いストーリ進行と肝心のサメの迫力はしっかり伝わってくるのですが、同じ場所での単調な映像が続いたり名作と呼ばれる作品に比べると粗が目立ちますので「オススメ度★★★」で締めたいと思います。
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